長尾雄史のパリで燃えてるか!!【出張裏報告】

今、サンマの塩焼きが食べたい。猛烈に。。。

ルマンの松井 -前編-

2005年08月03日 | フットボールを愛する皆様へ
フットボールを愛する皆様へ

ジーコ監督の日本代表、東アジア選手権で北朝鮮に負けちゃったって?
でも、W杯予選→コンフェデ杯と続いての東アジア選手権じゃあ、結果は問えないよね。内容も見てないから何とも言えないけど、モチベーションが違うでしょ、むこうさんとは。それに、北朝鮮戦に負けたおかげで、今日の中国戦に茂庭と今野が先発出場するみたいだから、俺的には良かったかな。いや、そんなに良くないかな、見られないから。(苦笑)

と言うことで、出張に来て一ヶ月以上、フットボールに飢えていた俺ですが、ついにフランスでもリーグ・アンが開幕しました。
フランスで最も人気があるチームは、中田浩二が電撃移籍したマルセイユ。八百長事件でミソをつけてしまったけど、フランスのクラブで唯一、チャンピオンズリーグ(まだ、チャンピオンズカップだった?)で優勝したチームです。
で、パリにあるのはパリサンジェルマン。これは、「首都に強いチームがなければダメだろう」ってことで、比較的最近の70年代に作られたチーム。昨シーズンはCLにも出場していたし、「(バルサに売る前の)ロナウジーニョをスタメンで使っていなかった」チームとして悪名が高かったりもして。(笑い)
この他、CLの常連でもあり03-04シーズンのCLファイナリストのモナコなども有名。

だけど、フランスで一番強いチームと言えば、なんと言ってもリヨンです。現在、リーグ3連覇中。CLでも2シーズン連続でグループリーグを突破しています。
とまあ、知ったかしてみましたが、最近ではCLやUEFA杯などでドイツのブンデスリーガ勢よりも好成績を残しているフランスのリーグ・アン勢、やはり、数年前までの世界チャンピオンの国のリーグですから侮れません。
そんなリーグ・アンで頑張っているの日本人選手が松井大輔だ。ヨーロッパに移籍した選手で、2部リーグに移籍→1部昇格に貢献→1部リーグデビューって過程を踏んだ選手は松井が初めてじゃないかな。

と言うことで、行って来ましたルマンへ。



ルマン-リヨン戦は、唯一の日曜開催。午後18:00キックオフでした。
パリ-モンパルマス駅から2時間半掛けて、キックオフ1時間前にルマンに到着すると、誰もいない。。。「あれ、片道25ユーロも掛けて来たのに、開催時間を間違えちゃった?」とかなり不安になりました。
が、う~む。。。と唸っていると、リヨンのレプリカを来た若者二人組も不安げにバス停の地図を見てるではないですか。
「(ああ、良かったぁ~)俺もスタジアムに行きたいんだけど、後付いていっていい?」と頼み込んで、いざ、3人でスタジアムに出発進行。

「リヨンはよいチームなのは知ってるよ」
「ブラジル人のエウベルがいたんだよね?リヨン」
「ルマンには、日本人がプレーしてるの知ってる?松井ってんだけど。一応、元日本代表」

色々と話しかけてみたんだけど、フランス人はつれないね。生返事が返ってくるだけ。
まあ、ルマンは今年二部から昇格したチームなので、チャンピオンチームのサポが、松井のことを知らなくても当然っちゃあ、当然なんだけど、

「チッ、つまんねぇの 。まあ、いいさ。今は松井のことを知らなくても、試合が終わる頃には、しっかりとお前らの頭に焼き付くのさ」

とひっそりと毒づいてみる。

ヨーロッパの小都市の日曜日の午後は、まさにゴーストタウン。「こりゃ、開幕戦なのに盛り上がってないのかな?」と少し、淋しく思い始めたところでスタジアムを付近に到着。



そんな訳あるわけないですね。そりゃそうだ。おらが街のチームが、1部に昇格した開幕戦で、しかも相手が偉大なチャンピオンチームだ。「ゲゲッ、むしろ、チケットを買えるのか?」
でも、ご安心を。やはり、ドイツなんかの人気チームと違って、売り切れてはいませんでした。その代わり、5ユーロの立ち見席か、45ユーロのメインスタンド中央席しかなかったけどね。で、俺は当然、立ち見席を選択。



でも、ここがオランダやドイツじゃなくて良かったよ。フランスでは俺もそんなにちびっ子じゃないからね。(笑い)

以下次号

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