BS・・もとい! VS隊長な日々

ただの保護者だったのにいつの間にやらBS隊長3年を経てとうとうVS隊長。
愚痴や独り言が満載

団という枠組み

2007-10-22 22:24:28 | ボーイスカウト
私達ボーイスカウトに関わっている人たちはすべからく『団』という
枠組みの中で良しにつけ悪しきにつけ活動しています。 
そしてそこにはよく言われるように『団のカラー』といったものも
存在します。

団の背景によるカラーもあるでしょう。
地域的なカラーもあるのかもしれません。

中部地方のある年では市内全域に存在していた4個団を統合する
ことを3年がかりで計画しいよいよ統合にむけて合同活動を展開
しているそうです。

その中心になった方はこうおっしゃっています。
『団というしがらみが、今のスカウト数減少にフレキシブルに対応
できない元凶のひとつだと考えています』


先日うちの隊が遠征したある団のVS隊には地域を越えて多くの
隊からスカウトが集まっていました。
ひとえにこの隊長の求心力の賜物だとおもうのですが、富士CC
での活動で一緒に活動したスカウト達に声をかけ、そのスカウト
達が参集した結果です。
おかげで非常に実りの多い、そして他隊との交流も存分にとる
ことができ、その効果がいまだに持続しているのですからこの
隊長の人望はすばらしいものがあるのですが、実は私も良く似た
ような展開を考え提案したことがあったのです。

全国規模というほどのスケールはありませんが、昨年の14NJ
で私は派遣隊の隊長を務めましたので他団の多くのスカウトと
一緒に活動をしました。
事前訓練集会を展開するなかで、残念なことに技能訓練があまり
出来ていない隊や、野営活動をあまり取り入れられない隊、ある
いはレポートなどの指導をあまり受けていない隊など、が存在する
ことは感じることができます。
そしてそうしたスカウトを約4ヶ月あずかって一緒に活動する
うちに是非、もっと野営経験を積ませたい、技能を教えたい、
あるいは班長訓練に参加させてやりたい、という思いは強くなります。

そしてそうしたスカウトの少なくない数が14NJ明けにはVS隊
に上進することになるのですが、活動実態が怪しいVS隊も失礼な
がら少なくありません。

ですから14NJという活動を一緒に頑張ったスカウト達になんと
かベンチャーリングの機会を少しでも提供したいと思ったのです。

そして、それらのスカウトの原隊のBS,VS指導者に向けて
よかったら一緒にVSの活動をやってみませんか? というお誘い
を一度ならずしました。 あるいはPJ法の講習会を一緒にやり
ませんか、というお誘いもしました。
ところがひとつの返事もありませんでした。
うちの隊のスカウトが仲良くなった他隊のスカウトに個別に誘った
こともあるのですが原隊の隊長の承諾が得られない、と結局一緒に
活動することはできませんでした。

そうしたお誘いを繰り返しているさなかにある指導者から忠告を
受けました。

スカウトを引き抜いていると受け取られるからやめたほうがいいよ。

各VS隊が活発に活動しているのなら、どの隊の所属していても
きちんとベンチャリングが体験できるのなら私のお誘いは大きな
お世話なのかも知れません。
でも、残念なことに上進はしたもののまともな活動実態もなく
結局スカウトがフェードアウトしていくだけの状況であるのなら
なんとか一緒にでも活動していけないか、と模索することが
「スカウトの引き抜き」と受け取られて牽制されてしまう実態が
ありました。

団、という名の領域(領土)を侵攻されることを恐れるのでしょうか。
たとて活動実態がなくとも、スカウトを囲い込み、よそで活動する
くらいなら飼い殺しにしたほうがいい、とさえ考えてしまうので
しょうか?

万が一にもそうであるのなら前述の団というしがらみがスカウト
減少に対応できていない、ということの証左になってしまうので
はないか、と思うのです。


私は自分が動ける限りはうちのスカウトを他所に預けるつもりは
ありません。 これは隊長としての私のエゴであることを隠しません。
でも、その代わり少しでもベンチャリングの高みを目指すことを
決して放棄しないことの決意でもあります。
それでも、なんらかの理由でうちのスカウトにきちんとした
ベンチャリングの場を提供できない事態になったら、信頼できる
どこかの隊にお預けしても活動を続けさせたいと思っています。


団存続のためにスカウトがいるわけではありません。
スカウトに活動の場を提供するために団があります。


もっとも私の信頼感がないことが「引き抜き」と誤解されて
しまうもとなのかもしれませんが・・・・。

そうであるのならもっともっと精進しないとなりませんね。
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団は経営するもの (ぬまた)
2007-10-23 12:44:14
たいていの団は、団委員長のリーダーシップに過度に依存し、個人商店の様相を呈するか、あるいはリーダーシップ不在で方向性を見失っているか、という感じではないでしょうか。

もちろんしっかりした経営理念があって、キチンとマネージメントされている団もたくさんあります。

地区も、いわば個人事業主の寄り合いみたいな感じで、自分の島のことだけ安泰ならばそれで良い、となるか、全体の利益のために、という議論を常にできているか、大きく差があるかもしれません。


実は、ここが日本のスカウト運動の構造的弱点ではないかとさえ感じています。

これら全ての条件が、たまたまうまい具合に揃う団はいいけど、そうでないところは、救われない確率が非常に高いのでは?


