コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

親子コミュニケーションのちょっとした心がけ 8

2008-05-14 00:38:32 | 親子コミュニケーション

前回の日記に書いた、「自分の感情を吐き出したいことと、自分の思いを伝えてわかってもらうということは違う」ということについて書いて見ます。

子どもを叱るとき、最初は「これをしたら駄目」「こうして欲しい」ということを伝えたいと言う気持ちから始まると思います。
たとえば、車の通る道が危険だから「走ったら駄目」だとか、「止まりなさい」とか。
まぁ、こういう危険に関わるものならまだはっきりと伝えたいことが「危ないから」とはっきりしているのですが、「勉強しなさい」とか「片付けなさい」ということだとどうでしょう。

先の「走ったら駄目」ということなら、いくら子どもが「走ってない」と言っても実際「走っている」行為をしているかいないかで、子どもにとってもごまかしきれないのは明白です。
しかし、「勉強しなさい」や「片付けなさい」だと子どもなりに「やっているつもり」があるかもしれません。
そういうときに、しつこく「しなさい」「やりなさい」だと「やってるわ!」と帰ってくるんじゃないでしょうか。

その時点で「こうして欲しい」という気持ちとは別に「わかってくれない」という気持ちが生まれてきます。
多くの人がそういうときに自分の思い通りに行かない状況に困り、感情的になって攻撃したくなってくるんじゃないでしょうか。

感情的になるとどうなるのか。
まず、相手の言葉を聞こうとしません。
「わかってほしい」が一番ですから、自分のわかってほしい事柄をどんどん吐き出していきます。
それも過去に遡って、今まで押さえていたものまで吐き出したくなるんじゃないでしょうか。
子どもには子どもの言い分があるのですが、大人と子どもの力関係でそれがつぶされます。
言い返せる子どもがいても、「逆らうな」とさらに感情が湧き出て押さえつけます。

言いたいことが言えなくなる子どもは、どんどんストレスを溜め込みます。
「今の子どもは切れやすい」と言われますが、そうなるまで溜め込むことを強いるからです。

思い返してください。
最初は、子どものために「こうしてほしい」と伝えたかったはずです。
「子どものため」が、いつしか「自分のため」に変わっていませんか。

では、どうすればいいのか。
ひとつ試してほしいテクニックがあります。
こまめにたずねてあげること。

伝えたいことを一つ話したら「ここまででどう思う?」と聞いてあげる。
すぐに答えが返ってこないこともありますから、そのときはできるだけ待ってあげる。
悪いパターンは待ちきれずに「これこれと思ってるんじゃない」と答えを押し付けること。

答えが返ってきて、伝えたいとおもっていることと違うようなら、
「そう言いたかったんじゃないから、もう一度言うね」と。

何故そうするかと言うと、最初の事が伝わらないのに、どんどん違う話題にしていったら聞くほうも混乱しますから。
最初の「伝えたい」ということがおきざりになり、言いたい側の自己満足になっちゃう。
相手に考えさせてあげる時間であり、自分も振り返る時間ができるんです。

「伝える」ってことは、こちら側から伝えようと思うことで終わるのではなく、相手側に「伝わりました」という確認が取れてはじめて「伝える」という目的が達成できます。

実際は、感情的になっているときに落ち着くことはとても難しいです。
だからこそ、そうなる前にできることがあるならやってみませんか。

親子コミュニケーション 0 「序章」
親子コミュニケーション 1 「同じ目線」
親子コミュニケーション 2 「ありがとう」
親子コミュニケーション 3 「きれい」
親子コミュニケーション 4 「しつけ 暴力 虐待」
親子コミュニケーション 5 「呼び方」
親子コミュニケーション 6 「見本を示す」
親子コミュニケーション 7 「私メッセージ」

ジャンル:
子供
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