現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

グードルン・パウゼヴァング「九月の晴れた日に」そこに僕らは居合わせた所収

2017-08-10 16:44:43 | 作品論
 かつて共産主義者だった年取った音楽の先生が、ゲシュタポ(秘密国家警察)に逮捕されて拷問を受け、体だけでなく精神も破壊されてしまった話です。
 それまで、音楽の素晴らしさを教えてくれた先生が、戻ってからは事なかれ主義の無気力な教師になってしまいます。
 教え子の女生徒の記憶として書かれていますが、残念ながら思い出話にとどまっていて、今の若い世代に手渡すための工夫はほとんどなされていません。
 先生の戦後の様子も不明なので、やや尻切れトンボに終わっています。

そこに僕らは居合わせた―― 語り伝える、ナチス・ドイツ下の記憶
クリエーター情報なし
みすず書房
『本』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 間中ケイ子「猫町五十四番地」 | トップ | 三木卓「イトウくん」 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

作品論」カテゴリの最新記事