サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

『横尾忠則に褒められたくて』

2017年05月14日 | 他の作品いろいろ

現在、町田市立国際版画美術館で開催中の「横尾忠則 HANGA JUNGLE」展。
今日はその関連イベントとして、女優の大和悠河さんと横尾さんの対談が行われました。
ワタクシ、行ってきました。

新作『横尾忠則に褒められたくて』を持って!

13時半開場のイベントに、10時半から整理券を配布するとのこと。
とは言え、事前予約だったため、すでに申し込みは締め切られており、単に円滑に入場するためだろうと高をくくって、それでも10時過ぎには着いたのですが、すでにそこには長い列、しかも8割方は女性っていう、さすが元宝塚トップスターと驚愕した次第。

僕の生理番号は、52番でした。まだまだ列は続いてます。。

 

さて、今回制作した『横尾忠則に褒められたくて』はリトグラフです。
刷りは、お世話さまの〈カワラボ!〉の、河原さんと平川さんにお願いしました。

“町田で取材し、町田で描き、町田で刷って、町田でお渡しする” 新作の「に・褒められたくて」です。
素晴らしい!
その趣旨は、版画美術館の学芸員の方々にもご理解いただけたので、今回は係の人に取り押さえられることもなく、スムーズに横尾さんの元へ。
とは言え、大和さんと会話されているところを割って入るわけにはいかないので「大和さんがお着替えされてる間でよければ」とマネージャーさん。
「いや、数分で結構ですので!」
でも、そう言った瞬間、頭が真っ白。ヤバい、時間がない!って。

今回は3種の紙に刷った中から選んでもらおうと考えてたんです。やることが多いの。
・オフホワイト(グレー)の、ファブリアーノ紙(伊)
・クリーム色の、アルシュ紙(仏)
・純白の、BFKリーブ(仏)
の3紙。
同じインクで刷った同じ絵でも、地の色によって全く違った見え方をするんです。
版画の面白味ってこういうところにあったりもするんで。せっかく版画美術館だし。
横尾さんがどれを選ぶかに興味があった。
僕はBFKはナイな〜って思ってて。この中で一番高価な紙なんですけど。
でも河原さんは「いいじゃん」って言う。
何を見せたいか、何を感じるかで選ぶ紙は違ってくる。

横尾さんが選んだのは、アルシュ紙でした。
「これが一番いいんじゃない?」って言ってた。

で、褒められたかって言うと… どうだろう?
褒められては、いませんね〜

パッ!とお見せした瞬間、笑ってました。
ご一緒された奥様曰く「スーパーリアリズムね!今日の日曜美術館みたいよ」と。
この日の日曜美術館ってば「見つめる眼 震える心 由一、劉生 ニッポンの写実画のゆくえ」っていう。
〈鮭〉の高橋由一、〈麗子像〉の岸田劉生ですね。…ほう、褒め言葉じゃん!

横尾さん「髪の毛が、最近ニュースになってる“アニサキス”みたいだな」って言ってました。

「で、何か書けって?」
「ハイ!お願いします!」

筆記具も3つ用意。鉛筆と筆ペンとマジック。横尾さんが選んだのは、マジックでした。
「マジックでいいだろう」と。

書いていただけた言葉、褒められてはいないんですけどね。でも、描けてよかった。渡せて良かった!
これはこの夏、ココ、町田市立国際版画美術館での展覧会で発表します。
とにもかくにも、新作『横尾忠則に褒められたくて』完成です。

横尾さん、ありがとうございました!

 

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