偏平足

山の石仏を訪ねて放浪中。その折々に出会った石仏を案内。

石仏688西桂・金峰山(山梨)忠魂碑、経王塔

2016年10月17日 | 登山

郡内・金峰山(きんぽうやま)忠魂碑(ちゅうこんひ)、経王塔(きょうおうとう)


【データ】 金峰山 871メートル▼最寄駅 富士急行線・三つ峠駅▼登山口 山梨県西桂町の三つ峠▼石仏 登山口、地図の赤丸印。青丸は浅間諏訪神社▼地図は国土地理ホームページより


【案内】 三つ峠駅から三ッ峠の道に入り、少し歩いて左に曲がると浅間諏訪神社。仏眼寺をすぎて右の山へ登る舗装された道が金峰山の登山口で、少し登ると大きな忠魂碑が立つ広場に出る。忠魂碑は国家のために尽くした人を記録した石碑。二基並ぶ忠魂碑の一つは日露戦争のもの、一つは太平洋戦争のものである。碑の前には平日なのに日の丸が掲揚されていた。日本では昔から〝旗日〟と称して祝日だけ国旗を掲揚してきた。それを見て育った古い人間の目には珍しく映った。もっともアメリカで、いつでもどこにでも星条旗がはためている光景を見てからは、国旗を大切にしなければと思うようになってはいた。


 忠魂碑から山道となり、歩きやすい手入れされた道が続く。富士も見える。しかしこの道は標高800あたりで北側に下ってしまうので、広い尾根を西の高みに向かって直進する。踏み跡はない。三角点があったらそこが金峰山の山頂で、石造物はない。展望もない。この尾根は三ッ峠へ通じていて、踏み跡も出てくる。しかしこの日は白糸ノ滝に行くべく、金峰山のさらに西の891ピークから南西に向って下降した。運良く殿入鉱泉の近くの堰堤に降りた。


【独り言】 経王塔 登山口の浅間諏訪神社で「経王塔」銘の石塔を見ました。「経王」はあまたある仏教の経典のなかでも最も尊い法華経・大般若経などをいう……と辞書には説明されています。ですから「経王塔」はこれらの経典を供養するために建てた石塔となります。造立は「寛政七竜集乙卯(1795)七月」とありました。「竜集(りょうしゅう)」も辞書から説明します。「竜は1年に1周する星の名、集は宿りの意味。年号の下につけ、下に干支を伴って記す語」。


 この地方には経典を供養する風があるのでしょう、三つ峠駅か一つ先の寿駅近くの福昌寺には「経王書石塔」がありました。こちらはお経を石に書いて埋めたうえに石塔を建てたものなのでしょう。同じような石塔に「一字一石塔」がありますが、これは三ッ峠の山中の一字一石塔で案内しました。

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