歴史は繰り返す...Super Bowl XLVI

2012-02-07 00:03:47 | NFL Patriots
ペイトリオッツファンのみなさん、お久しぶりです。
4年ぶりにスーパーボウルに戻ってきたペイトリオッツでしたが、負けてしまいました…


今回もまた、いろいろなハプニングが起こりましたが…


「セーフティ」やら、「ディフェンス12人」の反則やら、なんやら…
普段しないミスをしてしまったりすると、痛手が大きいですね。


試合時間残り1分のあたりで、ベリチック監督の、タッチダウンをとっとと献上して、オフェンスに時間を回そうとした決断は、「らしい」決断だと思うけども、今回の場合は、いかんせん1分弱では、ちと難しすぎたような。
ゾーンに入ってればいいけども、今日のペイトリオッツは肝心なところで、落球など今一歩make play 出来てなかったし、怪我中の最大武器グロンコウスキーだし、ブレイディも痛めていた肩を試合中に再度痛めてしまったところだったし。



まぁ、でも、です。

なんといいますか、思い返しますと、


チャンピオンシップの時から、暗雲が…

4年前のスーパーボウルの対戦、あれはとても痛い。
(個人的には、)
ゆえに、ジャイアンツとあたりたくない + 49ersとの試合が見たい!
(久しぶりに49ersをポストシーズンに見れたのはいいものです。復活、49ers!良かったですね。)

が、しかし、ジャイアンツが勝ち、スーパーボウル再戦。


そのチャンピオンシップのゲームでは、今季最大のウェポンであるグロンコウスキーが負傷(しかも、4年前ウェスを壊した同じ人から。)
デジャヴュ?


白状しますと、

今一歩勝てる気がしなかった、というのが本音です。
ニューヨークサイドの過熱したトラッシュトークもありましたし、(いつものことだけども。)
ペイトリオッツに是非勝ってほしいなぁ、とも思ったのですけれども。



ということで、

やっぱり負けちゃったけど、
今季のスーパーボウルまでの道のり、いつものように怪我人続出やらなんやら、問題を乗り越え、来たのですし、
選手の皆さん、コーチの皆さん、ご苦労様、です。
しばしゆっくり養生して、またはつらつとしたプレーを待ってます!
(そして、マイラ夫人、ご冥福をお祈りします。)


ベリチック監督は、この敗戦から何を読み取るんでしょうね?
また、面白い戦術を考えるのかもしれませんし、
来シーズン、また、期待しましょう!!
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

単1スペーサー(単3電池用) 作ってみました。

2011-04-10 10:25:23 | Weblog
4年1カ月ぶりにブログカムバックです。
まず、この度の東日本大震災で被災された皆様のご心痛を思い、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

さて、なぜ4年もほったらかしにしていたブログに戻ってきたかというと、
お題にある通り、単3電池を単1電池使用電化製品に転用出来る単1スペーサーを作ってみたので、公開しようと思いたったからです。

大震災後、品薄な物がたくさんありますが、乾電池もいまだ品薄ですね。特に単1電池。
まぁでも、まずまだ電気復旧していない被災地にどんどん送っていただくとして、
私の家は大震災時夜中過ぎまで停電し、また今後停電しないとも限らないし、なんとか予備があるとね、と思うわけです。
単3電池を単1電池として使える便利な「単1スペーサー」なるものが商品としてありますが、言わずもがな入手困難です。

「ならば、自分で作るべし」
ということで、自作スペーサー、ネット上で数々公開されていますね。
そこで、遅ればせながら私も作って見たので、ご紹介します。
コンセプトは、「出来るだけ身近な材料で、逆さにしても単3電池が落ちないスペーサー」です。
組ねじで、−極側に単1の長さまで足りない分を補い、胴回りの足りない分をクリアファイルと段ボールで補います。
スポンジを電池を入れる内側に付けることで、逆さにしても落ちないようにします。


【用意するもの】段ボール[写真A・B]、角座金(w1/4)[C]、組ねじ(4.5×8mm)[D]、スポンジ、クリアファイル、両面テープ等接着するもの、セロテープ、ハサミ、カッター

《1》 パーツを作ります。
段ボールで、外円直径31mm・内円直径22mmのドーナツ状のもの3〜4枚[写真A]、外円直径31mm・内円直径5mmのもの2枚[B]、
スポンジで、長方形15×65×8mmのもの1枚[E]、
クリアファイルで、45×120mm[F]、40×70mm[G]、各1枚



《2》 電池が直接入る筒を作ります。
スポンジ[E]の長い方2角をハサミで丸くかまぼこ型にカットします。
クリアファイル[G]に両面テープを付けます。(スポンジ用15×65mm、筒ののりしろ用5×40mm)


スポンジを貼り、のりしろ部分(5mm)を貼り合わせ、筒状にします。



《3》 マイナス極側のかさ上げ部分(以下「組ねじセット」)と筒をつなぎます。
《2》で作った筒の一方の端にセロテープを半分だけ1周貼り、本体についてない部分を適当な間隔で切れ込みを入れ、外側にまげて置きます。
段ボール[B]2枚と角座金[C]を組ねじで留め、組ねじセットを作ります。(組ねじのねじではない方からC‐B‐Bの順)

段ボール[A]1枚を作成した筒に通し、筒を組ねじセットに貼ります。この時のAの役目は、筒を組ねじセットの中心に正確に貼るためのガイドです。AとBがきれいに合わさるのを目安にくっつけます。


電池を入れる部分が完成です。(写真は[A]を筒から外していますが、実際は外さなくてもかまいません。)

※セロテープを使わず、ボンド等を使う場合は、先に次の工程《4》の[A]を組みねじセットに張り合わせ、その後ボンドなどで筒を[A]の内側部分と接着させても良いでしょう。



