ブロカートフィルハーモニー管弦楽団

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団員の練習会日記 Vol.152-2010年11月21日

2010-12-03 | 団員の練習会日記
団員の練習会日記 Vol.152-2010年11月21日

ヴェートーヴェン&ブルックナーの合奏です。

今回で合奏3回目です。


今期、演奏会までの練習回数がいつもより少ないことから、
毎回通し練習を行っております。


今日はエキストラで学生さんたちがお手伝いに沢山いらして、
平均年齢が若くなって、いつもよりテンポが・・・はやい!?!?!

この交響曲第8番は、もうすでに耳が不自由になった後に執筆した曲、
メトロノームを使い、目で見てテンポを決めていたとか・・・
しかも当時ヴェートーヴェンが使っていたメトロノームは、遅めの物だったとか買い換えたとか。。。


だからって第4楽章Allegro vivace四分音符=84は弦楽器にとっては煙もの・・・・



兎にも角にも、この曲のリズムはマエストロによって大きく変化する曲なのです!!



しかし、テンポを決めることが「重要!」なのではなく、(いや、大切なことでもありますが)
このテンポで弾こう、吹こう、叩こう、奏でよう、という
マエストロとオーケストラの気持ちの集まりが大切なのかなと思ったりします。


さて休憩も終わりブルックナーへ


はぁ


通すだけで気力が抜けていく・・・・


なんて言ってられる余地もなく、集中集中集中!!


もう和声がこの何小節の間でどれだけ変わるの!?、、というほど天に昇らさせられます。。
しかし、少しでも「あぁ気持ちィ」なんて思った途端、どん底に落とされもします。。。


にしても、やはり2楽章(個人的にはどの作品も2楽章が好きになるのですが・・・)


音階を弾いているだけで、どうしてこんなに奥深い音楽に聴こえるのか、
弦楽器としては、熱くなる次第です。。


そんな気の抜けないどちらも難しい曲ですが、
威厳をもって良い本番を迎えられるよう頑張りたいと思います。。



ヴァイオリン:まつばやし