犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

離散家族の再会

2017-05-09 23:47:52 | 大阪暮らし

 私が大阪に単身赴任して、早2年になりました。

 2年ちょっと前には家族6人が一つ屋根の下で仲良く暮らしていたわけですが、私と同じ年の秋、今度は3女が勤める会社で大阪赴任の辞令が出た。そして昨年、次女が結婚して茨城県へ。先月は、長女も岩手県に嫁ぎました。

 こうして私たちは離散家族になりました。今、埼玉の自宅に残っているのは妻と4女と犬一匹です。

 このゴールデンウィーク、私は暦通りに2日の夜に埼玉に帰省しました。

 次の日には、次女が、友達の結婚式に出席するために戻ってきた。

 そして4日には長女夫婦がやってきました。こちらは弔事。

 大学時代の少林寺拳法部の友人が、昨年の夏に胆管がんであることが発覚。見つかったときはすでにステージ4(末期)だったそうです。

 その少し前、ソウルの知り合いでやはり末期がんだったのが、あらゆる方法を試した末、完治したという闘病記を出版しました(リンク)。娘はその本を贈ったり、著者に紹介したりしていろいろ応援していましたが、それもむなしく亡くなってしまったのです。

 まだ30歳。本人も残された家族もさぞや無念だったことでしょう。彼は娘夫婦共通の友人だったので、お通夜にも二人で参列しました。

 翌5日は、4女のホッケーのリーグ戦。

 4女は今年4年生。ホッケー部の主将として、今シーズンの第2戦です。試合は東大が終始押し気味に進めましたが、決定力に欠け、後半やっと1点をとって辛勝しました。これまで2部リーグ2位で入れ替え戦に勝って1部に昇格したことがありましたが、翌シーズンにはまた降格。今度は2部リーグで優勝したのに入れ替え戦で敗退、と悔しい結果が続いていました。4女にとって最後の年である今年の目標は、2部でのリーグ優勝と、それに続く入れ替え戦の勝利、1部昇格です。4年生なのに就活もせず、ホッケーに賭けています。

 一方、3女はGW商戦で帰京できず。家族6人が一堂に会することはできませんでしたが、私は7日の大阪に戻って、夜いっしょに食事をすることができました。店は人手不足にもかかわらず、売上は前年比10%以上のアップだそうで、頑張っています。

 こうして、このGW期間中に、私だけは、離散した家族の全員に再会することができました。


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