というわけで、とりあえず解決能力を鍛えないまま何でも団任せにするのではなく、「団や地区の運営」という部分こそ、もっとちゃんと議論すべきでは、そこを見逃してちゃいけないんじゃないか、と感じています。


それで、スカウトに対してよりよい活動の機会を提供していくというお話ですが、そこは本来、指導者が「精進」して、周りに認めて(許して)もらうんじゃなくて、周りからうまくいくようにバックアップしてもらう部分じゃないんでしょうか。
Unknown (bskurosan)
2007-10-23 13:20:42
>ぬまたさん、いらっしゃい。

このぬまたさんの持論はもう私が知り合った当時からおっしゃっていましたよね。

まったくその通りと思います。
ですが、残念なことに当時と状況はまったく変っていません。

団=個人商店とはうまいこと言ったものですが
日本でのBS団の形成を考えると多くの場合はその通りなんだと思います。

例外的に宗教法人やロータリークラブ、ライオンズクラブが育成母体の場合はもうすこし『経営』という概念が存在するとはおもいますが。

そして、こうした部分をもっときちんと議論すべき、とのことですが・・・・・私は実はもうそのあたりは諦めています。
と、いうよりもそれなりの役職についた方が身体を賭して議論を始めない限りは議論の俎上にさえのらない、と考えています。

ですから、私がそれをするとすれば団委員長になるか、地区の幹部役員にならない限り無理でしょう。 いや、なったとしても同様に考える方の援護が多少はないとやはりムリかな。

そして私はそうした役につくつもりがまったくありません。
本来は団委員すら興味の対象外だったのですが進級に一貫性と基準の維持のためにどうしても必要な肩書きだった為に今期から兼務で拝命しました。

ですから「団経営」の部分とは「隊」の活動が不当に制約を受けないように折り合いをつけながら、でもそれ以上の部分には触れないようにしています。
更に、地区に対しては残念ながらほとんど期待をしていません。 つまらない制約がいくつか課せられて活動に不自由を感じている部分については当該部署と多少はやりあいますがそれだけのことです。

活動については隊長とスカウトがいれば成立しますし、活動の幅については従来の組織ヒエラルキーに頼らずに拡大できるような隊長の地力、人脈、見識を増やすほかはないのだと心しています。

本心でいえばぬまたさんにはこうした団経営を大局的に論ずることの出来る立場にたっていただきたいと思っています。

私は現場に張り付くことにしかエネルギーを注げませんので。
同感!! (ちずやん)
2007-10-23 14:53:24
BS・VSの大事な時代の成長を促す活動が、団の固執によって潰されている感が抜けません。
愚痴に聞こえるかも (bskurosan)
2007-10-23 17:04:42
しれませんが、うちの団に関してはあまりこうした部分での不満はありません。

と、いうよりも非常に多くのサポートをしていただいており感謝しています。

昨年、私がVS隊長に就任しスカウト3名でスタートした時点から育成会の年間活動方針にベンチャー隊の活動支援を明記してくださっています。

BSからの通算野営経験が50泊に到達したスカウトに団から記念品(多くの場合はソロテント)をプレゼントする、という私の動議も承認していただき既に2名のスカウトに授与しました。

活動資金に窮している隊にすこしでも、と団バザーや先日の地域イベントで揚げタコ焼き販売のブースをそっくりVS隊に任せてくださり、その収益をそのまま活動資金補助として隊会計にいれて下さっています。

本当にありがたいことです。

ただ、うちの団は団運営(経営)中枢にプロパーが居ません。 すべて保護者指導者の延長です。 そしてすくなくともここ10年はユーススカウトプログラムはほとんどなにも展開されていません。 
ですからどうしても団経営のセンスは社会人の良識によったものになります。
それ自体は問題ありませんし、かえって望ましいともいえます。 また、うちの団についてはこの『良識』がきちんとした『良識』でありその点でもありがたいところです。

一つだけ、これはやむを得ないことですが団中枢の方々の中にユース部門の活動実態を実体験として、あるいは皮膚感覚としてご存知の方がいません。

ですから隊運営のなかでも対スカウトの部分ではまったく隊長に任せてくださっていますが組織としての部分ではほんの一部、隊の活動実態に合わせづらい運営フォーマットを要求されることがあり、そこだけは隊長としてはちょっとだけ抵抗したい所なのですが・・・・でも、これとてもこれからの時代にスカウト経験のない保護者を納得させるには必要なフォーマットかもしれない、と多少の不便を感じつつも納得はしています。

ですから自団のなかでは問題として感じることが少ないのですが、合同活動とか他団との連携とかということになると、どうもうまくいかない『壁』のようなものを感じてしまうのです。

