現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

児童文学における短編と長編

2016-11-20 08:51:52 | 考察
 現在の児童文学の出版状況では、短編集を出版するのはなかなか難しいです。
 かつては、いろいろな作家の優れた短編集(最上一平「銀のうさぎ」、丘修三「ぼくのお姉さん」(その記事を参照してください)、神沢利子「いないいないばあや」(その記事を参照してください)、安藤美紀夫「でんでんむしの競馬」など)が出版されましたが、しだいに少なくなり、今では大人の読者も対象に含めた短編集(例えば、安東みきえ「呼んでみただけ」など)や同じ主人公を描いた連作短編集(ばんひろこ「まいにち いちねんせい」(その記事を参照してください)など)を除いては、あまり出版されなくなっています。
 私自身の経験でも、長編はいくつか本になったのですが、短編集は何度か出版社から話が合っても「テーマやグレードがそろわない」などの理由で出版には至りませんでした。
 そのため、書き手の中には、短編をいくつかむりくり連結したり、まえがきやあとがきをつけるなどしたりして、長編に仕立てようとすることがあります。
 しかし、そういった試みは不自然な仕上がりになることが多いようです。
 やはり、いくつかの短編をもとに長編を作る場合は、それぞれの短編を解体して、いちから長編として再構成する必要があります。

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