B-winds(ブレイスの風)

風になりましょう。人を活かし、未来を生かす風に…
人々を元気付ける(brace)ネットワークを広げていきましょう

友情応援A氏の"ABCの法則"

2008-03-31 07:53:36 | Weblog
日曜日だというのに、パートナーのA氏がオフィスに応援に来てくれました。

 期末の事務処理と期初の準備に追われ、書類の山の中で悪戦苦闘している私を見て、「タイガーさん、"ABC"が大切なんですよ。」と一言。

ABC・・・・つまり、
  A・・・・あたりまえのことを
  B・・・・馬鹿にせず
  C・・・・ちゃんとやる
という事だそうです。日々の喧騒の中で、あたりまえのことを、ついつい後回しにしていた私にとっては、耳に痛い言葉でした。

 「こんな事なら後でもできる・・・・。」この油断が命取りになります。二宮尊徳翁は、「大事をなさんと欲せば小なる事を勤しむべし。」という言葉を残しています。約束も期限もすべて100%守る。あたりまえのことです。しかし、そのあたりまえのことをちゃんとできた者だけが、次のステージに進める。そう痛感した一日でした。 

竹と茶筅/器の妙

2008-03-30 08:45:56 | Weblog
 
イーマ梅田にある"うおまん"で出てきたコーヒーと豆腐です。

 コーヒーカップも味わいがありますが、スプーンのかわりに茶筅が添えてあるのが気に入りました。
 
 竹を切っただけの、豆腐の器。このお店オリジナルの豆腐の味が、さらに味わい深くなりました。

 私は、外は"金田一耕助"、内では"山下清画伯"タイプで、みてくれは一切気にしないタイプなのですが、この二つの"器"を見たとき、「やはり、見た目も少しは大切なのかな」という気がしました。

 という事で、今から散髪に行ってきます。

勇者は未踏峰を目指す/関学山岳部の快挙。

2008-03-29 08:11:38 | Weblog
 関学山岳部といっても、部員はたった二人。その二人、中島健郎君と山本大貴君が、世界で初めてヒマラヤの未踏峰ディンジュンリ(6196メートル)の初登頂に成功しました。

 昨年も、山頂まであと60メートルの所まで迫りながら、体力の消耗が激しく、引き返さざるを得なかった中島君。一年間、準備と訓練を重ねて再挑戦。ついに満願を成就しました。

 登山道ができ、道しるべもある山を登るのはたやすい事です。しかし、真の勇者が狙うのは、誰も足を踏み入れたことのない、未開の山のみ。例え、どんなに険しい道であろうと、自ら全く新しい道を切り開いてゆくのが男というものです。

 素晴らしい後輩達が、とても大切で、とても素晴らしい事を思い出させてくれました。二人の勇気と努力と情熱に敬意を表したいと思います。

                   

桜咲く・・・・なにわに春来たる

2008-03-28 07:18:40 | Weblog
 
 大阪の街でも桜が咲き始め、これから4月下旬の"造幣局の通り抜け"まで、市内各地で桜の花を見ることができそうです。

 桜の花言葉は「優れた美人」。「敷島の大和心を人問わば 朝日に匂う山桜花」という歌があるように、昔から その美しい姿は、多くの人々に愛されてきました。しかし、桜の花がやがて散るように、私達もいつかは桜の花を見る事ができなくなります。限られた人生、限られた時間・・・・。大切に生きてゆきたいですね。


"満開の桜や 色づく山の紅葉を
この先いったい何度 見ることになるだろう
ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ"
(竹内まりや 「人生の扉」より)

「あと半年・・・・」からの大逆転

2008-03-27 06:05:54 | Weblog
某大手生命保険会社で部長をされているY氏からお聞きした話です。

"この会社に入社した時、半年間、私はほとんど実績をあげることができませんでした。そこで私は、あと半年だけ働いて、この会社を去ることにしました。しかし、どうせやめるなら"Y君はよく頑張ってたじゃないか"と、うわべだけでも惜しまれてやめたいと思い、「あと半年、自分ができることは、とにかく全部やってみよう。」と決心しました。

