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[劇場版] ライバル伝説 光と影

2012-09-15 23:25:24 | 映画(か行)

日本
ドキュメンタリー

    * * * * * * * *

スポーツの世界でし烈なトップ争いを繰り広げたライバルの再会に密着した
スポーツ・ドキュメンタリー。
プロ野球の読売巨人軍でエース争いを繰り広げた江川卓と西本聖、1992年の
バルセロナ・オリンピックで女子マラソンの日本代表を争った有森裕子と
松野明美を取り上げ、2009年と2011年にテレビ放送された番組を基に、未公開
シーンなどを挿入して再構成。
アスリートが何を考え、どのような人生を歩んできたのか、その赤裸々な
告白に、ライバルとは何かを考えさせられる。
                                                              (シネマトゥデイさんより抜粋)
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1970年代から1980年代に読売巨人軍のエースの座を競った江川卓と西本聖が、
かつて長嶋茂雄監督時代に地獄と称されたキャンプを若手選手に課した場所と
して有名な伊東の地を訪れる。
1992年のバルセロナ・オリンピック。女子マラソン日本代表選手の最後の一枠
を、有森裕子と松野明美の二人の候補が争った。
当時から一度も言葉を交わさなかった二人が、およそ19年ぶりに再会する。
                                                              (シネマトゥデイさんより抜粋)
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江川卓と西本聖、松野明美と有森裕子というのは結構興味に引かれたのと、
観に行った出張先にある映画館が割引日で¥1,000だったので鑑賞することに。

これは結構面白かった。

南海ホークスから始まり、近鉄バファローズ、そしてオリックスバファローズ
とパ・リーグ大好きな私ですが、1980年代前半頃の一番・松本で始まる打線の
巨人も好きだったので、この頃のローテ投手だった江川と西本のライバル物は
大いに興味あった。

ドラフト外で入って、二軍で力をつけて一軍でローテを勝ち取れるかどうかの
瀬戸際で踏ん張ってる西本にすれば、野球協約の不備をついて裏口入学みたい
な感じで入ってきた上にローテも確約されている江川の存在はそれは歓迎でき
るものでないだろうし、ナニクソって気になって対抗意識を燃やすのはよく
理解できる。

一方の江川は西本なんて気にしてなかったのに、自分が獲れると思ってた沢村賞
が空白の一日の件で審査員に嫌われて、西本の手に渡ってことで西本には負け
まいと誓い、西本より上の数字を出すことにこだわったっていうエピソードは
江川のエースとしてのプライドが垣間見れて、当時そんな状態だったんだと
いうのが本人達の言葉から伺い知れて中々面白かった。

そんな互いに負けまいとした二人が20年の月日を経て再開し、あの時はどう
だったとか笑顔で語り合っているのを観ると、何か清々しい気持ちになる。

で、後半はマラソンの有森裕子と松野明美のライバル関係に迫ったものなんだが、
当時、松野が記者会見開いて「私を選んで」と訴えたものの代表に有森が
選ばれた経緯はリアルタイムで観てたのは憶えていて、個人的にはこんな記者
会見したら、逆に選ばれないんじゃないかなぁなんて思ったりした。

この二人がライバル関係にあったのかなと思いつつ観てたんだが、何か一方的に
松野が有森をライバル視してるだけのような印象を受けた。
まだ小菅監督によって才能が開花する前の有森は、当時有名だった選手全体に
対していつか超えたいと思っていたのに対し、松野は有森が世界陸上で結果
だして注目されだした頃から一方的にライバル視してだけのような気が。

たまたまオリンピック代表の残り1枠を有森と松野で争うことになったから
マスコミがライバル関係として騒いだだけのようにしか感じられない
有森にしたらええ迷惑のような気がするなぁ。

再会してもこの二人は、特に有森の方にはまだ何かわだかまりがあるような
気がしたし、松野もいまだに私なら金メダル取れてたとか言うあたり、
観てて清々しさが全くなく、江川・西本とは対照的な感じでこれはこれで
面白かった。


お薦め度:★★★☆☆(3/5)

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