怪しい漢方薬探検隊~中国医学の旅

藁にもすがる思いで始めた漢方薬~その奥深さに魅せられて
今や健康オタク

健康にはお茶が一番

2007-09-07 22:31:43 | 中国食品
突然ではありますがお茶の勉強を始めました。
中国に長らく駐在しながら、よく考えてみると中国の文化を本格的に学んだ
ことがなく、この機会に何かひとつでも文化的なものを身に付けたいと
思い立った訳であります!
このブログでもご紹介してきましたように健康オタクですから、やはり
身近で健康に関係あるものと言ったらやっぱり『お茶』でしょうということに。
独学は無理ですので、有名なお茶の先生に弟子入りし、将来的にはお茶の
国家資格である茶芸師を目指すことといたしました。
授業は中国語ですのでちょっと大変ではありますが、お茶の世界は結構面白く
はまってしまいそうです。
今後は定期的にお茶のお話もさせて頂こうと思います。


中国食品

2007-08-27 00:54:32 | 中国食品
日本の実家から電話がありました。
日本では『中国食品は危ない』という報道が結構されていることは
知っていましたが、うちの親もさすがに心配になったようです。
農薬まみれの野菜にとどまらず、ダンボール肉まん、髪の毛を原料とする醤油、
極めつけは人工卵でしょうか?
ダンボール肉まんはテレビ局の捏造だったということで一件落着?と
なりましたが、実際はその報道自体が捏造で実は本当にダンボール肉まんは
存在するという噂もあります。
もうここまでくると何が真実なのかわからなくなってきますね。
そして何から何まで疑ってかかったら、我々駐在員は食べるものがなくなって
しまいますので厳しいところです。
報道が過熱している向きもありますが、この際膿を出し切ってまともな食品を
提供するよう心がけてもらいたいものです。

マツタケ

2007-04-19 22:28:16 | 中国食品
思いっきり季節はずれではありますがマツタケの話です。
日本では秋の味覚、超高級品でありますが中国でもマツタケは有名です。
もちろん、日本人が好むからという理由で中国産の輸出用マツタケが多く
出回っているという事実もありますが、中国人は一般的にマツタケを食べません。
それでは中国人はマツタケをどう利用しているのか?
白酒に漬けて数年寝かせれば立派な滋養強壮の薬になるからです。
なんでこんな話をするかというと、つい先ほどまで雲南省の冬虫夏草採取の
達人と食事をしていて、その彼が副業?でマツタケも扱っていると聞いた
からです。
滋養強壮の薬として天然のマツタケを採取している彼、最近は日本からの
買い付けが多いというので話を聞きました。
彼はマツタケが薬として日本で人気があると思い込んでいるようですが
大きな間違いです。
しかも相場が分からずに1キロ5千円くらいで売っているとのこと。
これ日本で何倍になっているのでしょう?
彼の扱うマツタケは日本産に匹敵するほど立派なものですよ!
何ともったいないことを・・・・・・。
まあ、中国にはこういう世界もあるんですね。



食生活

2007-04-18 23:15:17 | 中国食品
日本では中華料理と一言で済んでしまいますが、ここ中国ではかなり細分化
されています。
有名なところでは広東料理、北京料理、四川料理などですが、こちらでは
胡南料理、東北料理、上海料理、新疆料理、そして火鍋なども有名です。
しかし、我々駐在員が毎日円卓を囲んでいるかというと大きな間違いで
実際は数十円のラーメンやぶっかけ飯(ご飯の上におかずがドーンと載って
いるもの)を食べることが多いです。
安いのはいいんですが、気になるのは巷で言われている農薬などの害です。
少し前になりますがこちらの新聞にこんな記事が出ていました。
都市部と田舎の10都市くらいで子供の食と健康状態について調査した結果、
田舎ほど健康良好で、都市部の裕福な家庭ほど栄養不足だったそうです。
日本もそうですが、野菜も外見が綺麗でないと売れない(綺麗なものは
農薬なしでは無理)、極力害のある食品を避けようと食べるものが偏る、
ちょっとした情報に踊らされる(納豆なんて良い例です)などなど、都市部は
情報が多い分神経質になっているのではないでしょうか。
先日、四川省に行ったときも激辛料理が多く、『こんなもの毎日食べてたら
早死にするわ!』と思っていたのですが、その食堂には高齢の方が多くいて
見るからに元気そう、美味しそうに食べていました。
田舎のほうが健康っていうのは何となくうなずけます。
あんまり神経質になりすぎると食べるものなくなっちゃいますもんね。

