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ネコヤナギ・1~蕾

 冷たい風に耐えている「ネコヤナギ(猫柳)」の蕾。銀白色に輝く毛が美しい。ネコヤナギはヤナギ科ヤナギ属の落葉低木で雌雄異株。毎年のことだが、この姿を見ると思わず口ずさんでしまうのが、40年前のこの歌。

『春を待つ少女』
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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ジャノヒゲ

 髭の生えたヘビは見たことが無いが、植物界には「ジャノヒゲ(蛇の髭)」が存在する。ユリ科ジャノヒゲ属の常緑多年草で、冬のさみしい景色の中で宝石のような美しい姿を見せてくれる。別名は「リュウノヒゲ(竜の髭)」で、こちらのほうが名前としては納得できるが、私はまだ竜を見たことが無い。いろいろ調べてみると竜はどうやら名古屋のほうに生息しているらしい。
 さて写真は果実のように見えるが厳密には “種子”。 簡単に言うと、雌蘂の下の部分が子房でこの中にあるのが胚珠。子房が膨らむと果実になり、胚珠が成熟すると種子になる。ジャノヒゲの場合は成熟の過程で子房(果皮)がはがれ落ち、中の胚珠が露出し、これがつまり種子となる。
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フキ・1~目覚め

 ようやく目覚めた「フキ(蕗)」。ウメ、マンサクなどの花木や、フクジュソウなどの野草が春の訪れを告げてくれるが、この “蕗の薹” の姿も春を告げる植物の代表格。天ぷらや蕗味噌などに利用されるが、独特の苦みがたまらない。フキはキク科フキ属の多年草。

『風来坊』
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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ツワブキ・3~王冠

 3年振りに東京マラソンを “テレビ” 観戦。一昨年、昨年は、そのテレビに “出演していた” ので、 フルマラソンは一応卒業したつもり。これからは10キロレースを長くできれば良いと思っている。しかし実際に東京マラソンを見ていると、もう一度ここを走りたいという気持ちも湧いてくる。今夏のエントリー時期にその気があればまた申し込んでみよう。もっとも次回は倍率が10倍以上になるのは必至で、申し込んだからといって必ず走れるとは限らない。
 写真は雨上がりの日差しに輝いていた「ツワブキ(石蕗・艶蕗)」の総苞。綿毛がすべて飛んだあとに、美しい “王冠” が残っていた。春の花がなかなか咲かないおかげで、こういう植物の綺麗な姿に気づくことができる。ツワブキはキク科ツワブキ属の多年草。
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コセリバオウレン・1~開花

 薄暗い山道に白く輝く「コセリバオウレン(小芹葉黄連)」。キンポウゲ科オウレン属の多年草で、セリバオウレンより開花時期が少し早い。セツブンソウやカタクリなどは、夏が来る前にその葉が姿を消して休眠するため “スプリング・エフェメラル(春の儚い命・春の妖精)” と呼ばれるが、セリバオウレンなどは、夏になっても葉を青々と繁らせているので、厳密にはスプリング・エフェメルとは言えない。しかしこの可憐な姿は妖精そのもので、私はこれもスプリング・エフェメラルと呼んであげたい。これは東京薬科大・自然観察路のもの。
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