net news くらしナビ・ライフスタイル 食品汚染、基準超えは0.1% (毎日新聞)
東京電力・福島第1原子力発電所の事故から5年半がたった。農水産物の放射性物質汚染はどうなっているのだろう。事故直後は米や牛肉からセシウムが検出されたが、対策が進み、今は野生の山菜や獣肉などに限られるまでになった。今後は、膨大な検査体制の見直しが議論になりそうだ。
●続くセシウム検査
野菜や肉など食品の放射性セシウムの基準値は1キロあたり100ベクレル。国民の安心感に配慮して定められた数値で、欧州連合(EU)の10倍以上も厳しく、2012年4月から適用されている。
国は原発事故後、静岡県以東の17都県の主だった農産物や魚介類を、一部抽出して検査している。農林水産省によると、昨年度1年間で26万538品目が検査され、99%の農産物が25ベクレル以下だった。セシウムが基準を超えたのは0・1%の264品目だった。このうち98%にあたる259品目は野生のキノコや獣肉、淡水魚など。「管理困難品目」と呼ばれる、人為的な管理が難しいものだった。
残る5品目は人が育てた農産物で、内訳は米2件(福島県)▽大豆2件(福島県)▽そば1件(岩手県)だった。米の2件は福島県内の耕作放棄地でたまたま自家用に栽培されたものだった。消費者の不安に応えるため福島県内の米は全袋検査されており、基準超えの商品が出荷されることはない。
農水省によると、カリウム肥料をたっぷりと与えたところでは、セシウムの吸収が抑えられることが分かっている。大豆とそばの基準超えはカリウム肥料の不足と分かった。いずれも市場へは出荷されていない。このほか干し柿など加工品が15点基準を超えた。
汚染水の流出もあり、消費者の不安が大きい海の魚類。福島県沿岸は操業自粛が続くが、沖合ではヒラメやマダラなどが漁獲されている。震災当初は基準超えが6〜16%もあったが、昨年はゼロになった。ただ、川で育つイワナやウグイなど淡水魚は、依然として基準超えが目立つ。除染していない山林から雨のたびに放射性物質が流れ出すためで、昨年は福島や栃木、宮城県など5県で最大240ベクレルが検出され、注意が必要だ。
事故後、牛がセシウムに汚染された稲わらを食べたため肉牛の基準超えが相次ぎ、牛肉は5年前から17都県で全頭検査が続く。だが過去3年間で基準を超えた例はない。
骨にたまりやすくがんなどの恐れがあるとされる放射性のストロンチウム90は、2品目で検出された。濃度は1キロあたり0・035ベクレルと0・05ベクレルで震災前と同程度だった。
●費用に40億円
検査費用は17都県合わせ累計で約40億円かかった。農水省食品安全政策課は「野菜やイモ類は99・99%が25ベクレル以下になっている。これまで通り栽培管理をしっかりと続ければ、検査を縮小してもよい農産物があるはずだ」と述べ、検査体制の見直しが必要との見方を示した。
今月上旬、東京都内であったシンポジウム「食品中の放射性物質に対する取組と検査のあり方を考える」(消費者庁など主催)では、今後の検査体制が話し合われた。消費者団体から「検査結果は国民の安心につながる」と継続を求める声が出た一方、「セシウムのリスクは極めて低い。もっとリスクの高い病原菌汚染対策などに金を使うほうがよい」との意見も出た。
●特定産地、風評なお
特定の産地の風評が続いていることも報告された。パネリストとして登壇した栃木県矢板市のシイタケ栽培生産者、君嶋治さん(65)は「いまも風評被害に苦しんでいる」と訴えた。震災前は約10万本の原木でシイタケを栽培していたが、震災後は全原木を廃棄、新たに九州から原木を仕入れた。現在は約5万本で年間約7〜8トンを出荷している。セシウムは5ベクレル前後しか検出されないが、出荷価格が安いことが悩みだ。「栃木産というだけで市場では他産地の半値程度になってしまう。なるべく直売所など相対取引で売る努力をしている」と風評の払拭(ふっしょく)に消費者の理解を求めた。
シンポに参加したNPO法人「食の安全と安心を科学する会」の山崎毅理事長は「牛の全頭検査はどう見てもやり過ぎだ。検査対象を縮小しても牛肉のリスクは変わらない」と話し、今後は実態に合ったモニタリング検査で十分だと強調した。
個々の食物はともかく、日常の食事全体に含まれるセシウムの被ばく量はどれくらいなのか。厚生労働省は昨年9〜10月、福島、岩手、東京など13都道府県のスーパーで米、野菜や魚など210品目の食品を購入、国民が平均的に食べている各食品から受けるセシウムの年間被ばく量を計算した。
結果は福島で0・0009〜0・0015ミリシーベルト、他都道府県は0・0006〜0・0012ミリシーベルト。差はほとんどなかった。これらセシウムの被ばく量は、食品の基準値の設定根拠となっている年間1ミリシーベルトの1000分の1前後だ。厚労省は「食事全体から受けるセシウムのリスクは極めて小さい」としている。【小島正美】
政府、東北、県など、更にテレビ業界、新聞業界は福島県、東北支援。
歌手、タレントなどの芸能人も福島県、東北支援。
福島産農産物、水産物が、売り上げトップになったと聞かない。
みんな立場上でのことだね。
歌手、タレントなどの芸能人については、ボランティア、支援というなの営業活動だから。
政府、東北、県職員、福島県、テレビ業界勤務の人、新聞業界の人、歌手、タレント等が実際に福島産、東北産の農産物、水産物を購入して消費しているか、疑問だね。
週刊文春、週刊新潮などが実態を記事にしてほしいね。
以前タレント・マリエが本音を語って芸能界から干されたね。
震災直後、有名人たちの支援活動に対して「くだらね、世の中チャリティ産業かよ!? 」
その通り、産業化して高額な収入だからね。
ビートたけしがラジオ番組で「ヨダレ垂らした芸能人どもがめちゃくちゃ高いギャラ稼ぐくせに、これ以上貧乏人から金巻きあげんな」と吠えたこともあった。04年にチャリティマラソンランナーを務めた杉田かおるは「思ったより少なかった」としながらもギャラを貰ったことを公言しており、91年に司会を務めた帰国子女の西田ひかるが「日本のチャリティ番組は出演料が出るんだ…」と驚いたという話も有名だ。
ジャズのサックス奏者・矢野沙織も福島産農産物を本音トークしたところ、マスコミから批判されて謝罪し、それ以後マスコミは無視だしね。
SMAPも東北支援、金銭だけの支援かな、東北産、福島産の農産物を購入して食している?