BRIX Ⅱ in つくば (The Hardy-style Scientific Bids at Tsukuba)

ハーディ式の“つくばSci”(サイエンティフィック)を軸に,『ブリッジソサエティ掲示板』同様他システムも取り上げる.

WA楽園用サプリメント作成日記 三  ソロウェイ・ジャンプシフト(続2)

2017年05月03日 | Weblog

Ⅰ   魔術師

 

〔口絵の言葉〕 前回掲載した「錬金術師」は、14番になっていたが、普通のタロット研究者の感覚ではこの1番に相当するらしいです。何やら怪しい作業をしていることは共通していますが、料理か薬を混ぜているようなタロットカードは、今のところ他に見つかりません。

 

今朝念のためカレン・ウォーカーの方式(ノートンが安全としているコピーサイトまたはライブラリーはここ)を見直したら、3タイプの方式ではなくて4タイプにする方式でした。

それは、タイプ1

  1- 強い(17HCP~)ハンドで良い6+枚(HHxxxx以上)。

  2- 中間(13~16HCP)ハンドでソリッド6+枚(HHHxxx=AKQxxx以上)と良いCTRL有り。

に分ける流儀で、後者は要するにHCPが少ないけれども直接スラムを目指すべきハンドです。

これはいかにも尤もらしいけれども、リミットビッドで有ること、CTRLというハーディが基本から除いている概念が要ること、そもそもタイプが増えることなどで煩雑なので、初級者から上級者までというWA楽園的精神に合わないために、つくばSciとして採用しなかったのでした。

経験的には、上の2-のハンドは1-に近い頻度で出現しますから、その後のビッド技術を持っていれば、それなりの役に立つことは確かですが、今回はあくまでも3タイプ方式の完成を図り、2-はオプショナルにする方針で進めることにします。

        ____________

さて「良いスーツ」の明文化ですが、上記カレンさんのコピーサイト(ライブラリー)で「good suit」をクリックすると出てくる次の定義は、修正されたバーゲンの「グレートスーツ」とも一致していて、収まりが良さげです。

 良いスーツとはHH(AKQのうち2枚)または5枚絵札の内3枚(QJ10はダメ)を持つ通常5+枚のスーツ。

するとクーパー夫妻の方式に移る場合に唯一曖昧さが残るのは、タイプ1の6枚の「1ルーザー」スーツの定義です。7枚の良いスーツの方は問題ありません。良いスーツと峻別する以上、LTC的に数えるわけには行きません。

絵札が強い方から辞書式に並べ、これがxxxやxxと向かい合っているときの1ルーザー、つまり5トリック取るためのセフティプレイの成功率をブリッジ百科で調べました。ところどころ抜けて居たり、直感と逆転したりしているところが有りますが、完全に同じパターンでないところから類推したためで、今回の目的には影響しないものと考えます。「約」と付いているものは類似の例が無かったので、私が概算しました。

 

        ダミー xxx   xx

 AKQJxx  100(%)   98(%)

 AKQ10xx  100      98

 AKQxxx  100      95

 AKJ10xx  100      98

 AKJxxx  100      85

 AK109xx  100      88

 AK9876   95     約70

 AK5432  約90     約70

 AQJxxx   95      85

 AQ109xx   83      71    

 AJ10xxx   76      60

 AJ9xxx   57      27

太字が境界で、赤字の所は含めない方が無難でしょう。

Ace無しだと、残り全部取れなければなりませんが、上と同様100%とは行かないので、同様に並べて見ます。

 KQJxxx   95(%)  76(%)

 KQ10xxx   72     47

ここで打ち切れますが、一番下はQJ10を除いて、「5枚絵札中3枚」有るうちで最弱だから、「良いスーツ」の基準が尤もらしいことが窺えます。

         _____________

以上のデータから、「1ルーザー」の6枚スーツとは、次のように定義出来るでしょう。

 7HCP有るスーツ。(Aceが必ず入る。)

このときダミーに3枚有れば90%、2枚でも70%以上1ルーザーで済む。

 6HCPの場合は、つぎのどちらかのみ。

             ダミー xxx    xx

Ace有り  AQ109xx    80%    70%

Ace無し  KQJxxx    95%    75%

(続く)

______

† カレンさんは、ソロウェイのオリジナルが4タイプだったように書いているが、ブリッジ百科には初版以来そのような記載は無かったと記憶。ただ、ソロウェイがその後書き直した可能性がある。(私の記憶も薄れていることは言わずもがな。)

‡ TAKA様はCTRLを入門段階から教えて居られるようだし、誰でも、中級者になるまでには必須としている。中上級のシステムをCTRL概念を敢えて除いて書き上げてしまったハーディの方がユニークである。基本概念をなるべく減らして在来理論と同一以上の効果を上げることが数学や数理科学では最も英知有るものの役割の一つとして絶えず目指されていることなので、後者の専門家から見ると、ハーディの緑本は数式こそ無いものの、優秀な大論文を読むように、尊敬を持ってすらすらと読めるわけである。

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