BS・・もとい! VS隊長な日々

ただの保護者だったのにいつの間にやらBS隊長3年を経てとうとうVS隊長。
愚痴や独り言が満載

原隊

2008-04-03 22:38:58 | ボーイスカウト
実は昨日、記事を1本上げたのですがちょっと事情があって
公開保留にしてしまいました。

時が来て公開できるようになったら再度アップします。


さて、今回の話は「原隊」の存在についてです。

こうした話はBVSからBSまではあまり意識しない話です。
活動といえば原隊に決まっていて、そりゃぁ人数が少ないとか
リーダーが少ないとか問題はあるにしても、それでも隊で活動
することに疑問をいだくことはまずあるまい、と思う。


ところがVS以上になるととたんに原隊の存在が怪しくなる。
多くの場合は登録は少ないながらもそれなりにある。
隊長だってちゃんと名簿には載っている。

でもそうした紙の上の話ではなくて「ホントのところどうよ?」
なるととたんに怪しく成る。

まあ、このあたりの事情は他のエントリーでも書いているのでくりかえ
さない。

で、勢い「地区ベンチャー隊」とか「地区ローバー隊」とかの話が
現実味を帯びてくる。
この話も賛否あるだろうし、私はあまり積極的には賛同したくないが、
実際に単隊で活動がむずかしいのなら致し方ない側面は認めている。

こうした隊の枠組みを団から地区なりに拡大するという手法とは別に
端から枠を度外視して自由意志で自発集団をつくって活動する、という
ことがVS、RSでは多く見られるようになって来る。

どこかの大会で知り合って意気投合したもの同士で連携して活動を
模索しよう、というものが多いかもしれない。
それはそれでそのベースになる「共通体験」があるので連携も比較的
スムーズにいくし何よりも熱意あふれる場合が少なくない。

それどころかRSに関してはご本尊のSAJ(日本連盟)がH19年度の
重点事業としてRSに関しては各団から分離させてSAJに1本化し各RS
スカウトはそこに直接登録をする、なんていうアイディアさえ提出している。
公式文書になっているので今でも閲覧できるはずである。

もっともこのSAJ事業計画はいくつもある事業のなかの一つで、
まずはBS、VSの統合という喧々囂々の論争を巻き起こした案の後始末
が出来てから、ということだから先日決定されてその第一歩を踏み出した
研究開発団の成果がある程度みえてくるまで(約2年)はたなざらしになる
ことと思われるが・・・


で、話を有志で集うVS,RSの集団に戻す。
これらの多くの例はたいていの場合翌年までその活動を維持していくこと
は稀である。
いや、これらの有志集団がアドホックグループとして単一の目的に即した
機能集団であるのなら翌年まで引きずらないことは合理的なことだから
問題はない。 だが、そうではなくて集まったときの熱意では「この集まり
を発展させてユース部門の活動を活性化させよう」と意気高々なのだが
それがどうしたわけだか翌年あたりになると収束していってしまう。
当初かかげた「活性化」が実現しその存在意義が薄れ事態が次のフェーズに
写るのなら発展的な解消としてOKなのだがどうもそういう例はほとんどない。

何故なんだろうか?

実はこれについてはスカ研のブログでズバリ指摘されている。

歴史的に日本のRSは世代の壁を越えられなかった

ちょっと長いのだがじっくりと読んでいただくと非常によく判る。

本当にそこが大きな壁なんだと思う。

例えばある大会で意気投合し、連帯感を持つ。
そこに参加した世代の横の連携は確かに強固なものになる可能性は
大きい。 集うことで得られる高揚感にも支えられ大きな活動につながる
ことを期待させるに十分、というケースも多くある。

ところがその共通体験のリユニオンとしての機能はある程度満足される
のだが、そこから次の年、次の期、という将来につながる展望となると
とたんに途切れてしまう。

これはこうした集団が「同世代の横の連携」が確保しつつも「世代間をつなぐ
縦の連携」を確保することが多くの場合できていない、ということをあらわして
いる。

では何故そうなるのだろうか?

それもスカ研の上記の記事で喝破されている。
「その集団が独自のリクルート機能を持たないから」
である。

ようするに待っていても後輩が入ってくる仕組みがないから。
その出発点たる共通体験をしらない世代を巻き込んでいくシステムを
持っていないからである。
だから、RSとして唯一、ある程度世代の壁を越えることができた機能
集団は「大学ローバー」だけなのである。

大学ローバーはその程度はおくとしても「大学のサークル活動」として
毎年新人リクルートを実施している。 そして入ってくればそこにはおのずと
先輩後輩の絆が形成されていく。

こうした構造がその集団に確保されていなければどうしてもその集団の熱意、
活動実態は一過性のものになっていく。
言い換えれば初期メンバーが様々な事情で抜けたり、活動停止したりした
時点で必然的に解消されてしまうのだ。

では、この「世代の壁」を越える方法はないのだろうか?

