BS・・もとい! VS隊長な日々

ただの保護者だったのにいつの間にやらBS隊長3年を経てとうとうVS隊長。
愚痴や独り言が満載

隊長が遠慮してどうする !

2006-11-21 17:07:32 | ボーイスカウト
BS、VSの隊長さんたちと話をするとよく聞く話に『部活』『塾』『受験』
というキーワードが出てきます。 BS上進直後の中学受験、中学入学後の
部活動、定期テスト、BS後期からVSの導入期の高校受験、高校部活、大学受験。

どれも活動にスカウトが出てこなくなる、いわば敵役として会話に登場します。
スカウトが欠席がちになる理由がこれらの敵役。 スカウトが退団する理由も、
スカウトが上進を渋る理由も、大抵はこのどれかではないでしょうか?

ところが数は多くないのですがこれらの敵役の話をあまり聞かない隊が存在する
のです。 そしてこうした隊は大抵出席率がよく、進級が順調で菊、や富士を
定期的に排出し、スカウトの自治があるていどうまくいっているのです。

ここにはなにか相関関係があるような気がします。

地域的に部活があまり活発ではないのでしょうか?
受験にあまり関心のない地域なのでしょうか?
テストの成績に無頓着な地域なのでしょうか?

それは考えにくいのです。 そうであるならば必然的に青少年育成自体に
あまり熱心ではない、ということでしょうからスカウト活動だって下火になって
しまうのが自然ではないでしょうか?

どうも私の見るところ隊長さんのスタンスにヒントがあるように感じてます。

VS隊でいえば9月上進(10月でもいいけど)の場合、翌年の高校受験修了まで
実質活動保留にしている隊はないでしょうか?
スカウトの側から『ど~しても受験勉強に集中する為に休隊させてくれ』と
申し出て、それに対して保護者も含め、面談し休隊中の隊とのかかわりなども
打合せ納得したうえでの休隊ならば、まあ止むを得ないかもしれません。
でも隊のほうから『3月まではおやすみだね』と手を差し伸べてませんか?

BS隊でも中学受験があるスカウトに対して5年生の9月上進と同時に休隊を
隊のほうからすすめてたりしませんか?

隊の方から休隊を進めるのは極端な例としても『仕方のないこと』として
最初から『織り込んでる』ということはないでしょうか?
部活にしても同じことです。
様々な場所でいろいろな隊長さんとお話すると多くの方がこれらの事柄を
あきらめている、というかしかたない、というか、もっと言えば前提条件に
しているようなお話をされます。

でも、そうなんでしょうか?

もちろん受験にしろ、部活動にしろ生活のプライオリティは各家庭で違います。
受験を最優先する家庭があっても不思議ではないし部活動命の家庭があっても
おかしくはありません。
でも私達はボーイスカウト活動(運動)が間違いなくその子供にとって有益であり
その効用や意義は受験や部活動と比較する必要はありませんが決してそれらに劣る
ものだとは思っていないはずです。 活動の有効性に自信をもってスカウトを
預かっているはずです。 
で、あるのなら何故、自分のほうから『遠慮』してしまうのでしょうか?

なぜ、受験生ならば活動に出られないと『決めてかかってしまう』のでしょう?
運動部に所属するスカウトは出席しなくてあたりまえ、と何故思ってしまうのでしょう。

実はうまくいってる隊の隊長ほどこれらの要素に対して『知らん顔』をしています。

受験生に対しても『テスト勉強大変だな、身体に気をつけろよ。 で、次の隊集会
は**月**日だからな。 連絡網もよろしくな。』
てなもんです。 
別に受験勉強してるスカウトに首に縄つけて引っ張ってくるわけではありません。
勉強を優先して欠席することをことさら叱責するわけではありません。
ただ、『勉強は勉強、がんばれよ。 活動は活動、自分でやる、と誓いをたてた
こと。 ちゃんとやってくれ』 というスタンスを崩しません。
もちろんスカウトや保護者から相談があれば(クレームも有るかもしれませんが)
きちんと対応し相談しよりよい方法を見つけるでしょうが、すくなくとも最初から
活動にでない、という選択肢を取ることをしません。