《4》 《3》でガイドとして使った段ボール[A]を組ねじセット側と両面テープなどで接着します。



《5》 骨組みを完成させます。
筒の電池の入り口部分に段ボール[A]を2枚貼り合わせたものを両面テープなどで固定します。

筒中央部分にも[A]を入れる場合はこちらを先に。ここで使うはの内径が若干小さめのものが良く、カッターなどで切れ目を入れながら少し大きさを調整してギリギリで筒が入る位のものにしておくと接着しなくても動かないです。補強のためなので、この部分に[A]を入れなくても良いです。


《6》 最後に、本体の外周を覆います。
クリアファイル[F]の端ののりしろ部分に両面テープなどを貼り、本体側のファイルが接着する部分にも両面テープなどを貼り、本体に[F]を1周巻きつけて貼ると出来上がりです。


単3電池を入れたところ。筒にスポンジを配置したので、下に向けても単3電池が落ちません。
なぜこうしたかといえば、私の持ってるLEDランタンは単1を3個使用なんですが、そのうちプラス極が下向きが2か所あるので、下向きにしても大丈夫なものにしたかったからなのです。
スポンジは、最初普通の台所用スポンジをカットして作ってみたのですが、洋服のハンガーなどについてるスポンジでちょっと厚地な感じのがあればトリミングが簡単です。
角座金は、たまたま角だったので、丸座金でもかまいませんし、なければ段ボールパーツ1つ増やしてアルミホイルなどで覆ったものでも良いかと思います。無くても中心の組ねじで通電しそうな電化製品だったらなしでも良さそうです。
接着に両面テープ・強力タイプを使いましたが、接着剤やホットグル―ガンなどを使っても良いと思います。

それでは、また。
次回はいつになるのやら分かりませんが…
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

第79回アカデミー賞 授賞式

2007-02-27 01:06:52 | movie
第79回アカデミー賞 授賞式  79th Annual Academy Awards

会場:コダック・シアター、ホスト:エレン・デジェネレス 開始時間:日本時間 2007.2.26 AM10:30
(* 進行順 / プ=プレゼンター)


■美術賞  Achievement in art direction / プ:ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ
「パンズ・ラビリンス」 美術:エウヘニオ・カバレロ 装置:ピラール・レブエルタ
「ドリームガールズ」 美術:ジョン・マイヤー 装置:ナンシー・ヘイ
「パイレーツ・オブ・カリビアンデッドマンズ・チェスト」 美術:リック・ハインリクス 装置:シェリル・クラシク
「ザ・グッド・シェパード The Good Shepherd (原題)」 美術:グレッチェン・ラウ 装置:レスリー・E・ロリンズ
「イリュージョンVS」 美術:ネイサン・クロウリー 装置:ジュリー・オチピティ

→★Oscar goes to...  「パンズ・ラビリンス」 

-----

プ:マギー・ギレンフォール
★ゴードン・E・ソーヤー賞 レイ・フィーニー

-----

■メイクアップ賞  Achievement in makeup / プ:ウィル・フェレル、ジャック・ブラック、ジョン・C・ライリー
「パンズ・ラビリンス」 デイヴィッド・マルティ、モンセ・リベ
「アポカリプト Apocalypto(原題)」 アルド・シグノレッティ、ヴィットリオ・ソグーノ
「もしも昨日が選べたら」 辻一弘、ビル・コルソ

→★Oscar goes to...  「パンズ・ラビリンス」 

-----

プ:アビゲイル・ブレスリン、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス

■短篇アニメ映画賞 Best animated short film 
「ザ・デニッシュ・ポエット The Danish Poet (原題)」  トリル・コーヴ
「リフテッド Lifted (原題)」  ゲイリー・ライドストローム
「マッチ売りの少女」  ロジャー・アラーズ、ドン・ハーン
「マエストロ」  ジェザ・M・トス
「熱血どんぐりハンター!」  クリス・レナード、マイケル・サーマイヤー

→★Oscar goes to...   「ザ・デニッシュ・ポエット(原題)」 


■短篇実写映画賞  Best live action short film
「ちいさなビンタ」  ハビエル・フェセル、ルイス・マンソ
「ワン・トゥー・メニー One Too many (原題)」  ボルハ・Cobeaga
「ヘルマー&サン Helmer&Son (原題)」  ソーレン・ピルマーク
「ザ・セイヴァー The Saviour(原題)」  ピーター・テンプルマン、スチュワート・パーキン
「ウエスト・バンク・ストーリー West Bank Stroy (原題)」  アリ・サンデル

→★Oscar goes to...   「ウエスト・バンク・ストーリー(原題)」

-----

作品ノミネート紹介:「硫黄島からの手紙」

音響効果パフォーマンス / ハリウッド・フィルム合唱団

-----

■音響編集賞  Achievement in sound editing / プ:スティーヴ・カレル、グレッグ・キニア
「アポカリプト Apocalypto(原題)」 ショーン・マコーマック、カミ・アスガー
「パイレーツ・オブ・カリビアンデッドマンズ・チェスト」 クリストファー・ボイス、ジョージ・ウォッターズ2世
「父親たちの星条旗」 アラン・ロバート・マーレイ、バブ・アスマン
「硫黄島からの手紙」 アラン・ロバート・マーレイ、バブ・アスマン
「ブラッド・ダイヤモンド」 ロン・ベンダー

