レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

ブックカバーの意味

2016-10-19 10:36:40 | 
 ハーフの抱える諸問題を扱う独日ハーフのサンドラ・ヘフェリンさんの原案による8月に出たエッセイマンガで、以下のようなやりとりがあった:

「ブックカバーは実は何を読んでいるかわからないように隠すためのものなのよ」
「本を長持ちさせるためじゃないの?」

 ・・・・・・これはそれぞれだと思う。

 以前、某巨大掲示板の「一般書籍」板に、「レジでカバーかけてもらうのは読書素人」とかいうスレッドがあった。
 本をよく読む人ならば自分のブックカバーくらい持っているはず、本屋でつけてもらうのはニワカだ、という主張である。その点の是非がどこかへ行って単なるブックカバーを話題にする場となっていた。
 私がまずひっかかるのは「読書素人」という言葉。では「読書玄人」とはなんだ? 文芸評論家、批評家、編集者、作家だろうな。故・児玉清さんみたいな人も半ば玄人だろう。
 上記のような文脈なら、「初心者」だろ?
 (『スラムダンク』で「シロート桜木」と言っていたのもヘンだ。流川だって仙道だって、いくら有名選手であってもまだそれで稼いでいるわけではないのだから素人に違いはないはずなのだ)

 ところで、本好きはみんなブックカバーを所持して活用しているのだろうか。
 私は一時、文庫本のブックカバーに激しく凝って、やたらと買っていた。でも、使うのがそのうちの一部になってきて、これ以上やたらと買うのも気乗りしなくなったので、いまは滅多に購入しない。
 私が使うのは、新しい本で、きれいに保っておきたい時である。図書館で借りる本はビニールカバーでがっちり保護してあるので使わない。
 初読の時だけレザー調(「調」ね、本物の皮では高すぎる。本じたいよりもカバーが高価だとなにか間違っている気がする)か布製のもので覆い、読み終わって、本棚に収める時にもまだ保護しておきたいならば、紙かビニールに換える。

 上記のスレッドで、「なに読んでるの?なんて尋ねられたくない。知られたくないからカバーかけてるのに訊くのはデリカシーがない」なんて発言があった。--尋ねてくるのは、あなたと話をしたいという好意じゃないのかい?カバーかけるのは保護のためでもあるだろうよ。きかれたくないならば、そんなふうに曲げてとるくらいならば人前で読むなよ、というのが私の感情である。邪魔されたくない、ならばわかるけど。
 芸能人でも、オフの時にほっといてほしい人(あるいはケース)と、声かけてほしい人といるらしいけど、これも同様だろうか。私はきかれて喜ぶほうである。


 ついでに「しおり」の話。
 地元図書館が今年で15年。
 「ご利用ありがとうございます。○○図書館は十五周年を迎えることができました」、そして裏面に市のゆるキャラの絵の描かれた、なかなか可愛いデザインのしおりをこのごろカウンターに置いてあるので、楽しくてついもらってくる。





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