Brezza Style

ブレッツァ・アーキテクツ/一級建築士事務所の仕事を紹介しています

M邸 工事契約立会い

2009-05-30 | 滝道の家

今日は建て主と工事業者の工事契約の日。ということで私はその立会いです。建て主と一緒に、契約に関する説明を工事業者から受けました。これからは先日書いた住宅瑕疵担保責任保険の重要事項説明も加わるのでとてもややこしく、時間もかかるのですが、時には私からも補足説明をするなどして御理解頂けたと思います。スムーズに工事契約となりました。

たまに誤解されるのですが、うちでは施工は行っておりません。「もちは餅屋」ということで設計に専念する設計事務所です。ですから工事契約は建て主と施工者の間で交わされることになります。だからといって関係ないというわけではなく、建て主の代理者というポジションで、気に入っていただけるような施工者を探したり、金額調整を行ったり、契約の場には同席して説明を一緒に受けたりするなど、建て主の不利益にならないよう努めています。

契約のあとはガットラで食事。その時に、うちに最初に問合せるまではやはり設計事務所は敷居が高いと思っていた、と聞かされました。それ、よく言われるのですがなんでだろう。うちではしつこく契約を迫ることもしないし、断られても追いかけるほど野暮じゃないし、問合せは無料ですので、現在お問い合わせ頂いている方々は、どうぞご安心ください^^;

というわけで来月上旬にはいよいよ工事スタート!

 


最近の仕事

2009-05-27 | 日記

最近デザイン協力していた住宅をチョイ見せ。CGだとのっぺりしてしまいますが、手前の左官壁がいい味だしてくれると思います。確認申請のほうはうまくいったでしょうか。

      Wscg

確認申請といえば、M邸の工事予算もまとまり、ただいま確認申請の準備中。10月以降引渡し物件から住宅瑕疵担保責任保険が義務付けになりますので、そちらも合わせて準備中。

今回の住宅瑕疵担保履行法は、例の構造計算書偽装事件に端を発した確認申請の厳格化・建築士法の改正に続く3本目の柱、消費者の保護を目的としていますが、この一連の改正(改悪?)の間、審査の長期化による着工件数の激減やら経済不況、そしてそれらによる大手業者の相次ぐ倒産と、なにかと振り回された感のある建築業界。果たしてこの保険、10年掛け捨てで結構お高いのですが、義務化で一番喜ぶ(儲ける)のは誰?なんて事はどうでもいいんですが、型にはめたような設計施工基準はどうにかならないものかな。