JAZZ SINGER REIKO OSHIBUCHI 押淵玲子オフィシャルブログ

福岡で活動しているSINGERです。乳がん闘病中(再発転移あり)の事や、音楽の事など。
そして、趣味の着物リメイクなど

姉の命日

2016-11-08 10:33:19 | 日記
5年前の今日、姉が他界しました。
ANIME JAZZの年でなければ
だいたい、この日には墓参に東京へ行っていましたが
今年はANIME JAZZ、しかも、ラストだし
福岡から静かに姉の事を思います。

「あの世レーダー」と姪と娘が呼んでいるこれ



私が初発の手術時に買い求めたもので
手触りが良く、小さいので病室のベッドに置いていました。
姉が羨ましがって、同じものが欲しいというので
同じものを買って、姉も持っていました。

私のは「くーちゃん」
何故かというと、当時飼っていた猫が「菜々」で
ある日、とても抱き心地の良いクマのぬいぐるみを買った時に
その子が「ハチ」。
それ以来、ぬいぐるみは番号の名前がついています。

姉の所の子は「うーちゃん」
ウサギだからと言う安直な名前ですが
ぬいぐるみの子の名前までは凝らないという姉らしいネーミング。

姉が原因不明の頸椎損傷で全身マヒになってからは
うーちゃんはずっと枕元にいました。

姉が息を引き取って
棺の中にうーちゃんも入れました。
大好きだった胡蝶蘭に囲まれて
お花いっぱいの棺の中へ
マリア様の絵やポスターなどと一緒に。
最後に娘が姉の顔の横にうーちゃんを押し込みました。

これが「あの世レーダー」と呼ばれる所以です。

元気な頃は
姉は本当に華やかな人でした。
買い物が大好きで
ブランド品が大好きで
踊りに行くのが大好きで・・・。
ディスコ全盛期には有名な店のVIP会員証みたいなものも持っていました。

姉は全身マヒなのに何故かいつも酷い腰痛を訴えていました。
通常ならば痛みを感じないところなので
腕を切断した人が、失くした腕に痛みを感じるような
そういう部類の痛みではないか
精神的なものではないか
そう思っていたところ
無理を言って腹部等のCT、MRIを撮ってもらった所
お腹いっぱいにがんが広がり
大腸がん末期(原発は大腸がんか卵巣がんかどちらか。開いてみて大腸がんだといわれましたが)
余命半年と言われました。

姉は全身マヒですが
リハビリにより車椅子で家の中を動く
また、何とか字をゆっくりと書ける状態まで回復していました。
しかし、家から出られるわけではなく
ほぼ、毎日テレビを見るのか
天井を眺めて過ごすのか
そういう毎日でした。

六本木で遊んでいた頃から考えると
寂しかったのではないか、と思いましたが
「十分遊んだから、思い残すことはない」と言っていました。

後半年の人生の事も
私が先に死んでしまって、親も死に
自分だけ残されていくよりも
この方が幸せだといっていました。

毎日のように電話で話し
1か月に一度は私が東京へ行き
仲は良かったと思います。

親からの虐待の事もありましたから
二人にしかわからない、色々な、複雑な感情も共有できました。
(虐待された子供の心境はなかなか理解されません。
60歳近くにもなって、まだ解決しないし、納得もしない。
そして、その状況下で親の介護をする。「親子なのだから」他人はそう言いますが他人ならばその方が良かったかもしれません。
友人たちも「そんな過去の事、しつこく覚えているあなたがおかしい」などと言いますが
小さい頃についた心の傷は全人格を支配するものです。
また、0歳から大人になるまで長期にわたる外的心的虐待は
やはり当事者同士にしかわからない感情があるものです)

今の私には共通の痛みを分かち合える人はいません。

姉が恋しいと思います。

特に、今日は。

今日は一日、くーちゃん=あの世レーダーと一緒にいようと思います。
(衣装作成とピアノ室掃除で
「あ~ぁ、玲子は何やってるの~!」と言われそうですが)
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