現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

黒川博行「繚乱」

2016-10-14 08:49:07 | 参考文献
 2007年下半期の直木賞の候補になった「悪果」(その記事を参照してください)の後日談です。
 前作のラストで警察をクビになった大阪府警の悪徳刑事コンビが、競売屋の手先になって、またまた警察OBの怪しげなコンサルタントや極道とすったもんだしたあげく、苦労して大金を手に入れるまでを描いています。
 もちろん、この作品でも単純なハッピーエンドにならないような仕掛けはしてあります。
 ここでも、警察とパチンコ業界などの癒着や極道と言った裏社会に対する豊富な知識を駆使して、リアリティのあるエンターテインメントになっています。
 しかし、主人公の二人が、ますますただの犯罪者になっていくので、さらに読者が共感できない物語になっています。
 それを補うように官能シーンなども描いているのですが、どうも黒川は男同士の乱闘シーンの方が向いているようです。

繚乱
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