2007-04-14 22:29:41 | 中国食品
今回は四川省の成都~自貢~宜賓と巡ってきました。
成都は省都でもありますが、北京や上海といった大都市に比べるとこじんまりと
していて大変居心地の良い、個人的には大好きな街です。
一般の方々には四川料理が一番馴染み深いのではないでしょうか?
麻婆豆腐をはじめ激辛料理が多いのですが、それは日本で 食べる辛さの比では
なく、まさに食べた瞬間に火を噴くレベルです。
慣れないと胃がびっくりしてお腹を壊しやすくなりますので胃薬はかかせません。

自貢は塩が有名で、全盛期には中国全土の30%以上のシェアがあったようです。
塩分の取り過ぎは成人病の元になりますが、実は塩っていうのは健康のために
結構使えるんですよね。
皆さんも経験あると思いますが、海水浴などでちょっと傷ができても、海水に
浸かっていると早く治癒できたり、風邪気味の時なんかも潮風に当たっていると
良くなったりしますもんね。
私は小さい頃よく扁桃腺を腫らしていたのですが、そうするといつも祖母が
フライパンで塩を炒って手ぬぐいで包んで喉に巻いてくれました。
結構効いていたような記憶があります。今はいろんな薬があるから、わざわざ
こんなことしないと思いますが、昔からの知恵が受け継がれずに忘れさられて
いくのはちょっと寂しい気もします。


にんにく

2007-03-31 12:29:00 | 中国食品
大蒜(ニンニク)って昔から体力の源って言われるぐらい重宝されて
いますよね。日本でも、ニンニクのサプリメントは結構見かけます。
しかし、中国の漢方薬では意外と見かけないんですね、このニンニク。
それは別にニンニクが認められていないわけではなく、たぶん食事での
消費量が多いことに起因しているのではないかと考えています。
このところ宴会が続いていましたが、中華料理はニンニク、生姜が
かなり入っていますから、毎日食べるニンニクの量は日本の食生活に
比べれば圧倒的に多いと思います。
困るのは昼食に食べると、臭いが残ってお客さんとのミーティングなど
ある時は気をつかいます。
まあ、こちらの人に言わせればみんなで臭ければ怖くないってことなんだ
そうですが・・・・・。そういう意味では韓国のキムチも一緒ですね。
さて、そうは言うものの、一応エチケットには気をつけています。
口臭予防の飲み薬、スプレーを常時持ちあるいて、いつでも飲めるように
しています。
しかし、口臭関連の薬となると漢方薬は意外と少なく(需要がないのでしょうか)
日本、アメリカの製品が多いのです。

ニンニクと合わせて生姜の消費量も多いですね。
日本では薬味に使うか、生姜焼き、すし屋でつまむ程度ですが、中華料理
にはこれまたかなりの確立で入っているわけです。
実はこのあたりが中国人に肥満が少ない要因になっているのかもしれません。

何気ない食生活ですが、ニンニク、生姜の多用は健康をささえていると
感じています。


中国野菜(2)

2007-03-10 19:23:39 | 中国食品

このブログでも中国野菜について何回かコメントしましたが、中国産といっても

広い国ですので『○○省産』と表示してもらわないと意味ないんじゃないの?

