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声をかけると花は美しく咲くのか




去年ベートーベンを聞かせて育てたおかげで(笑)、今年は芍薬の鉢植えに、夫が数えたら30以上も蕾をつけた。

背丈も今の時点で90センチあり、すでに初夏を象徴する王者の風格(の予感)が漂っている。


「花に『ありがとう』『綺麗だね』と声をかけて育てると美しく咲く」という人がいて、一方で科学的には完全に否定されている。

そういう意味ではわたしも、声をかけただけで花が綺麗に咲いたり、「おいしいね」と声をかけた水がおいしくなったりはしないだろうと思う。


花ではなく、声をかけている観察者側の認識が変わるのだろう。


毎日、花に声をかける気持ちの余裕やワクワク感があると、つまり花に注意していると、色や形の個性的で、よくできたデザインであること、生まれたての葉がどのあたりから出てくるのかとか、花びらのほどけ方など...昨日に比べても刻々と変化があることに気づく。

水やりをする夕暮れの空の光の変化や、朝の空気の温度にも敏感になり、露のプリズムや、太陽と水と土で花を咲かせることの不思議、蜂が飛び、鳥が鳴いているのをしみじみ楽しむようになる。


Beauty is in the eye of the beholder (美は見る人の目の中にある)


たぶん花自体はわたしたちがだまっていても精一杯美しい花を咲かせる。

しかしそうやって注意を払い、大切に育てた花がより美しく咲いているようにわたしたちの目に映らないわけがなかろう。
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