偏平足

里山の石神・石仏探訪

石仏601赤薙山(栃木)石祠

2015年07月31日 | 登山

赤薙山(あかなぎやま) 石祠(せきし)

【データ】赤薙山 2010メートル▼最寄駅 JR日光線、東武日光線・日光駅▼登山口 栃木県日光市の霧降高原▼石仏 赤薙山山頂。地図の赤丸印▼地図は国土地理院ホームページより




【案内】観光客も登る霧降高原の長い階段が終わると、登山者の世界になる。踏み跡がいくつもある歩きづらい尾根道のなか、笹尾根が広がるあたりに焼石金剛の木祠=写真上=、そして赤薙山の山頂に石祠=写真中・下=が祀られている。山頂の鳥居には「赤薙神社」とあるので、石祠は赤薙の神を祀ったものなのだろう。赤薙の神がどのような神かはわからない。日光の山には江戸時代初期に祀られた多くの石祠がある。日光修験の修業の場とした峰々に祀った石祠で金剛堂と称された。その形は宝形造と決まっているが、赤薙の祠は入母屋である。それに赤薙山は日光修験の行場には入っていなかった。ただ、秋の峰入りの女峰山への道で、稲荷川の対岸にそびえる赤薙山に向って閼伽の水を投げる慣わしがあったことから、閼伽投山として日光修験の対象になっていたと指摘する人もいる。閼伽は仏に捧げる清水。




【独り言】霧降高原の登山道が長い階段に変貌していました。昔はリフト(写真は平成5年撮影)に乗って登りました。それが今では1445段の一直線の階段です。どういう発想でこのような階段になったのかはわかりませんが、鉄骨の規格品のためか、単調で歩きづらく疲れました。下りは膝が痛くなりました。この春に静岡の久能山の1159段の石段を登りましたが、こちらはジグザグの緩やかな参道で楽でした。登山で思い出す階段はJR上越線土合駅の階段が462段。若いころ谷川に登るときはこれを競走するように登ったものです。山形の羽黒山は山全体が石段ですからもっと長く2446段です。途中に茶屋もあって楽しく登れた記憶があります。四国香川の金毘羅山はまだ登っていませんが1368段。日本で一番長いのは九州熊本の八代市にある釈迦院の石段で3333段だそうです。


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