とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

作品群における目線の違和感--なぜ全てこちらを向いているのか

2017-08-13 10:21:40 | 映像作品
どうにも映像作品における違和感がある。

例えば、普通に群像劇を描くのであれば、人々があっちこっちの方向にいろんな表情の顔を向けているのが普通だとは思うのだが、作品や撮り方、あるいはポスターの作り方などによっては、全てこちらを向いている場合があって、これがどうにも違和感があるように思えてならない。

例)








違和感・・・があるように思うのだけれども、まあこれはこれでありかな。





一番違和感のあるのは、最近よく目にする、アニメ柄の美少女の音ゲーだとかあの辺で、笑顔で全員こっちをむいているのは、全員営業スマイルだろ! とか思うんですよ。実際のアイドルの裏っ方はもっとドロドロしていると思う。

まあ私が思うのは、映像作品と言うのは、人間心理の、理想的表層的なものではなく、真実をえぐりぬくべきだと思うのですよね。それが番宣やポスターであろうとも。ただそれでは数字が取れないというジレンマもあるが・・・


しかしまあ、そういう意味で、「登場人物全てこちらを向いています」と言うことを絵に描いてしまうのは、何も日本人だけの欠点ではなく、歴史的に鑑みてルネサンスの頃からやっていたように思う。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」では全員がテーブルの向こう側に登場人物が配置されており、テーブルのこちら側に座っている人間が一人もいない。その当時の克明な描写ではなく、あたかも観客のいる観劇を設定しているかのようだ。

あるいは「登場人物全て右か左を向いています」と言う風にレリーフを掘らざるを得なかったのは、エジプトの頃からの倣いであった。
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