現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

ウルズラ・ヴェルフェル「ふたごの魔女」灰色の畑と緑の畑所収

2017-02-22 09:21:17 | 作品論
 これも子どもたちが、弱者をいじめる話です。
 今回、いじめの対象になったのは、双子の老婆たちです。
 子どもたちは、彼女たちを「ふたごの魔女」とよんで、いじめたのです。
 一人が死に、もう一人が養老院へ入ってその町を去った時に、子どもたちはいじめたことを後悔しますが、もう遅いのです。
 これも古今東西、普遍的なお話です。
 ここでも作者は、読み味の悪いまま読者を突き放しています。
 安易な回答を示さずに、読者たちがこういった問題について自分自身で考えるきっかけを与えるためだと思われます。

灰色の畑と緑の畑 (岩波少年文庫 (565))
クリエーター情報なし
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