→★Oscar goes to...   「硫黄島からの手紙」 

-----

■録音賞  Achievement in sound mixing / プ:ジェシカ・ビール、ジェームズ・マカヴォイ
「アポカリプト Apocalypto(原題)」 ケヴィン・オコネル、グレッグ・P・ラッセル、フェルナンド・カマラ
「ドリームガールズ」 マイケル・ミンクラー、ボブ・ビーマー、ウィリー・バートン
「父親たちの星条旗」 ジョン・レイツ、デーヴ・キャンベル、グレッグ・ラドロフ、ウィル・マーティン
「ブラッド・ダイヤモンド」 アンディ・ネルソン、アンナ・ベルマー、アイヴァン・シャーロット
「パイレーツ・オブ・カリビアンデッドマンズ・チェスト」  ポール・マッシー、クリストファー・ボイズ、リー・オーロフ

→★Oscar goes to...   「ドリームガールズ」 

-----

■助演男優賞  Performance by an actor in a supporting role / プ:レイチェル・ワイズ
エディ・マーフィ 「ドリームガールズ」
ジャッキー・アール・ヘイリー 「リトル・チルドレン Little Children (原題)」
ジャイモン・フンスゥ 「ブラッド・ダイヤモンド」
アラン・アーキン 「リトル・ミス・サンシャイン」
マーク・ウォルバーグ 「ディパーテッド」

→★Oscar goes to...   アラン・アーキン

-----

ピロボラス・アクト:「ハッピーフィート」

歌曲賞メドレー・パフォーマンス 
"Our Town"ジェームズ・テイラー、ランディ・ニューマン from「カーズ」、"I Need to Wake Up"メリッサ・エスリッジ from「不都合な真実」

作品ノミネート紹介:「ディパーテッド」

プ:レオナルド・ディカプリオ、アル・ゴア
(アカデミー協会が環境保護に貢献しているという旨のアナウンス)

-----

■長編アニメ映画賞  Best animated feature film of the year / プ:キャメロン・ディアス
「カーズ」 ジョン・ラセター
「ハッピーフィート」 ジョージ・ミラー
「モンスター・ハウス」 ギル・ケナン

→★Oscar goes to...   「ハッピーフィート」 

-----

プ:ベン・アフレック 
特集:the process

-----

■脚色賞  Adapted screenplay / プ:ヘレン・ミレン、トム・ハンクス
「ボラット Borat(原題)」 サーシャ・バロン・コーエン、アンソニー・ハインズ、ピーター・ベイネム、ダン・メイザー、トッド・フィリップス
「トゥモロー・ワールド」 アルフォンソ・キュアロン、T・J・セクストン、デイヴィッド・アラタ、マーク・ファーガス、ホーク・オストビィ
「ディパーテッド」 ウィリアム・モナハン
「リトル・チルドレン Little Children (原題)」 トッド・フィールド、トム・ペロッタ
「あるスキャンダルの覚え書き」 パトリック・マーバー

→★Oscar goes to...   「ディパーテッド」 

-----

■衣装デザイン賞  Achievement in costume design / プ:エミリー・ブラント、アン・ハサウェイ
「ドリームガールズ」 シャレン・デイヴィス 
「マリー・アントワネット」 ミレーナ・キャノネロ 
「プラダを着た悪魔」 パトリシア・フィールド 
「カーズ・オブ・ゴールデン・フラワー Curse of the Golden Flower(原題)」 イー・チュンマン
「クィーン」 コンソラータ・ボイル 

→★Oscar goes to...   「マリー・アントワネット」 

-----

プ:トム・クルーズ
★ジーン・ハーショルト友愛賞: シェリー・ランシング

-----

■撮影賞  Achievement in cinematography  / プ:グウィネス・パルトロウ
「トゥモロー・ワールド」 エマニュエル・ルベツキ
「パンズ・ラビリンス」 ギレルモ・ナヴァロ
「ブラック・ダリア」 ヴィルモス・ジグモンド
「イリュージョンVS」 ウォーリー・フィスター
「ザ・イリュージョニスト The Illusionist(原題)」 ディック・ポープ

→★Oscar goes to...   「パンズ・ラビリンス」 

-----

ピロボラス・アクト:「リトル・ミス・サンシャイン」

-----

■視覚効果賞  Achievement in visual effects  / プ:ナオミ・ワッツ、ロバート・ダウニー・Jr.
「スーパーマン・リターンズ」 マーク・ステッドソン、ニール・コルボルト、リチャード・アールフーバー、ジョン・ソーン
「パイレーツ・オブ・カリビアンデッドマンズ・チェスト」 ジョン・ノール、ハル・ヒッケル、チャールズ・ギブソン、アレン・ホール
「ポセイドン」  ボイド・シェイマス、キム・ベイリー、チャールズ・ジャレット、ジョン・フレイザー

→★Oscar goes to...  「パイレーツ・オブ・カリビアンデッドマンズ・チェスト」 

-----

プ:カトリーヌ・ドヌーヴ、渡辺謙
外国語映画賞50周年記念

-----

■外国語映画賞  Best foreign language film of the year / プ:クライヴ・オーウェン、ケイト・ブランシェット
「パンズ・ラビリンス」(メキシコ/スペイン/アメリカ) ギレルモ・デル・トロ
「ウォーター Water (原題)」(カナダ) ディーパ・メータ
「デイズ・オブ・グローリー Days of Glory (原題)」(アルジェリア) ラシッド・ブシャール
「善き人のためのソナタ」(ドイツ) フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
「アフター・ザ・ウェディング After the Wedding (原題)」(デンマーク) スザンネ・ヴィエール

→★Oscar goes to...   「善き人のためのソナタ」

-----

■助演女優賞  Performance by an actress in a supporting role / プ:ジョージ・クルーニー
ジェニファー・ハドソン 「ドリームガールズ」
菊地凛子 「バベル」
ケイト・ブランシェット 「あるスキャンダルの覚え書き」
アドリアナ・バラッザ 「バベル」
アビゲイル・ブレスリン 「リトル・ミス・サンシャイン」