私がBS隊長のころは中学受験については休隊の制度を作りました。
そうすることで『中学受験=CS隊で終わり』という図式を崩したかったからです。
たとえ受験があっても途中休むことも出来るし、終了後は復帰してがんばろう、
という流れを作る必要があったからです。 そしてその流れをさらに進めて当初
5年生の2月(受験塾の新6年生スタート時期)という休隊のスタート時期を
撤廃し個別に、各家庭でギリギリまで活動して自分で休隊時期を申告し面談を
経て休隊に入るようにしました。 中学受験では自学自習という方法が非常に
取りずらいシステムになっていますので最低限の休隊は仕方ないと思いますが
すくなくとも各スカウトが自分で自分の進度を考えて決断するようにしたつもり
です。

VS隊では従来は上進直後に休隊にはいり3月までお休みが『お約束』でした。
私も今期VSに移動してなんとなくそう思い込んでいました。 『高校受験じゃ
仕方ないよな』と思って。 でもスカウト達が月に一度や二度は集まって
軽めの活動ならやりたい、と申し出て状況が変わりました。 早速保護者に
連絡をとり状況を説明し少なくとも年内は野営、遠征はしないが半日程度の
隊集会は実施するようにしました。 もちろん年があけて本当の受験直前に
なればしばらく参加できない時期もあるでしょう。 でも『受験=休隊』の
観念にとらわれていた私はスカウトによって考えを改めました。

こういうことをお話すると『いいですねぇ、うちなんかそんなこと言ったら
保護者からなんていわれるか』とおっしゃる指導者もいることでしょう。
でも、これだってCSやBS時代からの団、隊、隊長とご家庭の信頼関係をつくって
おけばなんとかなるんです。 その代わり隊長は裏で大変です。
場合によっては受験の相談にのることもあります、学力テストや模擬テストの
解説授業もどきをやることもあります。 英検の2次の面接の直前に隊集会の
あとで模擬面接をやったこともあります。 最近の中学受験や高校受験の仕組
みや傾向も全部しらべてあります。 すくなくともスカウトからも保護者からも
『あなたは受験のことわかんないんだから黙っててよ』と謂われない状態は
準備しそのことを理解していただいてます。

私達指導者は間違いなくスカウトにとって有益なことをしています。
謙虚な姿勢はもちろん大切ですが謂われなく遠慮して、その結果スカウトの
可能性を狭める必要はないのです。

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隊長が遠慮してどうする (彷徨者)
2006-11-24 00:30:10
初めまして、その通りだと思います。 私たち指導者はスカウト達に対して人格教育をさせていただいているのですから遠慮はいらないと思います。

ただ、スカウト活動は勝ち負けの世界ではありませんので、その結果はすぐにはでませんが、スカウト教育を受けたことによりその子供が将来、人間的にすばらしい大人になってくれれば私達、指導者もやりがいがあったものと満足ができます。

これからも健康に留意してこの運動を続けて下さい。
休隊認めてません (KM)
2006-11-24 01:37:36
私も指導者の方から休隊のレールを敷くことにはギモンを持っています。
私の団は4月上進ですが、BS隊のほうで中三秋以降のスカウトを強制的に休ませてしまうので、私のほうから申し出て、運用的にVSだけ中三秋から上進させるように変えてもらいました。
BS運動というものは、実は『精神的な展開』に大きいウェイトがあるのではないかと思います。キャンプだ・ハイクだ、プロジェクトだ、という派手な野外活動よりも、日常的な生活の中で積み上げていく部分ですね。この部分に気づかせるのに、高校受験とか大学受験は逆に良い機会だと思います。またVSのプログラム自体が、こういう個々の取り組みに合っていると感じています。
休隊はスカウトとの調整 (haru)
2006-11-24 08:31:39
隊として、休隊を設けてはいません。
受験するスカウトと個別相談で、
『いつまで実稼動をする?』
『いつから活動復帰する?』
『受験期間中の情報はすべて必要?』
を確認します。
BS隊もVS隊もです(私BS隊長兼VS副長の時代ですが)。

