偏平足

山の石仏を訪ねて放浪中。その折々に出会った石仏を案内。

石仏番外 アポイ岳(北海道)天之御中主神

2016年11月12日 | 登山

アポイ岳(あぽいだけ) 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)


【データ】アポイ岳 810メートル▼最寄駅 JR日高本線・様似巻駅(鵡川~様似關は災害で2015年1月より運休中。復旧の見通しはない。代行バスあり)▼登山口 北海道様似町平宇のアポイ岳ジオパークビジターセンター▼石仏なし 山頂の木祠、地図の赤丸印▼地図は国土地理ホームページより


【独り言1】小さい頃は島倉千代子の「♪風はひゅるひゅる~」、青年の頃は吉田拓郎の「♪~何もない春です」の襟裳岬がお気に入りでした。風が強く何もないその襟裳岬を訪ねるついでに登ったのがアポイ岳。登山口はアポイ山荘近くのビジターセンターです。登りだしてすぐ「王子製紙社有林」の大きな看板にビックリ。アポイ岳は製紙会社の敷地を歩かせもうらうということです。そういえば南アルプスの南半分は東海パルプの山で、この製紙会社の敷地は若い頃にあちこちと歩きまわりました。

 五合目の避難小屋までは山腹のトラバースで楽ですが、熊除けの鐘が不気味です。五合目から尾根の登り。七合目の上からは風が強い岩尾根になり、十勝の山や大平洋を見ながら登って「天之御中主神」を祀った木祠がある山頂です。天之御中主神は「古事記」に「八百万神に先駆け、最初に高天原に現れた神」と記されていると『日本の神々の辞典』(学習研究社)にありました。北海道開拓の村々ではこの神が祀られた例が多い、とも同書にありました。江戸時代から盛んになった神道思想と、明治になって山にもこの神が祀られた例は尾瀬の燧ヶ岳(福島)で案内しました。アポイ岳の木祠は東京の宝石関係の人たちが戦後に祀った社殿と、ビジターセンターの人の話です。
 山頂から襟裳岬がボンヤリ見えました。翌日訪ねた襟裳への道と岬は、唄の文句に違わない風景でした。



【独り言2】アポイは火が多くある山という意味だそうです。これは昔、鹿が捕れるようこの山頂に祭壇を設け、積んだ草に火をつけて火の玉とし、カムイ(アイヌの神)にお願いした結果、鹿が捕れるようになって山名になったという伝えからきているとか。登山の翌日(10月31日)でした。朝の5時40分ごろ山麓のアポイ山荘の湯船から、明るくなり始めた太平洋を眺めていたとき、東の空から西に飛ぶ緑色の大きな火の玉を見ました。流れ星にしては大きすぎ、飛行機が爆発したにしては煙も出ていない不思議な火の玉でした。これこそアポイの火の玉だったのでしょうか……。早朝のまだ頭がボンヤリしているときの湯船のなかでしたから、幻覚かまぼろしかも知れません。でも何かいいことがありそうな朝でした。
 この日の日高地方の天気予報は朝から雨。しかし朝から晴で、この日訪ねた襟裳岬も晴、様似の観音山でも曇りで、登山口にある寺・等澍院を見終わったら雨が降りだして、ラッキーなことが続きました。その日のネット情報で、同じような火の球(火球)が新潟から東北にかけて目撃されていることを知りました。〝火球〟という巨大な流れ星だそうです。

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10/31早朝の緑色の火の玉について (Aerospace News児玉)
2016-11-23 17:16:11
突然失礼します。私Aerospace Newsの児玉と申します。10/31早朝の緑色に輝く発光体について調べている中でこちらのブログにたどり着き拝見致しました。私達は主に航空・宇宙について調査・研究している非営利の民間の団体ですが、今回の緑色の発光体について、詳細な目撃情報を直接お会いして取材させていただける方を探しています。ネットには様々な目撃情報が載っていますが、それぞれが情報として不十分というのと、目撃者本人から直接お話いただき記入されたものでなければ研究の証拠として成立しないという経緯から、このような形でお願いをさせていただいている次第です。ブログ等は開設していないため、もしよろしければtownace-noah27.11@outlook.jpまでご連絡いただければ幸いです。突然で恐縮ではありますが、何卒ご検討いただきますようよろしくお願い申し上げます。

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