→★Oscar goes to...   ジェニファー・ハドソン

-----

作品賞ノミネート紹介:「バベル」

-----

■短篇ドキュメンタリー賞  Best documentary short subject / プ:エヴァ・グリーン、ガエル・ガルシア・ベルナル
「ザ・ブラッド・オブ・インズー・ディストリクト The Blood of Yingzhou District (原題)」 ルビィ・ヤング、トーマス・レノン
「リサイクルド・ライフ Recycled Life (原題)」  レスリー・アイワークス、マイク・グラッド 
「リハーシング・ア・ドリーム Rehearsing a Dream (原題)」  カレン・グッドマン、カーク・サイモン
「トゥー・ハンズ Two Hands (原題)」 ナサニエル・カーン、スーザン・ローズ・バー

→★Oscar goes to...   「ザ・ブラッド・オブ・インズー・ディストリクト (原題)」

-----

■長編ドキュメンタリー賞  Best documentary feature / プ:ジェリー・サインフェルド
「デリヴァー・アス・フロム・イーヴル Deliver Us from Evil (原題)」 エイミー・バーグ、フランク・ドナー
「不都合な真実」 デーヴィス・グッゲンハイム
「イラク・イン・フラグメンツ Iraq in Fregments (原題)」 ジェームズ・ロングリー、ジョン・シンノ
「ジーザス・キャンプ Jesus Camp (原題)」 ヘイディ・ユーイング、レイチェル・グレイディ
「マイ・カントリー、マイ・カントリー My Country, My Country (原題)」 ローラ・ポートラス、ジョスリン・グラッツァー

→★Oscar goes to...   「不都合な真実」 

-----

プ:クリント・イーストウッド パフォーマンス:"I know I love you"セリーヌ・ディオン
★栄誉賞: エンニオ・モリコーネ

-----

■作曲賞  Achievement in music written for motion pictures (Original score) / プ:ヒュー・ジャックマン、ペネロペ・クルス 
「バベル」 グスタヴォ・サンタオラヤ
「ザ・グッド・ジャーマン(原題)」 トーマス・ニューマン
「クィーン」 アレクサンドル・デプラ
「パンズ・ラビリンス」 ハビエル・ナバレテ
「あるスキャンダルの覚え書き」 フィリップ・グラス

→★Oscar goes to...   「バベル」 

-----

■脚本賞  Original screenplay / プ:キルステン・ダンスト、トビー・マグワイア
「バベル」  ギジェルモ・アリアガ 
「硫黄島からの手紙」  アイリス・ヤマシタ、ポール・ハギス 
「リトル・ミス・サンシャイン」  マイケル・アーント
「パンズ・ラビリンス」  ギレルモ・デル・トロ 
「クィーン」  ピーター・モーガン 

→★Oscar goes to...   「リトル・ミス・サンシャイン」

-----

ピロボラス・アクト:「プラダを着た悪魔」

プ:ジェニファー・ロペス
歌曲賞ドリームガールズ・メドレー・パフォーマンス:
"Love You I Do" "Listen" "Patience"  ジェニファー・ハドソン、ビヨンセ・ノウルズ、アニカ・ノニ・ローズ、キース・ロビンソン

-----

■歌曲賞  Achievement in music written for motion pictures (Original song) / プ:ジョン・トラボルタ、クィーン・ラティファ
“Listen” 「ドリームガールズ」 作曲:ヘンリー・クリーガー、スコット・カトラー 作詞:アン・プリヴェン
“I Need to Wake Up” 「不都合な真実」 作曲・作詞:メリッサ・エスリッジ
“OurTown” 「カーズ」 作曲・作詞:ランディ・ニューマン
“LoveYouIDo” 「ドリームガールズ」 作曲:ヘンリー・クリーガー 作詞:サイーダ・ギャレット
“Patience” 「ドリームガールズ」”  作曲:ヘンリー・クリーガー 作詞:ウィリー・リール

→★Oscar goes to...   “I Need to Wake Up” 「不都合な真実」 

-----

作品賞ノミネート紹介:「リトル・ミス・サンシャイン」

プ:ウィル・スミス
特集 ポートレート・オブ・アメリカ

-----

■編集賞  Achievement in film editing / プ:ケイト・ウィンスレット
「トゥモロー・ワールド」 アルフォンソ・キュアロン、アレックス・ロドリゲス
「ディパーテッド」 セルマ・スクーンメイカー
「バベル」 ダグラス・クライス、スティーヴン・ミリオーネ
「ユナイテッド93」 クレア・ダグラス、リチャード・ピアソン、クリストファー・ラウズ
「ブラッド・ダイヤモンド」 スティーヴン・ローゼンブラム

→★Oscar goes to...   「ディパーテッド」 

-----

プ:ジョディ・フォスター
メモリアル・トリビュート

-----

■主演女優賞  Performance by an actress in a leading role / プ:フィリップ・シーモア・ホフマン
ヘレン・ミレン 「クィーン」
メリル・ストリープ 「プラダを着た悪魔」
ジュディ・デンチ 「あるスキャンダルの覚え書き」
ペネロペ・クルス 「ボルベール<帰郷>」
ケイト・ウィンスレット 「リトル・チルドレン(原題)」

→★Oscar goes to...   ヘレン・ミレン

-----

ピロボラス・アクト:「ディパーテッド」

-----

■主演男優賞  Performance by an actor in a leading role / プ:リース・ウィザースプーン
フォレスト・ウィテカー 「ラストキング・オブ・スコットランド」
レオナルド・ディカプリオ 「ブラッド・ダイヤモンド」
ライアン・ゴズリング 「ハーフ・ネルソン Half Nelson(原題)」
ピーター・オトゥール 「ヴィーナス Venus(原題)」
ウィル・スミス 「幸せのちから」

