読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

踊る陰陽師―山科卿醒笑譚

2008-12-07 | 時代小説
踊る陰陽師―山科卿醒笑譚
岩井 三四二
文藝春秋

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『室町末期の、貧乏公家の山科言継と家来の大沢掃部助が、悩める男たちのために大活躍!? あちこちの揉め事に首を突っ込むが、事態はますますややこしいことに…。ユーモア時代小説。表題作など全5篇収録。 』

月ノ浦惣庄公事置書」の岩井 三四二である。
同じ室町末期、あちらは真面目に農民の生活を描き、こちらはユーモラスに貧乏公家の生活を描く。
遠景には信長などの戦国武将。でもあくまでも遠景。

題名から陰陽師が主役なのかと思ったのだけど、それは一編だけ。
主役は山科家の面々。
荘園制は崩壊し、公家の生活も楽ではない。
ユーモアとペーソスたっぷりになかなか面白い。

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月ノ浦惣庄公事置書

2008-06-29 | 歴史小説・歴史
月ノ浦惣庄公事置書 (文春文庫)
岩井 三四二
文藝春秋

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『室町時代の末。近江の湖北地方。隣村との土地をめぐる争いに公事(裁判)で決着をつけるべく京に上った月ノ浦惣庄の村民たち。領主や山門に足繁く通い、袖の下に銭をばらまき、勝訴に持ち込んだはずが思わぬ横やりが。背後には幼くして村を逐われた男の怨念が渦巻いていた―第十回松本清張賞受賞作。』

そもそも室町時代末という時代について書いた小説は少ないだろう。
しかも近江地方のさもない村の土地争いで、ヒーローが登場するわけでもない。
しかしながら、室町時代末期の土地の所有や年貢、公事(裁判)の様子など面白く読んだ。
そういう知識面での充足感は得られるが、人間についてはどれも中途半端で、深く掘り下げる紙数はなく(たぶん技術もなく)、目の付け所は面白いと思ったが、ベストセラー作家への道は遠いといわざるを得ない。
そんなものを目指してはいないのかもしれないが。

松本清張賞ってなんだろう?
これが一般的にイメージする松本清張の賞にふさわしいのかな。



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