偏平足

里山の石神・石仏探訪

石仏128陣見山(埼玉)

2008年02月15日 | 登山

陣見山(じんみやま) 結界石(けっかいせき)

128 【データ】陣見山 531メートル▼25000地図 寄居▼最寄駅 秩父鉄道・樋口駅▼登山口 埼玉県長瀞町野上下郷の樋口駅▼石仏 陣見山の北西、児玉町小平方面へ下った谷にある岩谷洞

1281 【案内】結界は一定の範囲を限ることで、仏教ではこの空間から魔障を払い仏道修行の地とした。結界の地であることを示すのが結界石。「大界外相」がその代表の一つである。陣見山の結界石は岩谷洞という寺院跡に立つ。「禁酒肉五辛」は酒と肉、それにニンニク・ラッキョウ・ネギ・ヒル・ニラの五辛の入山を禁する意味。五辛は五葷(くん)ともいい、「不許葷酒入山門」「禁葷酒」のような結界石も含め、仏道修行の障害となる人や物の入山を禁止するもので、禅宗寺院の門前にあることが多い。岩谷洞へは児玉町小平から入るのが簡単。陣見山頂からは榎峠方面へ少し下った地点から下れる。谷間の杉林の中に、石垣と石仏だけが残る静寂の岩谷洞。奥の院の洞窟を含め、寺院跡には百観音の石仏や古い五輪塔、名号塔など、宗派や年代を超えたさまざまな石仏が林立している。

12821283 【独り言】急がば回れ 山登りで楽をしようとすると、ろくな事がありません。榎峠から陣見山への途中、車道から登り出す場所にあった「岩谷洞」の案内に従って山腹を巻く道に入りました。岩谷洞は確か沢の近くという以前に訪ねたときの印象がありましたから、分岐があるたびに下の道を選びました。これが裏目に出て引き帰すこと二度、三度目は我慢できず道がない雑木や杉林のなかをさまよい、谷底に石仏の姿を見つけて、どうにか岩谷洞に辿りつくことができました。昔なら「勘が当たった」ということでしょうが、体力のない今では身の程知らずの危ない行動でした。これも登りを嫌ったばかりの出来事で、やはり山では道ほど歩きやすいところはないと、改めて気付きました。それにしてもあの「岩谷洞」の看板はどう見ればよかったのか、いまだによく分りません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 石仏127不動山(埼玉) | トップ | 畑に行ってきました。 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。