それは我々みんなの足元にあるのである。

『原隊』

原隊こそ世代の壁を越えて活動を普遍化し受け継ぎ発展させていく大きな
器なのだ。

だからある共通体験で意気投合して集団を作るものいいが、そこで得たものを
原隊に必ず持ち帰り、発展させ、後輩を巻き込む流れが出来なければただの
リユニオンで終わってしまうのである。

と、いうことはつまり「原隊がうまくいかないから」外で気の会う仲間と
集まって「活動を模索する」という方法はある種刹那的とも言えるもので
継続的に活動として展開していけるのかが多いに疑問なものと言える。

原隊がうまくいっていない場合にそのヒントを得るために外に目を向けるのは
ある種当然である。
だが、原隊を放っておいて外での活動が自分の活動となってしまうのでは
原隊の活性化は決して進まない。


全国のVS,RSで多くのうまくいかない現実があることは承知している。
ひとり、熱意あるスカウトの奮闘ではどうにもならない現実もあるかも
知れない。 自分ひとりの頑張りでは・・・そんなとこに外の仲間との連携は
楽しいし、天啓にも見えるだろう。 でも、だからこそ、その楽しさや、
そこで手に入れたヒントを原隊活性化につかって欲しい。

どこまでいっても「原隊」をないがしろにした活動には地に足のついた
発展は望めないのだから。

自分の制服の左袖の団号章に誇りと愛着をもてる活動を願ってやまない。
もしそこに少しでも疑問があるのなら、是非自分の手で誇りを持てる団号に
変えていって欲しいと思う。

そのための手助けならばいくらでもしたいと思っている。
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6 コメント

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同感です。 (kaz-Y)
2008-04-04 12:17:43
原隊、原団ありきだと、私も思います。

そして、団号に誇りを持てるような活動をしてほしいと思いますし、そういう団に変えていって貰いたい。
そうするには、先輩スカウト自らが後輩スカウトの手本を示す必要があり、また、指導も入ってくるのでしょうね。

そして、団同士の切磋琢磨が生まれれば、地区の活性化に繋がるだろうし、さらに発展的に県連、全国と波及することが望ましいのでしょうね。

そして、一過性に終らせないためには、原隊、原団の活動が中心でないとうまく機能しないのでしょうね。
正に共感 (ibcjap1)
2008-04-04 16:25:19
kaz-Yさんの意見に全く持って共感致します。

当地区で作った『地区VS議長会議』が県下各地区に派生し、《県VS議長会議》に発展したのは正にこの『活動は原隊ありき』に基づく、原隊の活性化を目的としたモノなのです。

各隊議長達は原隊の威信とプライドを賭けて『自分の隊・団を何とかしよう!』との勢いで、これらの会議に参加しています。
この中には『隊長不在の隊』もありますが、議長であるスカウトはしっかりと原隊に持ち帰り、後輩達に還元しています。

『自分の団や隊がダメだから外に目を向けて自分だけが楽しもう』としていVSやRSの集まりとは根本的に違うのです。

だから継続出来るし、後輩達が自然と受け継いで行けるのだと思います。

お互いに彼等を盛り上げ、頑張りましょう!
嬉しい! (こがっち)
2008-04-04 19:40:21
原隊ありき。

ずっと僕も叫び続けている一人です。


将来、スカウトがどこか遠くに行ったあとでも、年を取って、両親が亡くなったあとでも、原隊の仲間や活動が残っている。

そうした状態にまで続く基礎を作りたいですねぇ。
Unknown (tommy)
2008-04-04 20:10:06
原隊
うちの団のVSも今一人です。しかも受験で上進から今まで休隊でした。受験が終わり本人も落ち着いたのかやる気が出てきています。保護者の方も理解があり
スカウトと今後の青写真を考えようとしています。
たとえ地区の活動等があっても基本は原隊です。
一人でも二人でも原隊は大切です。
そのスカウトのために我々が支援していことが役目だとかんがえています。
ありがとうございます (黒澤岳博)
2008-04-04 23:26:18
私のところの議論を取り上げていただき、ありがとうございます。

まず、原隊ありき。

おっしゃるとおりだと思いつつ、それをもっとスカウトに伝わる言葉にしていかなければいけないのだろうなあと感じています。

おそらく、大人からすると「原隊」という言葉にとても重要な意味があることは当然の前提なのですが、スカウトからすると「他隊」を意識した活動があまりないことから、「原隊」という認識も少ないように思えます。

その意味では「ライバル団」があったりするといいのだろうなあ、とか感じています。「奴らに負けるな」というようないい意味での敵を作っていく作業が、一番明確な「仲間を固める」の方法であるように感じています。

(学生時代、敵対理論と名付けて、早稲田ローバーが主催したキャンプ大会「早稲田キャンポリー」の隊運営のベースとしたことを思い出しました)
Unknown (bskurosan)
2008-04-04 23:42:52
クロさん、ご無沙汰です。

ローバーが世代の壁を越えられなかった歴史、というフレーズがずっと頭にこびりついていました。

ライバルの存在と言うのはまさにいい刺激ですよね。
いまのうちの隊にはまだ明確なライバルは存在しませんが、目標というか、マイルストーンと定めている隊はあります。

はやく競える力をつけたいと思いながら活動しています。
いま隊の求心力は結構強いです。
競いあいも重要な要素ですね。

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