東電OL殺人事件、佐野眞一
新潮社
2000年7月20日、8刷
1800円+税
第1部 堕落への道(迷宮;幻聴 ほか)
第2部 ネパール横断(山嶺;公判 ほか)
第3部 法廷の闇(目撃;実検 ほか)
第4部 黒いヒロイン(求刑;結審 ほか)
〇筆者の思い込みが多すぎる。
冤罪かどうかは別にして、被害者に興味津々。
精神が病んでいたのか。
ファッション・ホテルの壁などに糞を塗りつける被害者の奇妙な行動は、何だろう。
その後、報道がない。
佐野眞一『東電OL症候群』(新潮社、2003年)を探すが、見当たらない。
〇東電OL殺人事件~1997年3月19日、東京都渋谷区円山町井の頭線の神泉駅に近いアパート「喜寿荘」の一室で、渡邊泰子(39歳)の遺体が発見された殺人事件。被害者の女性が東京電力の社員であったのでこの名が付けられた。
被害者の女性は、慶應義塾大学経済学部を卒業し、東京電力に初の女性総合職として入社した30代のエリート社員だったが、円山町付近で街頭に立って客を勧誘し、売春を行っていたことが捜査によって判明する。昼間は幹部社員、夜は売春婦人と全く別の顔を持っていた。
1997年5月20日、警視庁は殺害現場の隣のビルに住んでいた外国人ネパール人男性をこの事件の実行犯として逮捕した。
2000年4月14日、東京地方裁判所で無罪判決。
2000年4月18日、検察官が控訴し、2000年12月22日、東京高等裁判所では無期懲役の判決。
2003年10月20日、最高裁判所で男性の上告が棄却され判決が確定。
2005年3月24日、男性は獄中から東京高裁に再審を請求し、係属中。
詳しくは、知りたい方は下記のサイトを参照。
あやしい探検隊焚火酔虎伝、椎名誠
山と渓谷社
1995年9月25日、初版第1刷
1500円
ブックオフ価格108円
メコン・黄金水道をゆく、椎名誠
集英社
2004年12月20日、第1刷発行
定価(本体1700円+税)
ブックオフ価格108円