21世紀新訳・仏教経典(抄)

西川隆範編訳・桝田英伸監修

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この世の由来-世記経   ~三つの災い  水災 その1

2012-07-29 19:50:32 | 経典
仏陀は比丘たちに語りかける。 「さて、〈水災〉とはいかなるものであろうか。 〈水災〉が起ころうとする時、 この世の人たちはみな、〈正しい法〉を行じている。 〈誤ったものの見方〉を離れて〈正しく見ること〉を身につけ、〈身と言葉と心の行いの十種類〉も善きものとなっている(十善)。 この〈正しい法〉を行じる人々の中で、ある人が〈第三禅の悟り〉を得る。 その人は喜び、踊り上がって空中へと上がってゆく。 . . . 本文を読む
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この世の由来-世記経   ~三つの災い  火災 その7 「海の塩」

2012-07-22 19:31:47 | 経典
この海の水は塩辛く、また苦い。 それには三つの理由がある。 雲が空に満ち満ちて 〈光音天〉にもおよぶ雨を降らせた後、 雨水は〈すべての天、また須弥山やすべての大地〉を洗い流していった。 おかげで それらの“良くない汚れ、塩辛さ、苦さ”を集めた〈不浄の汁〉をも集め受け入れて一つになってしまったので 海の水は塩辛いのだ。 二つめの理由は 昔、大仙人がいて 海の水に呪いをかけてしまい、いつまで . . . 本文を読む
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この世の由来-世記経   ~三つの災い  火災 その6 「大いなる風」

2012-07-15 19:23:15 | 経典
その時 〈四つの大いなる風〉が水の上を吹き始める。 その四つとは “常に吹く風” “すべてを持ち運ぶ風” “動かない風” “かたくなな風”。 これら四つの風が吹くことで、 水は少しづつ、百ヨージャナ、千ヨージャナと減ってゆく。 何百、何千、何万ヨージャナと減ってゆく。 やがて その水を 四方向からの〈大いなる風〉が吹き始める。 その〈大風〉の名は“調和”。 水面を強く吹いてリズムよく揺らし . . . 本文を読む
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この世の由来-世記経   ~三つの災い  火災 その5 「火災の終わり」

2012-07-08 20:02:51 | 経典
仏陀は比丘たちに語りかける。 「火災が起きる時には雨が降らず、すべての実も草も木も、枯れて死んでしまう。 これを誰が信じるだろうか。 独り これを見た者だけがおのずと知るだろう。 そうして 〈大地〉は燃え尽き、〈水〉も尽き、〈風〉も尽きる。 しかし、誰がこれを信じるだろうか。 独り これを見た者だけがおのずと知るだろう。 これこそが〈火災〉なのだ。 では どうやって “火の時代”は終わりを . . . 本文を読む
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この世の由来-世記経   ~三つの災い  火災 その4 「光音天」

2012-07-01 20:24:34 | 経典
火焔により風が吹き さらに火焔を吹き上げて その炎が〈光音天〉まで至る。 〈初めて光音天に生まれたばかりの神々の子ら〉は この炎を見て怖がり 口々に 「こわい!あれはなに?」 と言い合う。 〈先に生まれた神々〉は、この新入りたちに語りかける。 「怖がらなくともよいですよ。 あの炎は前にも来たことがありますが、ここまでで止まるんですよ。 かつて“この炎の光を目前にして念じた天国”だからこそ 『光 . . . 本文を読む
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