現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

創立五十周年記念 日本児童文学学会第51回研究大会

2017-07-08 09:22:18 | 参考情報
 2012年10月27日、28日の両日、千葉大学で標記の学会が行われました。
 大会では、研究発表が14件(もっとも2会場で並行して行われたので7発表しか聞けません)、全体でのシンポジウム、ラウンドテーブルが2件(これも2会場で行われたので一つしか参加できません)、学会賞と五十周年記念論文の表彰式、総会、懇親会が行われました。
 発表やシンポジウム、ラウンドテーブルについては、必要に応じてそれぞれの記事で個別に紹介していますので、ここでは全体の感想を述べます。
 発表・ラウンドテーブル、シンポジウム・表彰式・総会、懇親会はそれぞれ教室で行われ、昼食は各自持参、千葉大の学生さんたちがスタッフをしてくれるなど、手作り感満載の質素な学会で、非常に好感が持てました。
 特に、学会賞特別表彰では、学会員ではないご高齢(76歳と86歳)の研究者の方々の労作に贈られて、私もまだ20年から30年は研究できるかもしれないと大変励まされました。
 また、総会で報告された会計報告などでも、いかに費用を抑えて会費の値上げを回避するか苦心がみられて共感できました。
 ただ、改善できそうな点がいくつかありましたので、それも書いておきます。
 まず、今回は首都圏で行われたので参加者が多くて盛り上がったそうなのですが、例年、日本各地の大学で持ち回りになっていて(2013年は広島経済大学)、地方の場合は参加者が少ないようです。
 大学関係者が多いのでその人たちは公務出張として学会に参加できるのですが、民間の人たちは地方では参加が難しいのでしょう。
 やはり、大会は総会もあるのですから、原則として会員の多い首都圏でやった方がいいと思います(もちろん、定期的に地方へ行くことは地方会員のために必要です)。
 次に、会員が最大のときに比べて百人も減っているとのことなので、若い会員を増やすために、発表内容の中にエンターテインメントやライトノベルなど、児童文学の新しい分野も取り入れるべきでしょう(今回は研究発表では皆無で、シンポジウムやラウンドテーブルで一部取り上げられただけでした)。
 最後に、会員同士が「××先生」、「○○先生」と呼び合っているのが気になりました。
 これは大学に限らず小学校や中学校の教員でも同様に行われていることですが、今は民間企業では「課長」とか「部長」とか肩書きで呼ぶことは減っています(私のいた会社は外資系なので私が入社した40年前から社長でも「さんづけ」でした)。
 最近はジェンダーフリーが進んで学校では男の子も「さん」づけで呼ばれるところが増えているそうですから、先生たちもそろそろ「先生」でなく「さん」で呼び合うようにしてはどうかなと思いました。
 こんなところも学会の閉鎖性につながって、若い人たちが入ってこない原因になっているかもしれません。

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