BOUZAN NOTE!!
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2008-10-25の書込みに追記して、再更新します。。

「柔軟さ」=必要な情報、動作に注目し、必要でない情報、動作を無視した行動

「柔軟さ」の支援で受容なことは、個々に合わせた適切な指示と、適切なフィードバック!

我が事業所(生活介護・就労移行)で利用者に新しい活動(例えば掃除)を教える時、新しい利用者が入ってきた時、特別支援学校から実習生がきた時、彼らは、はじめは、ぎこちなさ(柔軟で無い動き)を見せる方が多いです。

しかし、アセスメントに基づく構造化やシストマティックインストラクションなどの指導により(個人差はありますが)少しずつ柔軟さが見られるようになってきます。昨年の特別支援学校から来た実習生は実習前と実習後の様子が全然違います。

柔軟性に関して一部の支援者は、
「支援なしで、自分で判断し効率よく働く」
というようなイメージを持たっています。

例えば、特別支援学校の先生から「この子は、周囲を見て自分で動ける柔軟性が出てきました」言われます??

それは柔軟性でしょうか?疑問に思います?

これまでの実践を振り返り、柔軟な行動とは何かを考えてみました。



柔軟な行動とは。(図 参照)注目しなければならない部分(情報や行動)に注目して、必要ない部分(情報や行動)を無視しながら活動できるようになることだと確信しています。

例えば、一般にバイトなどをはじめた時は、手の抜き方が(手を抜いて良いポイントが)わからずにぎこちないが、しばらくすると、その手の抜き方がわかり、スムーズな動きになります。また、初めは段取りがわからず、やらなくて良い仕事までやってしまいます。それは柔軟ではない仕事っぷりです。


そこで指導として重要な視点は、

重要な部分を本人に合わせ整理した状態で明確に指示し。

重要ではない情報を、統制し。必要ないと位置付ける。

TEACCHアプローチの構造化はまさしく上記で言う本人にあわせ整理した状態で明確に指示するアイデアです。

物理的構造化により刺激を統制し。
スケジュールワークシステムにより活動を指示し。
さらに視覚的構造化により整理し、明瞭化し、わかりやすく提示(指示)する。

またABAシストマティックインストラクションは、
注目しなければならない部分を最小限の介入と出来ていることをフィードバックし、注目しなくていい部分をその時点で修正する方法です。

私は、自閉症の支援の中で、なんでもかんでも周囲を見て行動できるようにする指導(まるで空気を読みながらできるようになることを求めること)に対しては、本当の意味で柔軟性の指導になっているか疑問です。

実際、特別支援学校で空気を読ませるような指導で教育された生徒さんは、我がセンターにくると動けないし、やたらと指示待ち、ビクビクしながら怯える生徒さんもいます(怒)。

文脈に依存し、文脈が変わると行動できない問題が生じます。

これは柔軟とは言えません。

支援者の皆さまには、

「指示をみないと動けないのはこまる」ではなく。

「指示を見て。注目し行動できることが必要」に切り替えてもらいたいです。


明確な指示により、彼らはある程度の柔軟さと自信をもった行動ができます。

しかし、明確でない指示は、その他のプロンプトや文脈依存をつくり、限定された場所の行動になり、般化の困難さが生じます。

<様々な状況で考えてみる>

[ 動 き ]
注目す部分:必要な刺激(五感覚や固有覚、前庭覚、自分の体(筋肉等)の適切な動かし方を知る ※私が勉強不足の部分。最近新しいコラボレーションを探っています。

注目しない部分:必要でない刺激(それを無視できる)、不必要な体の動き。

支援上の留意点:明確な行動の指示(視覚指示やモデル提示)。配置や職場環境の整理、システマティックインストラクションを活用したOJT。ただし、部分によっては訓練できないもあると考えることも重要。

→柔軟な動き、効率的な動き

[ 活動(仕 事)]

注目す部分:必要な指示、関係のある周囲の状況、材料、様々な工程、目的、ゴール

注目しない部分:必要でない刺激(フェードアウトできないプロンプト及びその依存、文脈依存)、必要でない情報、過度な指示(指示待ち)、様々な関係のないイメージ、

支援上の留意点:構造化(物理的構造化、スケジュール、ワークシステム、視覚的構造化、ルーティン)、システマティックインストラクションを活用したOJT、ジョブマッチング等など。

→柔軟な行動(仕事)、効率的な行動(仕事)


本日のポイント

「柔軟さ」=必要な情報、動作に注目し、必要でない情報、動作を無視した行動

「柔軟さ」の支援で受容なことは、個々に合わせた適切な指示と、適切なフィードバック!


*ちなみに、これは自閉症支援だけではなく、一般の社会でのコーチングでも有効な視点です。うちの職場では、徹底した理解の詰め込み研修と、事前訓練(ロールプレイ等)とOJTの徹底したフィードバックを繰り返す。


<さらに深めるための関連LOG>

● 将来を見越した柔軟な就労イメージづくり


● 受容コミュニケーション

● 教師(支援者)主導の場面のメリット

● プロンプト依存について/支援プロセス

● 「これだけをすればいいんだ!」

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keyword: 自閉症,支援,実行機能,TEACCH,システマティック・インストラクション,構造化,物理的構造化,スケジュール,ワークシステム,視覚的構造化

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