中学受験をするスカウトは、活動できない期間もありますが、本人ではなくお母さんに近況を交換し合うなど情報交換をします。
高校受験・大学受験のスカウトは、自分で活動制限期間を設けますが、活動制限中の情報はほしいといいます。

本人の意思を優先し、調整する。
スカウトの性格によって、こちらから活動制限をかける場合もありますが・・・・
Unknown (bskurosan)
2006-11-24 09:40:05
言葉尻を含めてすこし微妙なところなんですが「休隊の制度」
そのものは私はBS隊長の時代に作りました。
その際に団会議で当時の団委員長とひと悶着になりましたが、
半ば強引に制度として認めました。
それまでは中学受験をするということはBSに上進しない、
ということと同義語、というのが団の慣習でした。 地域的に中学受験が30%を超え、場合によっては50%に達する
という現実もありますからこの不文律をまずなんとかしないと上進する
スカウトはいなくなります。 
そこで『大丈夫、受験する場合でも上進できます。 上進後の半年でBS隊のやり方を習得し初級章を取得して、
その後すこしの間休隊しましょう。
終了後にスムーズに活動に戻れます』という安全弁がどうしても必要でした。
近隣では休隊を認めずただの「欠席」として扱う隊もありましたが
そうすると活動の連絡網が毎回わまり、毎回『欠席します』というある種の
『負い目』をスカウトが感じることになりだんだんと活動に対する負の要素をためていきます。
隊にのこっているスカウトの中でも『またあいつ欠席だよ』という
意識が広がってしまいます。
そうした部分を解決する為に『制度』が必要だったのです。

ただし当該のスカウトにも保護者にもくれぐれも念を押すのは
『受験だからといって自動的に休隊にはなりません。 必ず本人、
保護者の申告で面談を経て隊長が許可した場合に限ります』ということです。

この面談で
1. 休隊を本人が納得しているか
2. 受験後必ず戻ってくる決意があるか
3. 仲間にきちんと挨拶して休隊、複隊ができるか
を確認し許可します。

私自身中学受験を体験してますし息子も体験しました。 
良い、悪いではなく中学受験はある意味保護者の決める要素
が大きい受験ですからこうした制度をつくることで保護者が
『うん』といいやすい環境を作る必要があります。
(このあたりは地域差も大きいと思います)

それに対してVSは中学受験よりもずっと本人寄りの
高校受験、大学受験ですからまず本人の意思ありき、となります。
ただ、これとても保護者の理解が必ずしも得られるとはかぎりません
から隊指導者としてはスカウト本人の意向を受けて保護者の説得すること、
あるいは説得しているスカウト本人の援護射撃をしてやらないと
いけない場面もあります。

実際に以前、私がBS隊長の時代に父親が頑としてVS上進を
認めないケースが有りました。 このスカウトはBSの2年目から
活動継続を父親に拒否されて本人も随分と父親と話し
様々なハードルを自ら設定して(定期テストの成績など)、私も一度ならず
活動継続をお願いしに伺ってなんとかBS終了まで活動を続けてきました。
VS上進に際しては当時うちのVS隊長は有名無実でしたから私が足を運び説明、お願いを繰り返しとりあえずの上進は果たしましたが
最終的に高校2年になる際にどうしてもそれ以上の理解がえられずに
退団しました。

