現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

児童文学において大人の問題をどう描くか?

2016-11-07 09:06:38 | 考察
 児童文学において、様々な大人の問題(離婚、暴力、失職、貧困、病気、家族関係など)が描かれることがあります。
 子どもたちも大人たちと共棲している以上、大人の問題と無関係ではいられません。
 そうした大人の問題を児童文学で描くことは、意義のあることだと思います。
 ただし、その書き方には十分に注意を払わなければなりません。
 ともすれば、大人の問題の解決を、子どもたちに求めるような描き方になっている場合があります。
 大人の問題は、一義的には大人たちに責任があります。
 作者は、あくまでも子どもたちに寄り添うようにして、子どもたちの立場から作品を描く必要があります。
 また、子どもの視点で大人の問題を描こうとすると、その問題の実相が十分に描かれない場合もあります。
 そんな時は、大人の視点で描く場面も加えて、子どもと大人の二重視点で問題を描くのも一つの方法です。

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