現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

松原隆一郎「保守再編の前に論ずべきこと」正論7月号所収

2017-02-24 11:39:27 | 参考文献
 新聞の論壇紹介記事の中で、公的年金の賦課方式から積み立て方式に変更すべきだということが提案されていると紹介されていたので読んでみたのですが、新聞記事以上のことが書かれていなかったので失望しました。
 短い紙数の中で、保守政治とは何ぞやから始まって、マニュフェスト政治の問題点、有事と平時に取り組むべき課題、年金問題、消費税問題、TPP問題、さらには橋下市長や石原都知事の問題まで述べているので内容が薄まりすぎて読み応えがりありません。
 私は公的年金を61歳から一部を65歳から全部を受け取れる恵まれた世代に属していますが、世代間の公平さという点で現在の年金制度には強い違和感を持っています。
 現状の賦課方式では、豊かな高齢者が貧しい若年層を搾取する構造になっていると思います。
 ところが、年金を受け取り始めた団塊の世代は人口が多く投票率も高いので、政治家や官僚たちは彼らに迎合しているのです。
 その最たる例が、本当だったらデフレで年金を減額しなければならないのに、何年も棚上げにしていたことです。
 こういった社会矛盾を取り扱った児童文学作品は、今のところ全くありません。
 読者である子どもたち(彼らが将来一番高齢者に搾取される立場になるのです)の視点に立って、こういった社会問題を考えるきっかけになるような作品は、書かれなくてはならないと思っています。
 おそらくこんな堅いテーマの作品の商業出版は難しいでしょうが、今のネット社会ならば何らかの発表手段はあると思います。

正論 2012年 07月号 [雑誌]
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