BRIX Ⅱ in つくば (The Hardy-style Scientific Bids at Tsukuba)

ハーディ式の“つくばSci”(サイエンティフィック)を軸に,『ブリッジソサエティ掲示板』同様他システムも取り上げる.

十月のビッド問題(第3回)、5台メジャーコントラクト、将棋のチーティング

2016年11月08日 | Weblog

【お断り】 アメQの細かいところの説明や言葉遣いを修正しました。11/9(水)朝

(またまた週刊文春でしたが)

 

三浦九段は、文春が2回報じた頃の初めの予想と違って、最初の劣勢をかなり盛り返しているようです。告発したとか断罪したとかされる棋士たちが、軒並み逃げ口上を言い始めました。「奴は1億%黒だ」(槁本崇載八段 33歳)、「限りなく黒に近い灰色」(羽生善治三冠 46歳)、「三浦挑戦者とは竜王位を剥奪されても闘わない」(渡辺明竜王 32歳)と、一度は言ったり書いたりしたことは、衆目の見るところそれこそ99%事実とみられます。

強いて言えば、羽生さんが、「『限りなく黒に近い』と(までは島理事宛ての)メールに書いた[写真]覚えはない」ということだけは信用出来る程度。 

初代竜王の島朗常務理事(53歳)は、調査委員会に元検事総長や元大阪高裁長官を招き入れたけれども、現段階では、確たる証拠なしに、竜王挑戦権を得た人を、その竜王戦から外しただけでなく、名人挑戦権を競うA級順位戦からも外したという見方が強まっているのだから、本人が反攻に転じた以上、将棋界では空前の大勝負になりつつあります。

         _____________

T.リースにもチーティング・スキャンダルが有りましたが、それはともかく、彼が「ブリッジで、スラムビッドを諦めて5台メジャーでプレイするときほどフラストレーションを感じることは無い。」と言っていたのは、上級者ほど深刻かもしれません。

さて、十月の問題。解答者お二人とも問題1の3CのNMF(ニューマイナーフォーシング)は支持されているので、問題2の方だけが議論の対象になります。

少なくともこのハンドにはぴったりだったわけですがで、最初の一巡は1stラウンドCTRL(コントロール)に限るアメQ(American-style [米式] cuebid 海外サイトではnon-Italian [非イタリー式] cuebidだのold style [旧式] cuebidなどとも)についての、虎ひげさんの支持は、特に最近ブリッジゼミナールでの新人教育で、5台メジャービッドを避けるためのCTRLビッドを強調しておられる立場と一貫していますね。

メジャーフィットしたら、ほとんど機械的に下から2ndラウンドCTRL以上をビッドする約束のイタQItalian cuebidまたはAces & Kings cuebid)の場合は、Takaさんが説明されているように、昔〝ゼネラル・キュービッド〟と呼ばれていたものの一例としての3NTで繋ぐ技で補わないことには、どうしても5台になってしまいます。

これは、ご解説のとおり、ガーバーをビッドしなかったことから、約束していなくてもパートナーが推論することは可能だと見られますが、明文で約束しておくことが望まれます。固定パートナーだったら一度経験すれば忘れませんが。

※ CTRLを示すビッドをキュービッドとは呼ばないようになって来たのは、2000年前後のBW誌の提唱以来。

         ____________

なお、上述の旧式な(「普通の」というほうが無難ですが、本稿では印象をはっきりさせるために一部の海外モダン派のこの言葉を使います。)アメQイタQの中間には、更に次の2段階のCTRLビッドの約束が有ります。

旧式アメQ  リース式アメQ  つくばSci式アメQ  イタQ

旧式は、最初の1巡は1stラウンドCTRLに限る。(ハーディさえも)

リース式は、1980年代にスーパープレシジョンの本の中で提唱されたものですが、CTRLビッド主導(仕掛けた)は最初の1巡を1stラウンドCTRLに限る。従属側(仕掛けられた側)は2ndラウンドCTRL以上を下からビッド。(〝従属原理〟 詳細略)

つくばSci式は、主導側の最初の1回だけは1stラウンドCTRLに限る。その後はどちらも2ndラウンドCTRL以上を下からビッド。(詳細略)

虎ひげさんのご指摘は、上のどれを採用していても当てはまります。

因みに、旧式アメQにも、当然のことながら、バリエーションが有りますが、今回は立ち入りません。但し、弱いことがビッドから明らかなときは、Kから始めることが認められていることは、知っておいたほうが良いと思います。これはつくばSciでも許容していますが、かなり例外的なものです。

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2 コメント

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将棋は私も好き (Taka)
2016-11-09 18:37:28
真実は如何に!?
三浦氏本人は知っているのですから、真実はあるのです。

殺人犯が、殺してないと言う場合、真実は本人とお天道様は知っています。

豊洲の問題でも最初は誰が変更したか分からず、うやむやになるところでした。

三浦氏が白なら疑惑を持った人たちが裁かれるべきですし、本当は黒なのに無罪となったなら必殺仕事人に頼まねばなりません?

嘘発見器など確かめる方法は無いものでしょうか。
不正の推定 (H.NISHIDA)
2016-11-12 09:03:53
ブリッジの場合、ゲームは不完全情報に分類され、結果を統計的に扱える程のDATA数が有れば不正の推定が
可能ですが、将棋は完全情報ゲームなので、予めどこまで研究済みかによって、電算機と同じ手を指して勝ったとしても、不正の推定には不十分です。
将棋ソフトの実力、使い勝手、スマホでどこまで対応
出来るように成っているのか、知らない事ばかりで
あまり確かな意見とは言えませんが、研究にソフトを
利用しているはずの、同業プロが三浦氏を疑うような
発言をしているのは何とも残念で成りません。

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