「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

2.50 なぜ穏健派ムスリムには期待できないのか(p515~)

2012-12-18 21:30:26 | 現代イスラム批判
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フョードマン同志


 出典

 米国イスラム関係評議会(CAIR)で長年議長を務めたオマル・アフマドは1998年7月カリフォルニアでこう語った。「米国のイスラムは夷教と対等になるためでなく、米国を征服するためにある。コーランが米国の国是となるのだ」と。2005年には、テキサス州ダラスでハマスに資金援助してテロを幇助した容疑で、CAIRのテキサス支部を創設したガッサン・エラシ―を始めとする3兄弟が捕まった。
 こんな組織がイスラム征服の野望を語っているのだから、西洋マスゴミが集中砲火しているだろうと思いきやそうはならない。
 2006年8月、民心が公共機関の中東人への監視強化を支持する中、CAIRは逆に自分たちのような組織と協同してこそ、イスラムのテロル問題を解決できると訴えた。対テロ戦争の協力者候補を疎外しては、より治安が悪くなると訴えながら。CAIRのケンタッキー支部はFBIのために、イスラムとムスリムへの烙刻をカイゼンするための「感受性訓練」を行ってまでいる。
 しかし、デトロイトでは8割のムスリムがシャリーア導入を支持している。イスラム組織は大体サウジからのワッハーブ・クールに魅了されている。米国の8割のモスクがサウジの資金を受けているようだ。
 北バージニアのムスリム学生協会(MSA)は一見穏健とみられている。しかし、2003年クイーンズボロー大学の講演会で、ファヒードという会員は訴えた。「我らは国連も連邦政府も法秩序も拒光する。連邦議会も拒光する故、陳情も行わない。我らはただ政府を転覆し、ムスリムを大統領にしてシャリーア独裁体制を築くのみ」
 「穏健派」ムスリムとは何なのだろうか。ロバート・スペンサー先生は1991年に初めて議会宣誓したムスリムであるイマーム・シーラージュ・ワハジュの例を挙げる。ワハジュは「イスラム問題を論じねば、米国は転覆す。ムスリムにもっと政治力があれば、カリフ国家を米国に樹立できるだろう」と述べた。そして、1993年世界貿易センターを爆破したシェイク・オマル・アブデルラフマンの講演会をワハジュは支援していた。スペンサーによれば、この事件で穏健派の基準線が大きく下がり、コーラン認定のタキーヤ、キットマン戦術が蔓延した。戦争は詭道なので、ムスリムは戦争の家に潜入するために嘘をつくことが認められている。西洋の逸材はこうしたタキーヤ戦術に無知なので、容易に分断させられる。
 2006年7月、独ケルンの列車を爆破しようとした容疑で、レバノン人青年ユセフ・モハメドが逮捕された。この事件にユセフの級友は「そんな。人の悪口を言ったことのないどうみてもフツーに親切だったあいつが」と絶句した。預言者ムハンマドへの戯画騒擾がユセフを凶行に走らせたのだ。
 これは9・11テロの実行犯モハメド・アタと同じだ。アタもドイツ組で、物静かな青年だった。西洋のジハーディ候補生が不信心者に笑裡蔵刀するのは共通の傾向らしい。髭を剃り、西洋社会に同塵した模範生のように見せかけるのもアルカイダの計略の一つなのだ。
 プラハのモスクで裏教義の隠し撮りが行われ、AOETVで放映された時にはチェコのムスリム界が激震した。改宗希望者を装った記者がムスリムから「俺たちは姦通死罪を含むシャリーア施行を望む」という言葉を聞き出したことを暴露したのだ。
 アラビア語の分かる記者は、ストックホルムのイマームが語る内容がアラビア語とスウェーデン語で異なることに気付かされる。一例を挙げると、イマームのハッサン・ムーサがアラビア語で「米国がイスラムを強姦している」と絶叫した。しかし、その内容はスウェーデン語では訳されず、平信徒は「ムーサは親米的だ」と応じる。誤訳が生じるのは、「アラビア語はスウェーデン語より豊饒なる言語ゆえに、全訳しきれぬから」らしい。
 こんな欺瞞がアッラー公認で横行する現在、どうして夷教徒がムスリムを信頼できるだろう?できるわけない。確かに全ムスリムが信頼できないというわけではないが。
 ノルウェー一の論客難民ムッラー・クレカルは「西洋とイスラムとの現在進行中の戦争で、イスラムは必ず勝つ」と公言して憚らない。「お前らの世上を変えてやる。ムスリムが蚊の如く増える現状を見よ。貴様らの女の出生率は1.4だが、俺たちは3.5だ。2050年までに欧州人の3割がムスリムになる。我々式はお前ら式よりも強いのだ」
 イタリア人記者の故オリアナ・ファラチ女史は『理由力』で1972年、パレスチナ人テロリストのジョージ・ハバシュのことを回想する。ハバシュはイスラエルだけでなく欧米にもジハードするから、「西洋の泰和は失われる」と述べ、「ジハードは一歩ずつ、一粍ずつ、一年ずつ、数十年ずつ進行する。決意、頑固、忍耐こそ我らのセカイ征服戦略なり」と語った。女史は後になってこの発言がテロだけでなく、「文化、人口、奪国、移民、妊娠、多文化主義を通した戦争工作」だということに気付かされた。
 米国国務省はムスリム同胞団を友好勢力とみなして対話しようとしている。しかし、同胞団のアケフ議長は2004年、「大悪魔」米国は間もなく崩壊すると公言した人物だ。「イスラムには論理と使命がある。イスラムは欧米を侵略できる」とも述べた。西洋征服を語ってやまないそんな組織に欧米は手を差し出そうとしているのだ。
 デンマークのオーデンセ教会元司祭ポール・アンデルセンはムスリムとの「対話」活動を警告する。オーフス大での討論会であるムスリムは、「必要なところにはジハードを、可能な場所には対話を。対話など宣教の一部に過ぎぬ」と述べた。アンデルセンはこの問題をデンマーク世界ムスリム連盟に持ち込んだのだが、「イスラムそのものを論じるのは西洋式の人為的思考に過ぎない」と一蹴された。こうした条件の下での対話とは結局のところ、イスラム空間を拡大するためのものに過ぎない。

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