→★Oscar goes to...   フォレスト・ウィテカー

-----

■監督賞  Achievement in directing / プ:フランシス・フォード・コッポラ、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ
マーティン・スコセッシ 「ディパーテッド」
スティーヴン・フリアーズ 「クィーン」
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 「バベル」
ポール・グリーングラス 「ユナイテッド93」
クリント・イーストウッド 「硫黄島からの手紙」

→★Oscar goes to...   マーティン・スコセッシ

-----

作品賞ノミネート紹介:「クィーン」

-----

■作品賞  Best motion picture of the year / プ:ダイアン・キートン、ジャック・ニコルソン
「バベル」 製作:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、ジョン・キリク、スティーヴ・ゴリン
「ディパーテッド」 製作:グレアム・キング
「クィーン」 製作:アンディ・ハリーズ、クリスティン・ランガン、トレイシー・シーウォード
「リトル・ミス・サンシャイン」 製作:ディヴィッド・T・フレンドリー、ピーター・サラス、マーク・タートルトーブ
「硫黄島からの手紙」 製作:クリント・イーストウッド、スティーヴン・スピルバーグ、ロバート・ロレンゾ

→★Oscar goes to...   「ディパーテッド」 
コメント (0) |  トラックバック (2) | 

サラバンド  saraband

2006-11-02 00:51:49 | movie
演劇のようなシンプルさといったらいいか... 無駄のないストーリーラインといったらいいか... の中、描かれている内容は、家族の中の、愛情と憎悪、容易に断ち切れない絆、みたいなものが、
非常に濃く、見ている側にのしかかってくるような作品。

濃ゆ過ぎて、ストーリーを記す気力なし。

・家族の和が微妙なバランスで保たれていて、ある日そのうちの誰かが死に、はじめて、その人がその微妙なバランスを保っていた鍵だったと知る。鍵はなくなり、バランスが崩れる。しかし、崩れたバランスを残された家族で埋め合わせて、新たなバランスを築き保つのは難しい...
・家族の中でも、ある一言が、どうしても取れないのどに刺さった棘ように尾を引いてわだかまってしまったりする...
・人には、前触れもなく誰かのことを深く理解する、そんな瞬間が訪れることがある...

そんなようなことが主題の話ですかね。


白状すると、
この濃さへの拒否反応か、はじまって15分を過ぎたころからだろうか、あろうことか睡魔におそわれ、非常に辛かった... が、何とか完見。(ごめん、「サラバンド」ファン。)
個人的には、ジャンニ・アメリオ監督の「いつか来た道」とかの方が、好きかな。
私の行状・嗜好はどうあれ、イングマール・ベルイマン監督の「サラバント」、なかなか深い作品です。

コメント (0) |  トラックバック (0) | 

サンキュー・スモーキング  thank you for smoking

2006-10-22 12:44:02 | movie
社会の縮図!?
何らかの利害の計算なしには政治経済は動いていない。
そんな世の中の仕組みを、全面的に笑い飛ばした、社会風刺作品。


タバコ研究アカデミーの主任スポークスマンであるニック・ネイラー(アーロン・エッカート)。彼の仕事は、タバコ業界のロビイ活動。タバコ産業は「死の商人」と悪者扱いされてしまっているけど、挽回を図るため、持ち前のディベートの手管で、日夜、敵対する善良と思しき団体や政治家を、たじたじにする。
端っこの真実を王道の真実かのようにしゃべるニックは、思わず笑ってしまうし、何より、このニックが、悪!?の手先なのに本人自体はいたって普通の人であり、そんな描き方が絶妙。

この原作は、クリストファー・バックリー著 「ニコチン・ウォーズ thank you for smoking」。
映画が面白かった人はこの本も読むべし。ウィットに富んだブラックユーモア満載で、すごく笑える。
この本は1994年に出版されているだけあって、2006年な今読むと、「あー、なんかまさに90年代だなぁ。」と思う。(別に悪い意味でなく。)2000年以降には9.11テロもあったし、今このジョークは言えるかな... なんてことがチラッとよぎったりして、ね。
そんなことを踏まえ、映画のほうは、この原作をうまく2000年代に移行させて作り上げてあって、そこがまた非常に上手い。
コメント (0) |  トラックバック (3) | 

ワールド・トレード・センター  world trade center

2006-10-08 23:25:59 | movie
アメリカ同時多発テロで、ワールドトレードセンターに救出活動に向かった港湾公社警察の警察官、ジョン・マクローリン巡査部長(ニコラス・ケイジ)とウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)が瓦礫の下敷きになりながらも、数時間後に救出された、という実話を元に、マクローリンとヒメノが瓦礫の中で何を考え何を話していたのか、その一方で、その間、両家族の二人の安否を気遣う様子が描かれている。


例によって、いつものように、内容についてほぼ白紙状態で、この作品に臨んだ。
そしたら、
あれ?? この話、なんか知ってるかも...

