韓国語は,20世紀初め,35年間に渡って日本語と濃厚な接触にさらされました。
ハワイやハイチの農園では,さまざまな国から来た異なる言語話者が,互いに意思疎通をとる必要上,支配者の言語を見よう見まねで使う必要がありました。
しかし韓国では,日本人以外に外国人がいたわけでなく,韓国人同士なら互いに韓国語を使えばいいわけですから,日本語を使う必要はない。そのかわり,日本語は「国語」として強要されました。
その結果,韓国語の中にさまざまな日本語が入り,さらに日本で作られた和製漢字語が,韓国読みで取り入れられました。
35年が経過したとき,韓国語は相当大きな変容をこうむっていたはずです。光復後,韓国人は,韓国語の中に紛れ込んだ日本語を追放することで,醇化を試みましたが,韓国音読みされた和製漢字語は,「日本語」として意識されなかったため,またそれなしには近代語としての韓国語が立ち行かなかったため,不問に付されました。
こうして生まれた現代韓国語は,名詞語彙の70%が漢字語であり,そのうちの相当部分が和製漢字語というありさまです。
たまたま飛行機の中で読んだ韓国語の記事を訳出してみましょう。
ソウル教育庁,教育非理申告額の十倍褒賞
ソウルで教育公務員の金品・饗応授受非理を申告すれば,金品授受額の最大十倍に該当する褒賞金が支給される。ソウル市教育庁は三日,このような内容の「公益申告褒賞金支給に関する条例」を立法予告した。
公務員等が職位を利用して不当利得をえたり,市教育庁の財政に損失をもたらした行為を申告したひとには追徴額または還収額の20%まで褒賞金があたえられる。褒賞金の最大限度は一億ウォンだ。
市教育庁は不法下都給に因った学校不実施工と建設関連非理をふせぐ為に「不法下都給申告センター」を別途に開設し,申告者には最大二千万ウォンを褒賞する条例もいっしょに制定することにした。
いっぽう市教育庁は教育非理申告報奨金制施行の結果,ふつかだけで5件が申告されたとあかした。市教育庁関係者は「賂物授受,横領,人事非理,私立学校教師採用,銓衡料過多策定等に関する申告が接受されたが証拠がきちんとしていなかったため褒賞金が支給される水準ではない」と述べた。(韓国日報2月4日14面)
上の記事の漢字表記部分は,原文で漢字語が使われています。日本語以上に漢字語にあふれていることがわかるでしょう。
日本で使われない漢字語・用字を取り出すと…
褒賞:報奨
非理:不正
申告:通報
利得:利益
下都給:下請け
不実:いい加減なこと
還収:取り戻すこと
賂物:賄賂
銓衡:選考
接受:受け付け
漢字語の中のどれぐらいが和製漢語なのかは正確にはわかりませんが,相当な比率になるでしょう。
クレオールとは,支配者の言語から語彙と文法をとりいれ,しかし発音は故郷の言語にしたがった新言語です。
幸か不幸か,日本語は韓国語と文法を一にしていましたので,結果的に,クレオール語の条件を満たしたといえなくもない。
以上,犬鍋の妄想でした。
ハワイやハイチの農園では,さまざまな国から来た異なる言語話者が,互いに意思疎通をとる必要上,支配者の言語を見よう見まねで使う必要がありました。
しかし韓国では,日本人以外に外国人がいたわけでなく,韓国人同士なら互いに韓国語を使えばいいわけですから,日本語を使う必要はない。そのかわり,日本語は「国語」として強要されました。
その結果,韓国語の中にさまざまな日本語が入り,さらに日本で作られた和製漢字語が,韓国読みで取り入れられました。
35年が経過したとき,韓国語は相当大きな変容をこうむっていたはずです。光復後,韓国人は,韓国語の中に紛れ込んだ日本語を追放することで,醇化を試みましたが,韓国音読みされた和製漢字語は,「日本語」として意識されなかったため,またそれなしには近代語としての韓国語が立ち行かなかったため,不問に付されました。
こうして生まれた現代韓国語は,名詞語彙の70%が漢字語であり,そのうちの相当部分が和製漢字語というありさまです。
たまたま飛行機の中で読んだ韓国語の記事を訳出してみましょう。
ソウル教育庁,教育非理申告額の十倍褒賞
ソウルで教育公務員の金品・饗応授受非理を申告すれば,金品授受額の最大十倍に該当する褒賞金が支給される。ソウル市教育庁は三日,このような内容の「公益申告褒賞金支給に関する条例」を立法予告した。
公務員等が職位を利用して不当利得をえたり,市教育庁の財政に損失をもたらした行為を申告したひとには追徴額または還収額の20%まで褒賞金があたえられる。褒賞金の最大限度は一億ウォンだ。
