BRING UP

①子どもを育てる。養育する。しつける。②問題などを持ち出す。提起する。

今週の本

2016年12月31日 | Weblog
1.『ちいさい おうち』 ばーじにあ・りー・ばーとん文・絵 いしいももこ訳 (岩波書店、1965年)



 静かないなかに、ちいさいおうちがたっていました。リンゴの木や畑にかこまれて、たいへんしあわせでしたが、まわりに工場がたち、電車が通って、にぎやかな町になると、ちいさいおうちは、白いヒナギクや、リンゴの木がお月さまの光の中で踊っているいなかの景色を夢みて、さびしく思うのでした‥‥。
 人間の生活に自然がどんなに大切かを、詩にみちた文章と、美しい動きのある絵で見事に描き出した絵本の改訳決定版。この本は、1942年にアメリカの最優秀絵本として、コールデコット賞をうけました。   (表紙カバーかえしより)

 ちいさいおうちの顔がだんだん変わっていくとともに切なくなってくる。引越し後のおうちの笑顔に救われた。
 私が生まれ育った「与野」も変わった。畑がバイパス、そして高速道路。田んぼや家々が新幹線の高架になった。ゴムまり野球ををやっていた神社の前がショッピングセンターとなった。おやじに連れられて機関車を見に行った。そこも今は新都心と言う名前になってしまった。時代の流れとはいえ、愉快ではない。住みにくくなったようにも感じる。住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る、だろうか?

 図書館で借りてきたらかみさんに、家にあるといわれた。それも昔私が購入したらしい。まったく覚えていない。


2.『モモ』 ミヒャエル・エンデ (岩波書店、1976年)



時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語
時間に追われ、人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に、風変りな少女モモが時間の真の意味を気づかせます。(出版社HPより)

 児童書ではあるが今年読んだ本の中でベスト3に入る。

 小さなモモにできたこと、それは相手の話を聞くこと。
「話を聞くなんて、だれにだってできるじゃないかって。でもそれはまちがいです。ほんとうに聞くことのできる人は、めったにいないものです。」
心をこめて相手の話を聞く、誰でもできそうだが非常に難しいこと。心がどこかに行ってしまったのか。心がなくなると、「忙」となり「忘」となってしまう。

道路掃除夫ベッポがモモへ話す。
「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな? つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸(いき)のことだけ、つぎのひとはきのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」
なぜか感じ入ってしまった。

 時間貯蓄銀行の灰色の男たちは、まさに今の世の中、いたるところに居る。そして
「時間は貴重だ―むだにするな!  時は金なり―節約せよ!」
と声高にがなっているようだ。

「人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそって、なくなってしまうのです。」

 これも図書館本なのだが家にあった。長女が小学校のとき世話になった先生にプレゼントされた。そういえば本棚の中ごろにあったような背表紙の記憶……。


3.『ママがおばけになっちゃった!』 のぶみ (講談社、2015年)339



ママは、くるまに ぶつかって、おばけに なりました。
「あたし、しんじゃったの? もう! しぬ ときまで おっちょこちょいなんだから!」

とつぜん、〃おばけ〃になってしまったママ。
いちばん心配なのは、4歳になる息子のかんたろうのことです。
よる、12時をすぎると、かんたろうの部屋に現れて……。

生まれてきてよかったこと。
いいところも、ダメなところも、かぞえきれないくらいの「好き」でいっぱい。
ママは、これから生きていくかんたろうを励ましながら、じっくりと話をします。
かんたろうも、ママへの思いを伝えながら、ちゃんと前を向いていきます。

おもわずクスッとわらってしまう、でも、ホロリときてしまう。
「このこ、わたしがいなくなったら、どうなっちゃうの?」
親子なら誰でも抱いている大切な気持ちが、ぎゅっと詰まった絵本です。   (出版社HPより)


4.『さよなら ママがおばけになっちゃった』 のぶみ (講談社、2016年)96



『ママがおばけになっちゃった!』、待望の続編です。
きょうは ママの おそうしきです。

おばけになって、かんたろうのもとへ現れていたママですが、ほんとうにお別れの時がやってきました。

目に見えなくても、ママはかんたろうのそばにいる。
「ママが かんたろうの なかに いる こと、おもいだして ほしい。それ なら ママと あえなくても へいきでしょう?」
そう問いかけるママに、かんたろうは思わず叫びます。
「え! なんだよ! なんなんだよ! あえなくて へいきな わけ ないじゃん! ひどいよ、ママ!」

辛すぎる別れと、母子はどのように向き合うのでしょうか。   (出版社HPより)


5.『ママのスマホになりたい』 のぶみ (WAVE出版、2016年)



ママ、もっと ボクのこと見て!

世界中が感動した、シンガポールの小学生の作文『スマホになりたい』を元に、
人気絵本作家・のぶみが描く、全国のママに読んで欲しい一冊!

「ママね、かんたろうが おもってるより、ず〜〜っと かんたろうのことが すきなのよ」

ちょっとだけ、スマホを置いて、子どもの顔を みてみよう。
そこには、気づかなかった 笑顔がいっぱい あるはず。

お料理が終わると、スマホ。赤ちゃんをあやした後は、スマホ、テレビを見た後は、スマホ……。ママは、スマホばっかり見てて、全然自分のことを見てくれない、と困っているカンタロウ君がしたこととは……。
人気絵本作家・のぶみが描く、ママがわが子をぎゅっと抱きしめたくなる、ちょっぴり切なくて、あたたかい絵本。   (出版社HPより)


 のぶみ氏がラジオ番組のゲストで出演したのを聞いて読んでみた。『ママがおばけになっちゃった』はさいたま市図書館で予約数が今日現在339件、すごいですね~。
母親が子どもに読み聞かせをすると「あと20年はこの子のために生きたい」と思うと、番組中に話していた。そのママがおばけでは寝る前の読み聞かせでは、子どもたち悲しくて眠れなくなってしまうではないかな。

 スマホのお話し、わかるなーー。唸ってしまいます。



「スマホになりたい」

ぼくの願いはスマートフォンになることです。なぜかというと、ぼくのパパとママはスマートフォンが大好きだから。

パパとママはスマートフォンだけを気にして、ぼくのことを忘れることがあります。

パパが仕事が終わって疲れて帰って来たとき、ぼくとではなく、スマートフォンと時間を過ごします。パパとママが仕事をしているときにスマートフォンが鳴り出したら、1回鳴っただけですぐに電話に出ます。ぼくが泣いているときには、そんな風にしてくれないのに…。

パパとママは、ぼくとではなく、スマートフォンを使ってゲームで遊んでいます。スマートフォンで誰かと会話しているとき、ぼくが伝えたいことがあったとしても、話を聞いてくれません。

だから、ぼくの願いはスマートフォンになることです。
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