一日数百件のテレアポ。数十社の飛び込み、顧客との商談、事務作業・・・・。不思議なことに、「あと半年なんだから」と思えば、今までイヤだった事も抵抗なくできるようになりました。前日タイムスケジュールを決め、当日はその通り実行するだけ。営業マンとしてあたりまえの事をあたりまえのようにする・・・・。そんな毎日が続きました。

 すると予想外の事が起こりました。半年後、私は社内第2位の営業成績を上げていたのです。かつては営業の途中で喫茶店で休憩したり、前日決めた予定を当日早々に切り上げたりしていました。しかし「自分にできることは、とにかく全部やってみよう」と決心してからは、朝から晩まで黙々と前向きに仕事ができるようになっていた。それが良かったのかもしれません。"

 やれることは全部やる・・。人間、全力疾走が一番ですね。示唆に富んだ良いお話をお聞きしました。 


すべての責任は自分自身にある

2008-03-26 07:40:29 | Weblog
本日の、内定後のO君に対するN氏の膝詰めの訓示内容です。

"チャンスは奪い取るのではなく、与えられるもの。「O君、なかなか最近よくやっているね。」と、周囲の人全員から評価されるようになって初めてチャンスはめぐってくる。もし、そういう声があがらないとすれば、それは君自身に問題があるのだ。

 しかし、そうやってめぐってきたチャンスも何度でもあるわけではない。君が落ち込んでいようが、ダウンしていようが、一生懸命頑張っていようが、そんな事に一切関係なく時間はどんどん過ぎてゆく。1回のチャンスをどこまで有効に活用するかで人生は決まる。一度聞いた話を聞き漏らすようではチャンスはない。一度しでかした失敗を、もう一度繰り返すようでもチャンスはない。同じ失敗を二度、三度繰り返すというようなら、君は、実は私の注意を真面目に聞いていなかったという事だ。そういう人間は、我が社には必要ない。

 もう一度言う。上司のせいでも、会社のせいでもない。すべての責任は君自身にあるのだ。その事を、よく認識して、4月1日に、生まれ変わって一から出直すつもりで出社してほしい。"

 O君は、とうとう一口もコーヒーに口をつける事なく、直立不動のまま帰ってゆきました。"全責任は自分自身にある"という言葉を、何度も心の中で反芻した次第です。

"あ・す・い・い"の法則

2008-03-25 07:40:09 | Weblog
あなたの人生を、より実り豊かにする、4つの言葉をご紹介します。

①ありがとう

家族や恋人、上司や部下といった身近な人から、初めて出会って、二度と出会うことがない旅先の人まで、"ありがとう"と言ってみましょう。例え、せっかくのご好意が実を結ばなかったとしても、"ありがとう"という、そんな気持ちが大切だと思います。

②すみません

人間である限り、誰でも失敗はあります。そんな時、「すみません」という素直な勇気があなたを救います。

③今

"今、私は○○をしています。こんな事に少し困っています。"と、身近な、信頼できる人に伝える。逆に、"今、あの人は何をしているのだろうか。困ってはいないだろうか。"と気遣う。そんな、さりげない心のキャッチボールが、人間関係を、より深い、確かなものにしてゆきます。

④一生懸命

そして最後はやはり、一生懸命。泥だらけになっても、何度失敗しても、愚直に懸命に生きるあなたの姿は、多くの人の感動、共感を呼ぶことでしょう。


"ありがとう、すいません、今、一生懸命"→"あ・す・い・い"という言葉、覚えていてください。あなたの明日は、きっと良くなりますよ。

失意の時こそチャンスあり

2008-03-22 19:34:16 | Weblog
 4月を前に、入学、入社、昇進、といった喜び事に胸を膨らませている方々がいる中で、春訪れず、失意に沈んで方々もおられることでしょう。桜咲き乱れる華やいだ街を一人寂しく背を丸めて歩く、あの時の気持ち・・・・。私にも覚えがあります。