制度ややり方はケースバイケースで構いませんが
スカウトの『活動したい』という気持ちが最大限反映できるような
隊運営をこころしないとならない、と思っています。
ご質問です (KM)
2006-11-24 17:40:24
休隊という制度はたいへん興味深いので、いくつか質問をさせてください。
1、育成会費とか活動費用の徴収はどのようになさっていますか? 差をつけているのでしょうか?
2、休隊期間中のスカウトは組織上はどのような位置づけなのでしょうか? (例、イ、あくまでも班の一員である。ロ、班組織を離れて隊長の直轄である。・・・)
3、『あの人が休隊するならば私もそうしたい』と、いろいろな理由をつけて休隊を志願するスカウト・保護者が続出しませんか?
4、休隊期間中のスカウトは、BSとは全く縁の切れた状態なのでしょうか?
5、私も実は休隊制度を団委員会に提案したことがあります。そのときに強硬に反対したのがBVSやCS隊の指導者・保護者でした。その反対理由は次です。『理由はどうあろうと活動に参画しないで登録を継続するという選択肢を用意すると、低年齢スカウトのBS活動への参加意欲が低下する。参加できないのであれば団とスカウト・保護者合意の上で事務的に退団の扱いにし、参画できる状態になったらまた元に戻すのが筋であろう。育成会費などのオカネさえ払って登録を継続させておけば休んでもいい、という雰囲気が出かねない。休む理由を言い出したらキリがない。』
この意見に私は反論できなかったのですが、いかがでしょうか?


お答えします・・・うちの場合 (bskurosan)
2006-11-24 18:50:53
お役に立てるといいのですが。

1. 当団は各隊会計と育成会会計が分かれております。  
  休隊については各隊費は免除、(途中の例外的参加は場合によって実費)
  育成会費は通常通り徴収させていただいてます。

2. 休隊スカウトは班からはずれて隊長直轄になります。
  受験以外の理由で短期の休隊の場合は別途考慮しますが
  いままでは実例がありません。

3. 後述

4. 休隊中の情報伝達や例外的な参加は原則、スカウト側の意向に合わせます。
  気が散るので連絡途絶を望むことも、寂しいので情報だけは
  送信することも意向に合わせます。 送信先もスカウト本人でも
  保護者でも、あるいは両方でも相談に応じます。

3.5.
実は私が休隊の制度を作ろうとした際に団委員長ともめたのはまさにKM隊長が遭遇した反対理由そのままでした。 しかも「3」を懸念するので更に恐慌に。
『そんな個々の理由を聞いていたらキリがない』という団委員長の言を私は次の二つの理由で気って捨てました。
ひとつには時代錯誤であること。 
受験を取り巻く環境の変化を現実のものとして理解するならば単純に
否定しても「BSの常識、世間の非常識」に陥ること。
迎合する必要はないが現実的にスカウトが出来るだけ活動を継続できる環境を
つくる必要があること。

もうひとつは『スカウトは団体教育ではなく個々のスカウトにあわせた
個性教育である』という団委員長の口癖をそのままお返ししました。
家庭の方針も、生活の優先事項も、スカウトの進路希望も各人各様であり
そのことを『キリがない』と切り捨てるのならばどこが『個々のスカウトにあわせた』なのか・・・と。

一人休隊を認めたら様々な理由をつけて休隊を希望するスカウトがつづかないか、
という懸念に対しては、まさにそれを防ぐ為に『制度』を設けたのだ、と申し上げたい。

私は理由のいかんに関わらずズルズルと欠席を続ける幽霊隊員こそ認めません。
受験、という正等な理由があり本人、保護者の活動継続の強い意思を確認したうえで
隊長の許可のもと、『休隊』という制度を利用することで『幽霊隊員化』することを防いでいます。
一旦退団する、というのは方法論としては正しいとも思いますが、現実には一旦『退団』という状態になると気持ちが急速に離れていき複隊することが非常に難しくなることは私が隊長になる以前の実例が証明していました。

