「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

3.83 伝統的な父権社会の再生 (p1144~)

2013-02-24 21:24:19 | フェミニズム批判
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 我ら文化保守は政権獲得次第すぐに母権要素を排して父権社会を再生するわけだが、それを女性重役禁止といった法律を通して強要するわけではない。それは寧ろ我らに逆効果となるだろう。重要なのは、フランクフルト学派が父権抑圧の根源とした核家族を再生させることだ。文化マルクス主義の妖夢が成就しなかった日韓でも女性重役禁止令は発令されていないではないか。より大事なのは、父権なる核家族における女の役割を自覚させるよう妻を導向することだ。
 そのために、我らは根幹となる3つの法改正を行う。目的の1つ目は父親が常に子供を優先保護するようにすること。2つ目は体罰無罪。確かに体罰は賞揚されるべきでないが、それがなければ内界の秩序が壊れる。3つ目は婚姻規制の撤廃。規制が消えれば、「無疵結婚」が増えることだろう。

 法廷では父親の児童保護権を優越させよ
 新法により、文化マルクス・フェミ娘的な家族生活を転覆させ、核家族における父の家長としての地位を復古させる。そうすれば、離婚件数は半減し、体罰無罪の育児を父が行えるようになるだろう。自称「近代」のフェミ娘的変革作用が家族を崩壊させてきたのだ。法廷で女性に優越権を与えようとしたのは、1970年代以降のブルジョワ女だった。法改正によりフェミ娘の40年間の自己チューを糾し、父が母や文化マルクス体制からの迫害をスルーできるようにするのだ。
 これが無理というのなら、児童保護権を父母に対等に与えるというのも良い。

 祖父母こそ孫の人生の規範に
 祖父母が孫の人生で中核的役割を果たせるようにする。この「文明変革」を報道機関や政府は賛美すべきだ。子の完全独立を促す代わりに、核家族および拡大家族の機能を讃え、祖父母が孫を中心になって育成するのである。そうすれば、単身生活の悩みから来る自殺も激減するだろう。
 
 体罰
 目上の者が振るう最後の手段としての体罰を容認しなければ、秩序は保てない。体罰無罪を学校や家族に浸透させ、規律を強めるのだ。

 家族と世上
 伝統的な核家族制度が衰滅しつつある。英国での社会調査によると、1971年から2008年までの間に、単親家族の比率は4%から11%に増え、核家族は52%から36%に減り、25歳未満で結婚以前に出産する女も増えた。つまり、

 ・1970年代以降婚姻件数が減り、単親家族が増えた
 ・共棲の場合は、より家庭崩壊しやすい。出産後5年以内に43%の共棲者が離散するのだ(正常婚の離婚率は8%)
 ・崩壊家族の世代連鎖。単母・崩壊家族の10代妊娠率は他より高い。7割の犯罪者はここから生まれた
 ・英国だけで年200億ポンドの国家財産が崩壊家族への費用に消えている
 
 のだ。次項はエドナ・マックニコラスのPC主義的随筆である。

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