葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

梅雨空

2006年07月05日 14時06分43秒 | 日記 ・ 雑記録
月曜日の夕刊 「素粒子」欄に俳句が載った。

   七月の 灯台の白 波涛の白 (末灰)

TVの画面に、チラッとでも灯台の映像が映ろうものなら、
新聞記事で、灯台関連の記事が載ろうものなら、
目ざとく見つけてしまうようになった。 灯台ファン歴半年のなせる技、か。

先週、徳山海保の灯台見回り船が防府市中関で座礁した記事があった。
海難防止のお膝元が何たる不始末、と思ったが、
徳山に限らず、訪れた海保はどこも親切だったし、
応対してくれた係官は皆さん気のいい人達だったから、なんとも複雑な思いで、
頼むから新聞沙汰にならないで‥‥と願ったものだ。

数日来 空を覆っている梅雨雲の上には、カッと照りつける夏の太陽があるはずで、
空が青ければ海も青く、冒頭の句のような世界になるはずだが、
皮肉にも、灯台の句が載ってからお天気は最悪。
瑞穂の国だから稲作には恵みの雨でも、
日照不足を理由に野菜の高騰が続くだろう。

荒川静香に続いて、中田英も引退宣言をした。
引退宣言から3日も経った今日、
毎日の朝刊など、1面を割いて中田英を扱い、ヒデの存在感を賛嘆しいたが、
ならば、W杯の2ヶ月も3ヶ月も前に特集を組んで、
走らない日本チームの精神力の弱さに警鐘を鳴らすべきじゃなかったのか。
W杯への熱気を煽り立てるお先棒を担いで、選手を有頂天にさせ、
ダメなままの選手をドイツに送り込んだのはマスメディアじゃないか。
静香にせよ、ヒデにせよ、第2のステージが描ける人は、いい。
日銀の総裁よりは、はるかにいい。

ミサイルを撃ち込んだ北朝鮮、竹島の海域を我が物顔に走り回る韓国、
尖閣諸島の近辺で傍若無人な中国。 皆さん強気ですナァ。
それにつけても日本の腰抜け外交。
馬鹿が靖国神社に参拝するから、だろうか。
戦争責任にキチンとケリをつけていないから、だろうか。

最近(も)、いいニュースはちっとも無い。梅雨空。

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