育成会費を払って登録を継続すれば活動に出なくていい、という言については『なにをかいわんや』です。
この表現ではまるで活動に出ることが本意ではない、
叶うことなら活動に参加したくない、というように受け取れます。
もしそうであるのなら休隊もなにも何故登録を継続するのでしょう? それこそ退団なさればよろしいこと。

休隊とはあくまでも活動継続の強い意志はあるものの
現状が次元的に活動参加を許さないという事態に対しての止むを得ない選択です。 そしてそれを選択したならば『引け目』を感じる必要もなく活動参加ができる環境が整い次第複隊することを旨とする『制度』と
考えています。
ご回答ありがとうございました (KM)
2006-11-24 19:30:09
『育成会費を払えば活動に出なくてもいい』という意見・意識が出てくるのは当地域のみの現象かもしれませんが、内申書に『ボーイスカウト活動に参画』という一行を載せたいために、入団してくる保護者・スカウトも当地域では実は少なくはないのです。
そのため、登録できて、名簿に氏名が掲載されれば目的が達成されて、『後はできることならば出席したくない』という保護者・スカウトが(恥ずかしながら)存在しています。 いや、最初はこのような目的で入団してきて、そのうちにスカウト活動本来の趣旨に賛同していただくというのかもしれません。
BVS隊・CS隊が強硬に反対したのは、このような理由がありました。
お子さんが小さいうちは、『子どもの能力開発を推進したい』ということと、『内申書を良くしたい』というのは保護者の方の意識ではほとんど同じことなのかもしれません。 それがいつのまにか、誤った方向にいってしまったのでしょう。
私の担当の中学三年生の秋からは、VSに上進させ高校生スカウトとは別プログラムで対応しています。
いきなりすでに本格活動している高校生の隊に中三の受験生を入れて同じような活動をさせるのは双方ともに無理だからです。
高校受験生といっても、実は部活もないし、塾や予備校ものべつまくなしにあるわけでもないので、参画できる方法はあると思います。ただ拘束時間が長いのは無理みたいですね。
隊長のご苦労察するに余あります (bskurosan)
2006-11-24 19:49:23
大変失礼致しました。 
なるほどそうした実例が多く見られる現状があるのなら
指導者の方の中に登録継続しておきながら活動に出ない、という
状態にある種のアレルギーがあるのはよくわかります。 

おっしゃるとおり子供が本当に小さいころは(BVSのころ?)は
1. 子供の能力が十分に引き出される。
2. 内申書のスコアがよくなる。
はイコールかもしれませんね。 でもこの1と2は決定的な違いがあります。
1.は成長過程全般にわたる課題。
2.は受験期に明確な締切日をもってスカウトと保護者にのしかかる。

ですから受験が差し迫ると、『とりあえず1.は一休みしてあとでゆっくり。 まずは差し迫った
2.だけでもなんとかして・・・』という考えが度をこすとKM隊長がおっしゃったような現象として現出するのかもしれませんね。

うちの団で一人、このタイプの保護者とスカウトがいました。
基本的な能力は比較的高く、学力もなかなかだったようです。
BSの2年目くらいに保護者が『菊章があると内申が有利になって・・・』といっていたことがありました。
だんだんとスカウト本人も表面の見えるところだけを取り繕うような
活動ぶりになってきました。 それでも菊を取りたいというアピールだけは隊長の私にしてきましたが
『なんの為の活動か』というスタート位置がずれてますからそうは簡単に菊なんて出しません。
中2の最後くらいに(同期は2人菊になってました)とうとうしびれを切らしたのか
それともテンションがもたなくなったのかだいぶ投げやりな活動ぶりになってきました。
見えないところでは先輩スカウトとして恥ずかしい行いもありました。
とうとう隊長は(私)本人を呼び出し、『今のままの心根では菊はぜったに出さない』と宣言し猛省を促しました。 その後、保護者はあきらめたようですし本人も『菊をとりさえすれば』というような態度が影を潜めたので個別指導を順次おこない面談を繰り返し
後輩への態度をなんども確認したうえで夏休み前に『菊』の申請を通して上進前に授与できました。

