現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

ばんひろこ「いちねんせいにも ひみつは ある」まいにちいちねんせい所収

2017-07-15 16:05:38 | 作品論
 ゆきとたつやを描いた連作短編集の最終編です。
 たつやは自分の秘密の「白眉(一本だけ長く生えている白い眉毛のことで、これが生えていると頭が良くなるとたつやは思い込んでいます)」を教える代わりに、「給食のエビチーズ春巻きのお代わりをよこせ」と、ゆきに要求します。
 エビチーズ春巻きの取り合いのドタバタの最中に、ゆきがたつやの白眉を抜いてしまいます。
 がっくりしているたつやを励ますために、ゆきはモモちゃんと二人だけの秘密だった神社の不思議な力があると信じている塀の穴を教えてあげます。
 この作品でも、仲良しの二人の様子が生き生きと描けていますし、子どもたちの大好きなおいしそうな給食のメニューがたくさん出てきて、楽しい仕上がりになっています。
 ただ、なぜ給食のお代わりの権利をゆきにお願いするのかが最後までわからなかったので、もうひと工夫あった方がいいかなと思いました。

まいにちいちねんせい (ポプラちいさなおはなし)
クリエーター情報なし
ポプラ社

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