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読書録「モーツァルトと量子力学」

2016-10-21 | Weblog
読書録「モーツァルトと量子力学」4

著者 糸川英夫
出版 PHP文庫

p181より引用
“「両方とも人類がつくりあげた努力の結晶
であること。自然の本質を理解することと、
美を創造して、人々に感動を与え、人々の心
を鼓舞すること」と。”

目次から抜粋引用
“景気をよくする法
 「電気冷蔵庫」の不思議さ
 空想の楽しみ
 あるノーベル賞受賞者の人生
 雑音と殺意の関係”

 工学博士である著者による、雑誌連載され
たエッセイをまとめた一冊。過去に他社から
出版された、「屋根の上のセロ弾き」改題版。
 世の景気についてから感動することの大切
さについてまで、示唆に富む内容となってい
ます。

 上記の引用は、アメリカの物理学者・ワイ
スコフ言葉。彼の人生の生きがいとのこと。
核開発の初期に大きく関わった物理学者のよ
うな頭の良い人でも、なにか心の支えがなけ
れば、生きていられないのですね。
 1982年の連載なので、まだドイツが西と東
に分かれている様子など、歴史的に興味を引
く部分があります。ヨーロッパの連合が、ま
だEUではなくECだったりして、時の流れを感
じます。私が学校で社会を習っていた頃と時
期が重なっていて、なおさら強く感じました。

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