夏休みの最後に当隊恒例の菊取得のお祝いの焼肉食べ放題につれていった時には
数ヶ月前のさもしい表情はすっかりなく、屈託のない笑顔になっていました。
残念ながらこのスカウトは高校受験で最難関高受験を目標としており本当に活動時間の捻出がむずかしく上進しないことを選びましたが、あの表情ならば「大丈夫」と思っていますし、きっとクリスマスや餅つきには遊びにくるでしょう。
自分がどうだったか、考えてみました (ぬまた@昔は幽霊隊員)
2006-11-25 17:32:05
何度かどこかで書いたことがありますが、私は中高生時代ずっと、大きなイベント以外は部活優先と割り切っていました。

毎回キャンプに行くと初めて、自分の班長と班員と互いを少しずつ認識するような感じです。存在感は薄いし、要領を得ないことも多かったはず。技能にもあんまり興味がない。それでも、テントが張れて飯が作れたりすると、一応認められる。キャンプの経験は、横並びなんです。だから、なんとかできた。

でもこの議論を聞いて、当時の指導者方が、そういう私をどう扱っていたか、あるいはどう持て余して?いたのか、あらためて想像してみました。

継続して連絡があったので、「休隊」でもなく、育成会費も親に払っていただいていたのだと思います。指導者と自分の親との会話はどうだったのでしょうか。今となっては、わからないですね。

私が覚えている限りでは、「キャンプには行きたい。あとは部活と重ならない行事にはなるべく参加する。」というような意思表示をしていたと思います。あとは、スカウト同士の連絡の中で、調整していたのではないでしょうか。

シニア時代になると、集会が夜に行われることも多くなったので、すこしは出席が増えたかも知れません。

それで、当時のシニア隊長は、何かあると私の同期に「あいつにも電話してみろよ。」と言い続けてくださったのではないでしょうか。同期のメンバーがそれなりに生き残っていたことも大きいでしょうが、陰で隊長のそういう一言があったと想像しています。

もし自分が、あるタイミングで「やるかやめるか」の選択を迫られていたら、どうだったでしょうか。活動の都度「でるかでないか」という面倒くさいアプローチが6年間も続いたからこそ、それが逆に刷り込まれて「学生になったら思う存分活動したい」と考えるようになったのだと思います。


もう一つ言えば、「内申書」云々といった打算的ともいえる風潮については、はっきり言って、そういう考えはセコい。スカウト運動が軽く見られているようで、寂しいです。

でも実際は、スカウティングについて語るとき、指導者が熱心な「運動家」であることを、周りも自らも恥ずかしい、と思うようなところは、感じることもありますね。どこかで、背を向けているような。

しかし、なによりもこの活動の「魅力」をどれだけ語れるか、いや言葉だけでなく、それを実際にスカウトに(あえて、もう保護者ではない)示していけるかが、まず重要だと思うのです。

まさに、遠慮している場合じゃない。
Unknown (bskurosan)
2006-11-25 23:25:35
ぬまたさんのコメントを拝読してなんだかハンマーで頭を殴られた思いがしております。

指導者(私)が熱心な『運動家』になってしまっているが為にその運動の理念に沿わない、
残念ながら沿うことが出来ない者に対して非常に厳しい、排他的な観念にとらわれているのではないか、
そんなことを振り返りました。

自分がやっていることにある意味、自信をもっているしこの運動の効用にも疑いをもっていない。
それはいい。 でもそうであるから、それについてくることの出来ない者を『出来ない者』として
排除しようとしているのかな、と考えてみました。