BVS,CSくらいであれば自団の中で完結することが多いと思います。

でも、BSの後半年代くらいからはどんどん団の外に活動展開が広がっていきます。 各種の派遣もあるでしょう。

VSになれば極普通に他隊のスカウトとも連携を取りたいし共同や合同のプロジェクトも考えたいのです。

隊指導者としてはそうした活動をスカウトが縦横無尽に展開できる下地整備をしてあげたいのですが、それが場合によっては『団』という枠組みを取り巻く『観念』によって制約をうけてしまうのであれば、残念というほかはないのです。
あらためて、そのとおり。 (Iインストラクター)
2007-10-23 19:04:47
>この話題は、一年くらい前にkurosanと何度も話ししましたね!何度も二人で呑んでたとも言えますが…



その時の話しからも、kurosanの考えかたは私の考えと近いので、VSスカウトを集めての企画が上手く行けばと思っていました。

それを期待したところもあり、インスト拝命しました。

結果、かなわないことではありましたが、kurosanのVS隊にはそのほうが良かったかなと思っています。



近隣では、かなわなかったスカウトの合同プロジェクトが距離は離れていても志が同じ仲間の間で展開されようとしていますね。

これは、彼らには良かったかな!



しかし、近隣団のスカウトたちは…



しっかり活動していることを祈るばかりです。

染まるより染める (ibcjap1)
2007-10-23 19:42:03
俺も今まで自分自身も含め、いろんな仲間から《コノ手の悩み》を見聞きして来ました。

《ウチの団には古い歴史(体質)があるから》とか《周りが動いて(理解)してくれない》

と言うのが一般的かな?



俺としては

【染まるくらいなら染める】

です。



『団のカラーを自分のカラーに染める』

のが

【大人の楽しいスカウティング】

かも知れませんね。



誰もが

《ヤバイな、俺も協力しなきゃ!》って思う様な展開を続ければ、少しずつでも動くのではないでしょうか。



諦めたらそこで終わりです。



《共感する仲間は必ずいます》



俺はスカウトが共感してくれたら充分成功の近道だと思ってます。

【動かない大人達】をいつまでも待っているより実動しているスカウトを更に盛り上げる活動を実施し、それでも大人達が【動いてくれない】なら

『団の協力をあてにしないで活動する』しかないっすネ!
Unknown (ホソダ)
2007-10-23 23:48:37
自分の団では、カブも組制度を取り入れ、ボーイも班制度を実施して、ベンチャーはPJ法を活用して活気は凄いです。
そこで自分は地区でもって考えて、他団の隊長と結託をして積極的にラウンドで班制度について話をしています。
ボーイ部門では、コミを含み地区内に実修所修了者が3名居るので可能になったことなのですがっ

kurosanも、他団のベンチャー隊長と結託をして、スカウトの活動を見せ付けてみればいかがですか?
スカウトが楽しそうに活動している姿を見たら、やってみたいと思うスカウトも居るかもしれませんよっ
まずは、指導者よりもスカウトに面白そうって思わせたら勝ちですねっ
見せ付けてやりましょ~うっ(^-^)
久々に記事を書かせていただきました (ぬまた)
2007-10-24 01:05:09
> 本心でいえば

奉仕実績と年功のヒエラルキーで成り立ってるような組織であれば、私が切り込んでいく余地はなさそうです。

でも、ブログで発言していくことはできますからね。

コメント長くなっちゃうので、こちらに書きました。


2007年10月24日
本当に必要なのは教育プログラムの改革ではなく
http://abhs.seesaa.net/article/62128251.html

Unknown (tommy)
2007-10-24 09:03:58
確かに団のカラーはあります。また、団委員長が変われば少なからずともカラーも変わると思います。
私たちも14NJで一緒に活動しました各団のスカウト、リーダーと合同で活動を考えています。前回は合同ハイクでしたので次もまた合同でしたいと考えています。すでにその時のスカウトの一部はVSに上進していますが、残っているBSでも他の団とコミニュケーションもとっています。上進したVSも違う団のスカウトとの活動のなかでも14NJの時に一緒に活動した仲間がいるので活動しやすいのは確かです。
でも、引き抜きと思っている指導者も心が狭いと思いますが、私だけでしょうか?
Unknown (秩父第1団VS隊長)
2007-10-24 21:27:27
私も以前団の枠を超えて、恵まれない(こんなことをいうと失礼かもしれませんが)スカウトたちを巻き込んで活動を進めたいと考えたことがありました。立派な技能を持っているのにVS章をとらずして卒業しているスカウトが現実にいました。

そういう団に限ってRTにも出てこない、共通の認識がない、地区キャンプに参加しない、プロジェクト発表会に参加しない。これでは話が進みません。

最近は出てくる団だけでもまとまるしかないかなと感じています。余分に労力を使わず、自分たちは自分たちの活動をしっかりできるようにと考えています。

来年4月から地区統合が始まります。これによって良くなるか悪くなるかわかりませんが、新たな風が吹くことでしょう。楽しみにしているのですが。。。

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