「ユナイテッド93」の時に、ちょっと紹介しましたが、「9.11生死を分けた102分」という本の、ほんとに最後の最後のエピソードとして、この人たちの救出劇について、ほぼそのまんまな感じで、記されていた... ことを思い出した。(家族の話は出てきませんが。)

うーん、この作品は、タイトルがものを言わない、というか、「ワールドトレードセンター」というタイトルに、サブタイトルがいるんじゃないかな。
まぁ、ありていにだと 「2警察官の奇跡の生還」 とか、ね。
なんというか、たとえば、上記で触れた本「102分」は、あの日のワールドトレードセンターの模様を、朝から順に追っていて、最後にマクローリン&ヒメノ救出劇で終わっている。この本は381ページまであるんだけど、この救出劇は336-378ページぐらいに他のエピソードも含め、出てくる。その占める割合は1割にも満たないわけで、つまりは、あの日いろいろなことがワールドトレードセンターで起こっていたのであり、その一部である救出劇を扱った作品なのに、全体を象徴するようなタイトルをつけるのは、いかがなものかなぁ、という、屁理屈が浮かんでしまった。


-----------

+ (update:2006.10.12)

このタイトルをつけて語るとすれば、本質的には、救助に駆けつけた警察官や消防士のことがメインではないのだ、と私は思う。
旅客機の中にいた人々はもちろんのこと衝突した階から上の階にいた人々は助からなかったし、また、その下の階にいても助からなかった人々もいたし、救助活動をしようとした警察官や消防士の中には、ひたすら上の階へ上ったきりになってしまった人々がいた。そういう中で、一方で、あの建物の中にいて脱出できた人々が多くいて、それは、その時居合わせた一般人である彼ら自身が助け合った結果でもあった。そして、両タワーが崩壊し、瓦礫の中を救助活動していた人々もいれば、病院で救助されてくる人の受け入れ態勢を整えひたすら待っていた(がほとんどこなかった)人々もいたし、何がしか役立とうとボランティアを申し出た人々もいた。もちろん、連絡が取れず安否を気遣う人々は大勢いた。
ハリウッドがまだ面と向かって描く準備ができてない、し、アメリカの人々が面と向かって受け止める心の準備がまだ出来ていない、なら、それも分かる。おそらく、将来いつの日か、このWTCの出来事について、真っ向から取り組む作品が作られるだろう。その後生の作品に、この「ワールドトレードセンター」というタイトルを譲ってもよかったのではないだろうか、と思う。


私は、友達によく映画の感想を聞かれるのだけど、この作品に対しては、「感動できるかも。でも、ワールドトレードセンターでの出来事の話じゃなかった。」と言うでしょう。



-----------

+ 「フォーリング・マン 9.11その時、彼らは何を見たか? 9/11: The Falling Man」 DVDドキュメンタリー  (update:2006.10.22)

2001.9.12 多くの新聞の朝刊に、9.11テロ関連として、1人の人物がWTCの上層階から落ちていく瞬間を捉えた写真が掲載された。カメラマン・リチャード・ドルーによって撮られ、AP通信から配信されたその写真は多くの読者の強い反感を買い、その後メディアの自主規制もあり、紙面から姿を消した。作家トム・ジュノーは、この写真こそが9.11テロの恐怖を象徴している写真だと思い、写真の人物は誰なのか、調査を始める。同じように調査をしていた記者ピーター・チェイニーは、着ているものから最上階のレストランの従業員と推測、偶然街角で見た行方不明者の写真を見て、該当人物かと思い、その家族と接触を図るが、その家族からは、家族の信条とキリスト教の観点から、強い否定のリアクションをされる。ジュノーは、あの人物を捉えたドルーの写真が1枚ではなく、12枚のうちの1枚だったと知り、12枚すべてを見て、チェイニーが探し当てた人物ではないことに気がついた。そして、最上階のレストランで働いていた人々に写真を見せ、該当者がいないか協力してもらったところ、1人の人物が浮上、家族の方々も、「似ている」という意見だったが、結局確固たる証拠は得られずじまいに終わった。しかし、ジュノーは、この調査を通し、「フォーリングマン」は無名だからこそ影響力を増すのだと悟り、ドルーの撮った写真は冒涜的な写真ではなく、死者への記念碑であり、あの写真で世界中が9.11の悲劇を記憶するのだ、と締めくくる。

迫りくる煙と炎の中、どこにも逃げるところがなくて、飛び降りるしかなかった人々のうちの1人の死の瞬間の写真が示すことは、単にその事実だけで惨い。
「炎」か「飛び降り」かという二者択一。しかし、後者の選択は、キリスト教徒にとっては、単なる死の選択ではなく「自殺者の魂は必ず地獄に落ちる」という教義から、その選択肢の先に「地獄」を連想するものだった。
9.11での飛び降り行為は、自殺というより、強要された自死なんじゃないかと私は思うんだけど、
その一方で、テロに及んだ一連の実行犯はイスラム教徒であり、ジハードでの殉教者として天国が待っていると信じて、自爆という自殺に及んだ。
信仰するものによって、あの世の見え方が、文字通り、天と地の差がある。そこになんだか疑問を感じる。
彼らの魂は、今、どこにあるんだろう、と思う。


-----------

+ 「zero hour 9.11同時多発テロ事件」 ディスカバリーチャンネルDVD ドキュメンタリー  (update:2006.10.31)

最初のテロとなったアメリカン11便の実行犯や乗員の行動を時間を追って再現したもの。

余談
本編で、冒頭から6分経過したときの時刻表示が「08:47:27(8時47分27秒)」になっていて、前後は7時台の時刻表示なのに変だな、と思い、ディスカバリーチャンネルに問い合わせたところ、やはり7時の間違いで、マスターテープから間違っているから修正は出来ない、そのうちホームページなどで訂正の告知をするかも、とのこと。