というのが私の意見です。

輸出用の野菜は沿岸部で作られることが多いようです。(あくまで一般論です)

工業も沿岸部が発展してて、内陸部との経済格差は広がる一方ですが

農業も似たようなものです。沿岸部は港があって海外に輸出しやすいですし。

具体的には福建省、上海近郊(江蘇省)、山東省、遼寧省あたりですかね。

遼寧省は海産も有名で中国産の輸入魚介類はここが多いと思います。

輸出は儲かる、儲かった金で農薬を買う、もっと売れるように見てくれの

綺麗な野菜を作るといった悪循環なのではないでしょうか。

農家でも豪邸に住んでいる人もいれば、年収が数万円という人もいます。

中国も都市部では生活水準があがり、スーパーなどで日本と同じような

綺麗な野菜が並ぶようになりました。

しかし、こういった農薬まみれの野菜はこちらでも問題になっており

無農薬野菜が見直されつつあります。

ところで、下の画像をご覧下さい。

これは食器を洗う洗剤、日本で言えばママレモンのようなものですが。

画像の下の方、わかりにくいと思いますが野菜や果物の絵がありますね。

つまり中国では野菜も洗剤で洗うのが当たり前になってきています。

まあ、中国らしい発想というか、農薬がついているなら洗って落とせと

いうことなんでしょうが・・・・・・・・・。

これはいかんですよね。

環境問題を見直してもらいたいものです。

 


キクラゲ

2007-03-09 20:58:49 | 中国食品
昨日から仕事で蘇州に来ています。
仕事柄、中国各地を渡り歩いているのですが、つくづく思うのは
中国は広いな~ということです。
日本の26倍の面積を持ち、人口13億、50を超える少数民族、
北と南じゃ言葉も文化も違う。
最近は中国産の野菜などに有害物質が含まれているとかやり玉に
あがっていますが、まあ実際にそういうこともあるでしょう、
否定はしません。
ただ、ちょっとおかしいな思うのは『中国産』と一言で片付けて
いいものかどうかということです。
これだけ広い国ですから、そもそも上海と新疆ウイグル地区を、
北京とチベットをすべて『中国』の一言で表現するのは無理が
あると思うんですがどうでしょうか。

さて出張の楽しみと言えば行く先々で出会う料理です。
それぞれその地域では名物と言われるものですが、ただ美味しい
だけではなく、必ず身体のどこどこに効くとかウンチクがありますので
聞いているだけでも参考になります。

納豆や白インゲンなど身体に良いとされる食品が良くも悪くも話題に
なっている昨今ですが、中国人の間でよく効くと効かされるのが
木耳(キクラゲ)です。具体的にどこどこに効くというよりは、
身体全体を改善するという抽象的な表現になってしまうのですが
安いですし、多くの中華料理の素材として使われています。
でも日本人にとってはどうなんでしょう?
日本料理には使いにくいし、けっこう難しい食材なんでしょうか?
でも意外な盲点だと思いませんか、このキクラゲ。
テレビで放送したら人気でるかしら?

中国野菜

2007-02-15 20:55:34 | 中国食品
このところ、納豆捏造事件や白インゲンなどがマスコミを賑わしていますけど
中国野菜に対する風当たりも強いですね~。
農薬など有害物質が多量に含まれているようなんですが、やっぱり外見を綺麗に
見せるには仕方のないことだと思っています。
まあ、自分の場合はそもそも神経質じゃないっていう性格もあるのですが。
実は私、中国に在住して8年になります。
8年間中国野菜を食べ続けていますけど、今のところすこぶる好調です。
輸出用の野菜は農薬で虫が付かないようにするんでしょうけど、現地の野菜は
外見は悪いですが農薬使われてないと思います。
そのかわり野菜炒めにイモ虫入っていますけどね。
農薬が使われているかなんて自分じゃ調べられない訳ですから、それでも気になる
というのであれば、体内に入った有害物質をデトックスする漢方薬を飲めば
いいかもしれません。
また、おいおい紹介していきますね。