 しかし、「失意の時こそチャンスあり」だと、私は思います。
地震で工場も家族もすべて失った中から"シャープ"を興した早川徳次氏、家財道具、奥さんの着物までを質に入れるぐらい追い込まれながら、"松下電器"を興した松下幸之助氏。武田信玄に惨敗しながら天下を取った徳川家康・・・・。冬の時代をじっと耐え、花を咲かせた人物はいくらでもいます。彼らの共通点はただ1つ。その事に言及した松下幸之助氏の言葉を御紹介して、今、逆風の中にある方々へのエールとさせて頂きます。

「私の経験からつくづく思うことは、何ごとによらず、志を立てて事を始めた限り、少々うまくいかないからとか、失敗したからといって"これはもう見込みがない。ダメだ。"と簡単にあきらめてしまってはいけないということです。そのような心弱いことでは、ほんとうにものごとを成し遂げてゆくことはできません。世の中は常に変化し流動しているものです。ひとたびは志を得なくても、それにめげることなく"もう一度やってみよう"と、気を取り直して、再び辛抱強く地道な努力を重ねてゆく。そうすると、そのうちに周囲の情勢が有利に展開して、新たな道が開けるという事もあるのです。」(松下幸之助氏「人生談義」より)

O君就職内定→最初の試練

2008-03-21 23:50:26 | Weblog
昨日ご紹介したO君が、本日N氏が部長を務めておられるS社の社長面接に臨み、めでたく就職が内定しました。

 S社の社長さんからは、「東京に打ってて出て、実践を積むぐらいの覚悟で。」といった激励を頂き、また「難波の書店でこの本を売っているから、買って勉強しておくように。」と、さっそく自己啓発の指示も出て、4月1日の入社を待たず、彼のプロフェッショナルへの道が事実上今日からスタートしました。

 ところが、その後、内定に伴う重要連絡を彼が聞き漏らし、さらに、その事に関するN部長へのお詫びのメールの文面にも不手際があり、O君は、内定初日からN部長に厳しい叱責を受けることになりました。

 O君は今頃おおいにへこんでいる事でしょう。しかし、こんなに早く、N部長の叱責を受けることができて、O君は幸運だったと私は思っています。

 きょう、テレビで「ホームレス中学生」というベストセラーを書いた、漫才師の田村さんが、「自分を温かく見守ってくれた先生がおられたから、今の自分がある。」とコメントしていました。O君にも同じ事が言えると思います。O君には、内定初日から、いや、内定以前から、まるで実の親のようにO君を見守り、誠心から叱ってくれるN部長がいる・・・・。

 O君。これからどんな苦しいことがあっても、何度でも這い上がって、自ら選んだ道を突き進んでいって下さい。おめでとう!

木の上に立って見守ると書いて・・・・

2008-03-20 23:31:19 | Weblog
「"木の"上に"立"って"見"守ると書いて"親"という字になる。企業の中では上司は親にならなければならない。君が"報連相(ほうれんそう)"をきちっと行なえば、上司は君を"親"として見守り続けてくれる。だから、報告、連絡、相談が必要なんだよ。」

 社員採用面接でのN氏の求職者O君への言葉です。N氏の言葉は続きます。
「しかし、"教えてもらおう"なんて思ってはいけない。入社したその日から、君は授業料を払っている学生ではなく、給料をもらうプロになる。給料を貰って、その上タダで教えてもらおうなんて、ムシのいい事を1%も考えるな。君はプロとして自立しなければならない。自ら学び、研究し、鍛える。そして人よりも少しでも早くプロとしての技術を身に付ける。それ以外に、君がこの業界で生き残る術はないのだ。」

 O君も驚いた事でしょう。入社がまだ決まっていない面接の段階で、既に自社の新入社員に語りかけるように、厳しく、しかし愛情あるアドバイスをO君に施すN氏。木の上に立って大勢の部下を温かく見守っているN氏の姿が見えるようです。