初瀬川王国

初瀬川による直樹的な生き方の表現の場

カワサキの旗艦 ZX14Rの加速インプレッション ZZR1400と隼

2015年01月10日 10時10分00秒 | バイク
今回はこれまで乗ってきたZZR1400と発売当初のZX14R、そして、今のZX14Rを通しての加速について簡単に隼を交えてインプレッションを書きたいと思います。

現行のZX14R(以下ZX)はZZR1400(以下ZZR)と比べてどうか?
これは比べれば即誰でも判るとおもうのですが、ZXの方が明らかにトルクが増しているので車体を軽々加速させ、トルク主導で高回転のパワーまで繋がりフル加速が一定で恐怖もほとんど無く怒涛の加速をしていきます。

対するZZRは低速のトルクの薄さが起点となり、後にくる回転と共に湧き上がるトルクとパワーとの時間差でスリルと共に加速していきます。

乗り味に関して、アドレナリンの吹き出し具合で比べるならZZRであり、この味が好きな人はZXはマイルドでつまらないかもしれません。
しかし、低速トルクの違いは高回転でのパワーが同等であっても結果に大きな差をもたらします。
ノーマルドラッグレースで、ZZRがハヤブサの後塵を被り、ZXがハヤブサに勝る加速をする理由はここにあると思います。

ピーキーな乗り物を乗りこなすのがレーサーという人もいますが、レーサーは一般人より乗れる腕前は当然にありますが、レーサーもピーキーなエンジンより、リスクジャンキーでもない限り、パワーが大差ないのであれば勝ちやすいフラットトルクでピックアップの良いエンジンを好みます。
弱気とかではなく、レースを勝つにはアクセル以外にも、ブレーキ、タイヤ、他者との駆け引きなど他にもやる事が多いので「扱いやすい」つまり勝負に集中できる必要があるのです。
調整が合わずシビアなブレーキの状態であるだけで、思い切って飛び込めるコーナーが減ってしまいタイムロスと勝負ポイントを失いますし、単なる違和感であってもその感覚を持つとあのロッシですら全く乗れなくなったりします。

話はそれましたがZXはとにかく乗りやすく、パワー主導の速さというより、トルク主導の強い速さ手にしたマシンになり、それまでその強さを欲しいままにしていたハヤブサの牙城をやっと陥落させたのだと思います。

ZXが出るまでは完全に隼でした。
初代と現行の二世代でどれだけの車両にテールを見せつけてきたのかと言う強さでしたが、ZXの防衛は時期隼三代目にかかりますし、やはり期待してしまいます。

ZX14Rや隼などのメガスポーツはGTRと類似する感覚が多くいろいろ考えてしまいます。


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