コメント (1) |  トラックバック (4) | 

サムサッカー  thumbsucker

2006-09-28 10:35:07 | movie
17歳にして、親指しゃぶりをやめられないジャスティン(ルー・プッチ)。父親(ヴィンセント・ドノフリオ)にも止めるように強く注意されるがなかなか止められず、行きつけの歯医者ペリー(キアヌ・リーヴス)の催眠療法で、しゃぶれなくなったはいいが、心のバランスを崩し、学校からADHD(attention deficit hyperactivity disorder・注意欠陥多動性障害)と診断されてしまう。解決策として、抗うつ剤の服用を勧められ、あまりいい顔をしない両親をよそに、「僕がおかしかったのは、病気のせいだったんだ!治る薬があるのに、それを飲むのがいけない訳がないじゃん。」とばかりに、服用し始める。とたんに、すっきり、頭脳明晰、ディベートクラブの寵児になって、大会で優勝するまでになる。しかし、ジャスティンは、家でも答えに詰まるような質問ばかりして、両親を困らせるようにになってしまった。ある日、ディベートの大会で、対戦者に薬の服用について、「コカインと3分子しか違わない薬を使ってるなんて。」と辛らつな事実を突きつけられ、薬を止めたのだが−。

-----

スヌーピーでおなじみの、「Peanuts」のキャラクター、ライナス。彼は、安心毛布を肌身離さず、親指をすう。
ジャスティンは、安心毛布はないけど、親指を吸うことが、彼の安心毛布の役割を果たしていて、 
「サムサッカー」の話は、ま、ライナスから安心毛布を取り上げたらどうなるか?(何度かコミックでもそのシチュエーションが登場してると思うんだけど、)思春期-青年期・現代版。
みたいな感じかな。

それで、「親指を吸うことがいけないのか?」という冒頭の問いかけがあり、ストーリーは「親指しゃぶり」の社会的に肯定される有形無形の代替物を探す旅、ともいえるんだけど、そこで、困難にぶつかったとき、その答えを誰かから教えてもらえたらどんなにかいい、だけど、実際は、明確な答えなどないし、答えられないこともある。世の中には答えがないものがたくさんあるんだ。そんな〆のメッセージをペリー先生が代弁している。

ジャスティンの家族がまた、見所。アメフトのプロ選手を嘱望されていたが怪我で断念、今はスポーツ用品店の店長の父マイク、テレビドラマの俳優マット・シュラム(ベンジャミン・ブラット)に憧れる看護婦の母オードリー(ティルダ・スウィントン)、しっかり者の弟。ストーリーが展開していくにつれ、ジャスティンが家族に対して抱いていた固定的なイメージと違う一面、みんなそれぞれ悩みを抱えているんだ、ということに気づいていくとことろが、なかなか良い。
コメント (0) |  トラックバック (1) | 

マイアミ・バイス  miami vice

2006-09-14 00:52:59 | movie

麻薬問題に解決はない!

と言いたかったんでしょうかね。(続編があるなら別でしょうけれども。)

全体的には、かなりドライなクライムサスペンスって感じ?
「あのー、それで、情報漏えいの問題は...」
いえ、これは好みの問題でしょうが、個人的にはそこが非常に気になり、スッキリせず。


テレビシリーズのマイアミバイスは、見た記憶がなくって、先日5話ほど見てみましたが、この辺の話が元になってるんですかね。
ドン・ジョンソンって若いころこんな顔だったんだ...(笑) と思いつつ見てしまった。(あと、80年代の音楽ね。)
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

太陽  the sun

2006-09-14 00:18:34 | movie
第二次世界大戦、日本の敗戦と自身の人間宣言を決意する昭和天皇を描く。

これを撮ったのはロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督。
昭和天皇という人物に、滑稽すれすれのコミカルな要素を入れていたりして、きっと日本人にはこういう人物像として描くことはできないだろう、と思った... というか、フィクションとして発想しないんじゃないかな。
そういうギャップが私には面白かったし、なにより「天皇であることの苦しみ」が言葉数が少ない中とてもよく表現してあったことが、素晴らしい。

コメント (0) |  トラックバック (1) | 

ユナイテッド93  united 93

2006-09-12 01:32:41 | movie
ほとんど劇場では1作品1回しか見ない私に珍しく、「ユナイテッド93」は3回も見に行ってしまった。 ...にもかかわらず、その記事を書きかけのまま放置... しかし、今日は9月11日、何とか記事完成。(と思ったら日付が変わってしまった...)
ポール・グリーングラス監督といったら、独特のドキュメンタリータッチで名高いですが、今回も、限りなく事実に沿うようにしたという努力も申し分なく、その上、解明されていない部分に対しての、グリーングラス監督なりの「推測と結論」がまた、見所。(乗客の方々からの情報では一様に「犯人は3人」だったが、実はおそらく4人だったけど、その食い違いはなぜ?等々。)


アメリカ同時多発テロ。旅客機4機がハイジャックされ、2機(アメリカン11便・ユナイテッド175便)はワールドトレードセンターへ、1機(アメリカン77便)はペンタゴンへ、次々と標的へ激突。そして、4機目となったのがユナイテッド93便。この乗客達は、ハイジャックされた後、機内電話や携帯電話で家族などに連絡をとっていた。すでに3機がテロに及んでいたため、統制機関は大混乱、何が起こっているのか正確な実態がつかめぬまま、頼りになるのは、CNNなどのテレビからの情報だった。家族などから集めたそれらの情報により、彼らはこのハイジャックが自爆テロであり、自分たちの乗っている飛行機が決して飛行場に戻る事がないと確信する。そして、コックピットの奪還を決行したのだった。

