サラリーマンの面白真面目な週末植物ウォッチングPart2。写真はクリックで大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part2
セツブンソウ・8~構造
先日は昭和記念公園のものを紹介したが、毎年見ている東京薬科大のものも紹介しておこう。「セツブンソウ(節分草)」はキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草で、花弁のように見えるのは蕚片。花弁は退化して先端がU字形の黄色い蜜腺になっている。植物観察初期の頃は 『花弁のように見えるのに、なぜ花弁と呼ばないんだろう。』 と疑問に思っていたもの。そこで花の各部分の呼び方をおさらいしておこう。
茎のほうから順番に見ていくと、
花柄(花梗):個々の花をつけている枝
苞(苞葉):花や花序の基部にある葉
花床(花托):花柄の先端部分で、雄蕊や雌蕊が乗っているところ
萼:花冠の一番外側で花全体を支えている 個々を萼片と呼ぶ
花冠:ひとつの花の花びら全体 個々を花弁と呼ぶ
花被:花冠と萼を合わせたもの 花弁と萼片が同形の時にも使う
雄蕊:花粉をつくる葯と、それを支える花糸からなる
雌蕊:花粉を受ける先端を柱頭と呼び、その下の子房までの部分を花柱と呼ぶ
つまり花弁のように見えていても、一番外側にあるものは萼片と呼ぶことになっている。セツブンソウなどキンポウゲ科の花は、花弁化した萼片を持つものが多く、ニリンソウ、センニンソウ、キクザキイチゲ、リュウキンカなども同じ。
茎のほうから順番に見ていくと、
花柄(花梗):個々の花をつけている枝
苞(苞葉):花や花序の基部にある葉
花床(花托):花柄の先端部分で、雄蕊や雌蕊が乗っているところ
萼:花冠の一番外側で花全体を支えている 個々を萼片と呼ぶ
花冠:ひとつの花の花びら全体 個々を花弁と呼ぶ
花被:花冠と萼を合わせたもの 花弁と萼片が同形の時にも使う
雄蕊:花粉をつくる葯と、それを支える花糸からなる
雌蕊:花粉を受ける先端を柱頭と呼び、その下の子房までの部分を花柱と呼ぶ
つまり花弁のように見えていても、一番外側にあるものは萼片と呼ぶことになっている。セツブンソウなどキンポウゲ科の花は、花弁化した萼片を持つものが多く、ニリンソウ、センニンソウ、キクザキイチゲ、リュウキンカなども同じ。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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いろいろ勉強になりました。
セツブンソウは何度でも載せてあげたくなります。
可愛い花ですね。
花弁でも萼でも綺麗だからなんでもいいと思ってしまう体質です。(笑)
花の仕組みが良くわかるように撮れました。
花弁に見えても、一番外側にあるものが「萼」納得できました。
私は、花を見ると、どれが花弁でどれが萼片などと、ついつい理屈っぽくなってしまいます。
性格でしょうね。
これは鉢の中で育てられているものですが、仰る通り自然のものを見てみたいものです。
いまだにこの萼片を花弁と呼ぶのは慣れていません。やはりこれは花弁と言いたいですね。
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