アマチュア無線局 JO1KVS

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QSO速度のバランス感覚

2009年11月02日 07時50分28秒 | アマチュア無線
 QSOの速度はバランスを取って変化させましょう、というお話し。

 速いQSOの代表はコンテスト、DXペディション。挨拶も名前もQTHも省略して、最低限のコールサインとRS(T)レポートのみ。テキパキと捌いていきます。交信は10秒~20秒くらいで終わります。とにかく交信成立が大切で、詳しいことはカード(またはサイト)を見てくれというものです。
 次は移動運用、お稼ぎ運用。名前とQTHと軽い挨拶、カード交換の約束が加わります。ちょっとした話題も加わりますが、この辺りはキー局側がペースメークします。数十秒から2分くらいの交信です。
 さらに、固定局さんに多い、天気、リグ、アンテナ程度の紹介が加わるパターン、数分から10分くらいの交信。
 あとは、何度も交信していたり、話題が盛り上がったときにロングQSO、ラグチューで、長いときは数時間に及ぶことも。

 厳密に区分する必要はありません。どれも立派な交信です。だいたいこんな感じかなというものです。
 大切なことは、呼ぶ側の局が相手の望んでいるレベルで応答出来ているか、さらに言えば、交信が終わるのを待っている人も納得できるレベルか、なんです。いわゆる空気を読む、というもの。

 猛パイルになっているときに、勝ち誇るようにのんびりやっている局をたまに聴きます。すでに送った内容、先方の言った情報を復唱して交信を長引かせる、そんなのはもってのほかです。相手のコールサイン、自局のコールサインは、送信の最初と最後に入れるのは正しいとは言え、ショートQSOの場合は交信全体のどこかに一回入っていれば十分です。丁寧な挨拶も大切ですが、適度にやりましょう。

 アマチュア無線が爆発的に増えた二十数十年前は、6mの移動運用でさえ猛パイルが発生し、コールサインとレポートしか言わない高速交信が行われることがありました。7メガはいつも混んでいますが、どんなに混んでいようがQTHと名前まで交わすのが伝統のようです。先日7メガでJD1からのCQが聞こえましたが、この局はきちんとしたペディション形式の交信をやっていました。なんだか新鮮でした。みんなそうしろ、とは言いませんが、それも出来る、対応できる局にはなっていただきたいと思います。スキルの幅を広げる(ひいては限りある周波数の有効利用)という意味で。
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