美容医療が身近になり、実際に治療をおこなうクリニック、病院も増えてきました。アンチエイジング医療も注目を浴びるなか当然の流れかもしれません。しかし、それに伴い、そういった施設間での競争も生まれてきます。手術的な治療法は、はじめから技術的な経験がなければおこなえない為、経験のある形成外科、美容外科医のクリニックに集中しやすいのですが、比較的簡単であると認識される(むしろ
医師が思っている?)注射による治療や、レーザーなどの特殊な機械による治療は、経験がそれ程必要でないと、安易に考えている傾向もあるかも知れません。治療を考えている方々が、いい面ばかりを強調した広告、宣伝だけではなく、注入療法に関して、正確な知識を持ってもらうことは、治療おこなう側の医師にとっても大切なことだと思います。
例えば、他院で、シワや鼻を高くする目的で注射したという患者さんに、何の注射で、どのくらい持続するものなのか、副作用はどうなのかといった説明を受けなかったり、曖昧であるケースが少なからずあるように感じます。「フィラーと言う注射です。」と応える方もいますが、フィラー(filler)とは英語のfill(満たす、充填する)の名詞形で充填物、注入物という意味でしかありません。当然そのような説明もなく、シワがなくなる、シワがのびる張りが出るといったことしか話さない医師がいれば、少し慎重に考えるべきでしょう。
これからボトックス、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの治療を考えている方、治療を受けて気になることがある方などに、ここの内容が少しでも良い治療を受ける参考になってもらえたら幸いです。
アジアン美容クリニック 院長 鄭 憲
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