直木賞を取った短編集の巻頭作品です。
けがで挫折した元花形アイスホッケー選手の男が、元はラブホテルだった廃墟で恋人のヌード写真を撮影して、嘘か真か、雑誌に投稿してプロのカメラマンを目指したいと言います。
官能的な描写やすれ違う男女の思いなどを、非常に技巧的な文章でつづっています。
設定やエピソードには新鮮味を感じませんでしたが、描写や文章のうまさには感心しました。
児童文学でも80年代ぐらいから小説を志向した作品(例えば江國香織など)がたくさん書かれ、一般文学への越境と言われましたが、どうせ越境するならばこのくらいの文章力や描写力は欲しいものです。
けがで挫折した元花形アイスホッケー選手の男が、元はラブホテルだった廃墟で恋人のヌード写真を撮影して、嘘か真か、雑誌に投稿してプロのカメラマンを目指したいと言います。
官能的な描写やすれ違う男女の思いなどを、非常に技巧的な文章でつづっています。
設定やエピソードには新鮮味を感じませんでしたが、描写や文章のうまさには感心しました。
児童文学でも80年代ぐらいから小説を志向した作品(例えば江國香織など)がたくさん書かれ、一般文学への越境と言われましたが、どうせ越境するならばこのくらいの文章力や描写力は欲しいものです。
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