八王子城山(はちおうじしろやま) 衿羯羅童子(こんがらどうじ)
【データ】八王子城山 450メートル▼25000地図 八王子▼最寄駅 JR中央本線・高尾駅▼登山口 東京都八王子市元八王子町▼石仏 山頂したの霊神塔が立つ一角
【案内】戦国時代特有の山城があった八王子城山は、要塞だけに険しい山である。しかし、元八王子の福禅寺からの登山道は歩きやすい尾根に造られている。この道の上部に両手で蓮華を持つ優しい表情の童子石仏がある。この姿は、不動明王の脇侍として制吨迦童子とともに三尊形式で造られる衿羯羅童子に違いない。制吨迦童子は腕白小僧、衿羯羅童子はオドオドした姿に造られる。肝心の不動明王が見当たらないが、近くに行者の文字塔もあるので、この地に不動明王を祀った修行地があったものと思われる。
【独り言】山道を走ったりサイクリングしたり、高尾山一帯ではいろいろな人に 出会いますが、鳥に餌をやっている人に会ったときにはビックリしました。何か特別な技でもあるのかと見ていましたが、「誰にでもできる」というのにまたビックリ。勧められて、ヒマワリの種を手のひらにのせて上にかかげると、ほんとうに小鳥がやってきて、指先にチョンとまって餌をくわえていきました。山の中で鳥の声がする場所ならどこでも可能とか。思いがけない人と鳥の出会いに、心が癒やされました。