ユナイテッド93便に関しては、いくつかドラマ化されているけれど、この映画「ユナイテッド93」の視点は、ハイジャック発生当初からの空をコントロールする各機関の対処と、93便機内の出来事、を刻々と再現することに的を絞っている。
ボストン管制センターでは、アメリカン11便が不審な動きをしていることに気がつくが、すぐにハイジャックと断定できない上、確定した後もハイジャックされたのが複数機あることに気がついたものの、情報が交錯し、どの機がハイジャックされたのかとその目的について、各管制センター、ハーンドン連邦航空局司令センター、軍等の空をコントロールするべき機関が把握できずに大混乱だった様子、そして、いかにハイジャックというものがそれまではとうに廃れたもので、この時のハイジャックが従来とはまったく違ったもので、従来の対応では対処できるはずもなかったし、そのことにすら気がつく間もなかった様子が、時間を追って浮き彫りにされている。
各機関のスタッフとして登場する何人かは、実際の本人だったりするところも、きっと臨場感を増す効果となっているのでしょうが、とにかく、まぁ、見ていて、否応なく考えをめぐらせられてしまうシーンが次々出てきてしまうのだ。
飛行前、ユナイテッド93便の機体の外側をチェックをする副操縦士が見ている、燃料を補給中のつばさが映し出される。これは2度目に見たとき、その意味が見えてきて、ちょっと衝撃だった。日常的な風景であるはずの燃料補給シーンだけど、この燃料が自爆テロの武器として旅客機が狙われ、ミサイルに見立て甚大な被害をもたらすエネルギー源と化すのだ、と言っているようだから。
そして、朝の空のラッシュで離陸は順番待ち、ようやく離陸してすぐ、機内の窓からチラッと無傷のツインタワーが見える。アメリカン11便がその北棟に激突したのは、計算上はその数分後であり、もう少し遅れていたら、ユナイテッド93便から見えたのは、煙がもうもうと上がっているツインタワーだったかもしれないなぁ、そしたら事態はまた別になっていたかも、とも思ってみた。

グリーングラス監督が手がけた、1972年アイルランドでの実際の事件「血の日曜日事件」を基にした作品「ブラディ・サンデー bloody sunday」の最後は、真っ暗なスクリーンにU2の「Sunday Bloody Sunday」が流れる。私は、U2の曲を聞きながら黒い画面を見つつ、そのドキュメンタリータッチの手法とその表現方法のセンスに、「いやいや凄い監督だな」と強烈な印象を持った。
「ユナイテッド93」は、冒頭、これまた真っ暗なスクリーンに、実行犯らがホテルの一室で祈りをささげる、その声だけが聞こえてくる。これを前置きとして、終盤にきて、いよいよという時、機内では、実行犯の面々はアラーに祈り、乗員乗客の人々は(日本人もいたし他の信仰を持っている人もいたと思うけど、)主にキリストに祈る。死の局面にあって、同じ「祈る」という行動をとるのに、祈る先は違う神なのであり、そこにどうにもならない平行線を見るようで、政治的経済的な問題だけでは解決できないものを見せられた気がした。


--------------

ユナイテッド93便に関する、関連作品、少々。

「flight93」 DVD
グリーングラス監督の作品は、93便機内の中の出来事に焦点を当てているので、乗員乗客の人々が電話をかけた先の相手の様子は一切映らないし、その話声も入ってないし、第一乗客の名前もほとんど特定できない、そういうスタンスだ。 
一方、「flight93」という作品は、乗客が搭乗前のゲートを通る度、それぞれの名前の記されたチケットが映し出され、乗客の名前が把握できるようになっている、というように、乗り合わせた乗員乗客、各個人に焦点をあわせており、電話を受けた家族の様子なども再現されていて、ユナイテッド93便の中の人々とコンタクトのあったいわば外側の世界の人々の様子もじっくり描かれている。
だから、「ユナイテッド93」と「flight93」は、表裏合わさる感じで、両方見るとすごく良い。(「flight93」日本版DVDの発売は、決定してるのかわかりませんが。)
そう、墜落のとき、事実ユナイテッド93便の機体はさかさまだったらしいのですが、そのシーンも、「ユナイテッド93」では、機内で乗客と犯人が格闘しているコックピットから見える地上が最後ぐるんと回転して、さかさまに見えたところで、endなんだけど、「flight93」では、地上から見たさかさまの機体が映し出され、墜落後、救助に駆けつけた人々の様子も映し出されている。

「フライト93 the flight that fought back」 DVD
こちらは先日日本でも発売された方で、、再現ドラマの中に、遺族の方々のインタビューや当時録音された実際の音声などが盛り込まれている。(まぁ、つまり、配分として半分再現ドラマで、もう半分はインタビュー形式のドキュメンタリー。)

「9・11 ユナイテッド93 among the heroes」 本
この本は、亡くなられた方々について写真付で詳しくまとめてあり、詳細を知るにはうってつけの本。唯一の日本人の犠牲者の方についても、何度か記述があり、アメフト好きでスティーラーズのファンだったことが記されており、NFLよく見る私としては、ありゃりゃ、それじゃ墜落したのは、ピッツバーグのそばじゃん... となんともいえない気持ちにもなったりしながら読んでしまった。
えーと、たぶん、上記の「flight93」と「フライト93」は、この本の内容でほぼカバーされているので、映像に興味なしの人は、この本読むだけでいいのかな、とも思うし、「ユナイテッド93」での乗客の匿名性の意味が少し分かる。

-------------

ところで、最後に、3度も見ると、最初の印象を忘れてしまいがちですが、
最初のとき、意外に記憶がよみがえって印象的だったのは、ニューアーク管制塔から遠めに見えるツインタワーに激突する旅客機シーンやCNNの映像、などなど何度か映し出されるツインタワー。映るたびにある本の内容が浮かんだ。それは「9.11生死を分けた102分 102 minutes」という本。この本は、あの日ツインタワーにいて、避難できた人、できなかった人、ビルの構造や取り巻く環境、タワーが崩落するまでに内部がどうなって、人々が何をしていたのか、について、克明に記録したもの。これを読むと実際どういう様子だったのかとてもよく分かるので、ツインタワーが映るたびタワーの内部の惨状が目に見えるようで、痛い感じがした。

コメント (0) |  トラックバック (2) |