現在までのスカウトを振り返ってみると、幽霊隊員化したスカウトは最終的にある時点で退団して
行きました。 別に退団してもいいのですが、その中に本当は退団したくはなかったスカウトというのが
どれくらいいたのだろうか、と考えてみました。 (幽霊隊員から退団に至ったスカウトのみです。)
幽霊隊員でいることが認められさえすればもうすこし団籍を残し、どこかで環境がかわればまた
活動参加するようになったスカウトがどれくらいいたんだろうか、と。
私自身幽霊スカウトに退団を迫ったことも、部活と活動の選択を迫ったこともありません。
でも私の考え自体がある種の隊の空気を作り、その空気が言葉の代わりにこうしたスカウトに決断を
迫っていたのかもしれません。 
だとしたらこうしたスカウトが活動復帰するチャンスを私がつぶしたことに成りはしないか。
こうしたスカウトが活動復帰するのを気長に待つことができなかったのは私の懐の狭さなのか。
そんなことを考えてみました。
考えてもわかりません。 そうなのかもしれないし、どちらにしても辞めていくスカウトだったのかも
しれません。

ひとつ、確かなことは今年の4月からある運動部に参加して極端に欠席が増えたスカウトがいました。
次長としての責任もほとんど放棄し14NJに向けてずいぶん厳しく注意もしましたが、そのさなか
『活動参加が難しくなるので夏休み以降、退団します』と申し出て、そのつもりでいました。
ところが夏休みの部活でなにがあったのかどうやら部活をやめてしまったようで、結局退団の意向も
撤回し複隊してきました。 形式上、私が移動した直後の複隊でしたからもしかしたら私が作っていた
空気が圧力をかけていて、それが変わることが期待できたので複隊した、とも考えられるわけです。

そうであるのなら私の不徳のいたすところかも知れません。

BSでは班活動ですから欠席がつづく、という事態は他のスカウトの活動にも
影響します。 それを他の班員がカバーして、というのも参加できない特殊な
事情がある場合にはいい経験になるでしょうが、『さぼっている』と他の班員が
認識してしまうような状況だと難しい現実があると思います。

しかしVSである場合は個人の作業の比重が高くなりますからある程度は
容認できるのかもしれません。 

容認したくない私の思いこそが懐の狭さ
ということなのかもしれません。
いろいろな参画 (KM)
2006-11-27 11:02:01
関西の難関国立大学に入学したS君は、入学してからもずっと団の育成会費を払い続けてくれました。少しずつ積み立てたバイト代の一部を団に納めて、後輩たちの活動の足しにすることが彼の『スカウト活動』であったようです。
そんな彼が先駆者となってくれたのか、大学に入学したり就職して地元を離れても、『団への在籍を継続したい』と申し出てくれるスカウトが増えてきました。直接的には活動に参画できないけど、自分はスカウトであり、団の一員であると自覚してくれている、そして費用はきちんと負担してくれる、そんなスカウトの存在を、今まで私の団では『地域的に当団の活動に参加できないスカウトは、参画できる居住地近くの団へ転籍、あるいは従登録として参画できる団で活動するのが筋である。そして参画して来ないスカウトの存在は団の重荷となる。』としてそういう参画の方法を認めてきていませんでした。
しかし、人間関係の構築できていない団の活動へ、学生や社会人一年生が参画していくことは容易ではありません。
私はそういうスカウトの面倒をみようと思い立ちました。団との連絡を切らないでおけば、何か別な展開の方法が見つかるかもしれないからです。団の上の方からは『辞めていったスカウトの面倒をみるぐらいならば、団に在籍している年少スカウトの面倒をもっとみなさい』とお小言を頂戴していましたが、お小言には慣れているので(笑)馬耳東風とやってきました。ついに、そんなスカウトの数が団として無視できないほどの人数になりました。
上記は高校卒業以降の話ですが、中学・高校生年代においては、たとえどんな動機でも、スカウト側に退団の意思が無いのならば、登録は継続させ、さまざまなアプローチの方法を考えてあげるべきではないかと思っています。そしてVSのプログラムこそ、まさにそういう『個性的な参画』を可能にしていると思います。

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