市教育庁は不法下都給に因った学校不実施工と建設関連非理をふせぐ為に「不法下都給申告センター」を別途に開設し,申告者には最大二千万ウォンを褒賞する条例もいっしょに制定することにした。
いっぽう市教育庁は教育非理申告報奨金制施行の結果,ふつかだけで5件が申告されたとあかした。市教育庁関係者は「賂物授受,横領,人事非理,私立学校教師採用,銓衡料過多策定等に関する申告が接受されたが証拠がきちんとしていなかったため褒賞金が支給される水準ではない」と述べた。(韓国日報2月4日14面)
上の記事の漢字表記部分は,原文で漢字語が使われています。日本語以上に漢字語にあふれていることがわかるでしょう。
日本で使われない漢字語・用字を取り出すと…
褒賞:報奨
非理:不正
申告:通報
利得:利益
下都給:下請け
不実:いい加減なこと
還収:取り戻すこと
賂物:賄賂
銓衡:選考
接受:受け付け
漢字語の中のどれぐらいが和製漢語なのかは正確にはわかりませんが,相当な比率になるでしょう。
クレオールとは,支配者の言語から語彙と文法をとりいれ,しかし発音は故郷の言語にしたがった新言語です。
幸か不幸か,日本語は韓国語と文法を一にしていましたので,結果的に,クレオール語の条件を満たしたといえなくもない。
以上,犬鍋の妄想でした。











今日も多分KJClubやGoKorea/Japanといった日韓翻訳掲示板では熱い議論(苦笑)とか暖かい交流とかが続いてると思うんです。
でも、例えば、同じ印欧語族ゲルマン諸語の英独間翻訳でもあんな交流が可能になるほどまで機械翻訳が優秀なんでしょうかね?
それともあの翻訳ソフトってのはとびきり優秀なんでしょうか?(日本の検索サイトでも韓国の各翻訳掲示板でも同じソフトを使ってる様に思います。どれもほとんど同じ翻訳を出力するし、同じような誤訳を犯すので)
コンピュータの自然言語理解が未だに遠い課題である現状では、翻訳ソフトの優秀さにはおのずと限界があるので、むしろ、文法や文章の組み立て方が、日韓が実に似ているせいではないのかと思ったりしてるんですが。(文章――書き言葉の組み立て方に関しては、明治以降の日本で成立した口語文章の影響が韓国には大きいのだろうと想像したり)
両方できる犬鍋さんとしてはどうお考えでしょう?
日→韓,韓→日を比べると,日→韓の精度のほうが高いのは,日本語では同音異義語を漢字で区別できるからでしょう。
日韓は,文法,語法,語彙(漢字語)のすべてが似ています。近代以前にどれくらい似ていたかは,朝鮮時代の朝鮮語を調べる必要がありますが,たぶん文法はもともと似ていたのでしょう。
語法と語彙は,韓国の開国後,日本語を翻訳する中で,借用されていったのでしょう。
ちょうど,日本語の口語文章が,欧米語に明るい文学者の翻訳作業の中で整っていったように。
どっかの『民主主義』『人民』『共和』国は腐臭漂う頭以外は日本製w
19世紀中頃から欧米より押し寄せてきた文化の語彙の大津波を、日本の国学者が漢字を使って新しい漢語を製作した目的は、漢字ならば支那や朝鮮、東南アジアの華僑社会やベトナムでも意味が通じるであろうと言う使命感からでした。
科学、工学、軍事、文学、芸術、医学、政治等あらゆる語彙が漢字で創作され、しかも漢字の意味を理解している東洋人にはちゃんと熟語が通じると言う事は、今思えばかなりの偉業だと思います。戦後急速にその情熱を亡くした日本人は外来語を極力カタカナ変換にしてしまいました。
日本が占領した地域で日本語化教育が行われていた目的は第一に教育でした。なぜなら、当時欧米のあらゆる専門書が翻訳されていたのは東洋では唯一日本だけだったからです。また占領地域には高等教育を行う学校も開設され、江沢民も日本語教育がなされていた南京中央大学の生徒だったそうです。
日本の国学者がそんな使命感をもっていたとは知りませんでした。
その殊勝な国学者は誰で,どの文献を読めば,その使命感を知ることができるのでしょうか。
ご教示ください。
周恩来閣下もロシア語から直接ではなく日本語訳から共産主義の書籍を中国語に翻訳して行ったのです。我々は歴史の事実をよく学ぶべきではないでせうか?
コメントありがとうございます。
光復後の韓国の世界文学の翻訳は、ほとんどが日本語からの重訳だそうです。
また日本の洋学者が欧米の本を訳すときは、ロブシャイドの英華字書を参考にしていたという研究もあります。