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封神演義 第20部 殷王朝滅亡 藤崎竜 2000年6月7日 集英社

2015-07-21 04:18:09 | 封神演義
王朝、約七百年にわたる長き歴史が今、終わりを告げる。朝歌へ突入した武王により、紂王が討たれ周が興された。だがそれが真の"封神計画"の始まりだった!太公望を待ち受けるまだ見ぬ最強の敵とは・・・!?
裏表紙より。
いよいよ始まる最終章。



第170回 黄家の血①―天化のゼルプスト―
・・・ゼルプスト?
元型-Wikipedia
自己(ゼルプスト)- 心全体の中心であり、心の発達や変容作用の根源的な原点となる元型。宗教的には「神の刻印」とも見做される。
『神の刻印』だなんて、「封神」演義というタイトル的に不吉な単語だな・・・。


黄天化 スース・・・すまねぇさ
 俺っちはやっぱ朝歌へ行く!

 俺っちにはもう・・・
 時間がねぇさ!!!
太公望の策(人間が最初に朝歌入りする)を理解しつつも、黄天化は1人で朝歌へ向かう。

黄天化の回想。
黄天化 俺っちは小さい頃からオヤジや聞太師のデカい背中を見て育った
 いつかああなりたいって憧れを抱きながら・・・
黄飛虎「天化!いつか俺を越えろよ!!」
 「それが親孝行ってもんだ!!」
hmhm・・・

そんなある日のことでした。
黄天化「だっ・・・」
 「誰さっ!!!」
道徳「私の名は道徳真君だっ!!!」
 「キミ・どうだい!?私のとこでスポーツマンシップを学ぶつもりはないかっ!!?」
黄天化「何者さあーた!!!」
道徳「仙人だっ!!!」
スカウトはいいけどなんで壁壊した?
『スポォォツ』じゃねーよwww


黄天化 でも俺っちは正直道士になる事に少しためらいがあった
 オヤジのように天然道士として人間界にとどまりたい気持ちと
 聞太師のように宝貝を手に入れオヤジの力になりたい気持ちが揺れて・・・
10歳そこそこで進路選択。
黄家は名門だから尚更難しかったに・・・次男だからその辺は大丈夫か?
結局『俺を越えろ!!』という黄飛虎の言葉に、仙界入りを決意したのでありました。

そしてそれから色々ありまして・・・
黄天化 オヤジは死んだ
 そこから俺っちは方向性を見失う・・・
 これから誰のために何のために戦えばいい?
 俺っちは宝貝人間や楊戩さんの様に純粋に人間界や仙人界のためにゃ戦えねぇ
 オヤジを越えてオヤジに認められる事が俺っちの目指したものだったから・・・
そして悩んだ末に「父の理想を引き継ぐ」という答えを出した黄天化。
しかしは・・・

黄天化 だがもう時間がねぇ・・・・・
 紂王との戦いで腹の傷は・・・
 せめて俺っちの手で紂王を・・・!
 それがオヤジを越えたって証さ!!
天化・・・

こうして、黄天化は朝歌の目前までやってきました。
が、そこには・・・
太公望「おぅ天化!」
 「遅かったのう!」
 「待ちくたびれたぞ!!」
黄天化「スース・・・」
天化の行動を読んでいた太公望。


太公望「今勝手な行動をとるのであればおぬしはただの反逆者!!」
 「見過ごすわけにはゆかぬ!!!」
黄天化「・・・・・・・・・・・・」
太公望対黄天化・・・だと・・・?で次回。



第171回 黄家の血②―三番目の王天君―

太公望「仙道が紂王を倒したら人間の立場はどうなる?」
 「あくまで人間が紂王を倒さねば無意味なのだ!!」
 「――ではなくては妲己に操られておった殷と何のかわりがあろう!?」
・・・まさしく。

黄天化「スース・・・・・・」
 「わかってくれよスース!!!」
黄天化「このまま体中の血が流れて死ぬのはだめだ!!」
 「戦って何かを残して死にてぇんだよ!!!」
うう・・・天化さーん・・・
太公望だって天化の気持ちはわかっているはず。
ちょっとくらいいいじゃないっスか。ちょっと紂王ぶった斬ってくるだけっスから。


太公望「甘ったれるなよ天化!!」
 「おぬしはわしにぜったい・・・」
 「勝てぬ!!!」
今までの太公望の戦闘シーンでもトップクラスな場面。
「倒す(殺す)」ためじゃなくて「止める」ための戦いだからかな。
いつものオフザケが入る余地は全く無い。

あとは太極図で莫邪の宝剣を無効化すればおしまいだーね・・・
???「おやおや仲間割れかよ?」
 「世も末だな」
太公望「!!!」
この演出はもしかしなくても・・・


王天君「行かせてやりゃあいいじゃねぇか」
 「遅かれ早かれどうせ殷は滅ぶんだからよぉ」
太公望・四不象「王天君!!!」
「不健康な子供」デター!

天化を攫う王天君。。
王天君「こうしておめぇの理想はもろくも崩れさるってわけだ!!!」
 「ハハハハハ・・・ハハ・・・ハ・・・ハハ・・・・・・ハ!!」

太公望「行くぞスープー!天化はおそらく禁城におる!!」
四不象「急ぐっスよ御主人!!!」
ksg。
急ぐんだ四不象!

一方、飛ばされた天化の前には・・・
紂王「もう何年前になるのか・・・」
 「予はここで武成王と戦った事がある」
黄天化「紂王・・・・・・」
 「紂王さ?」
年相応(50くらい?)の姿になった紂王。
その武成王の息子である天化に剣を渡す。

紂王「さぁ・・・予と戦うがよい!!」
 「若き道士よ!!!」
黄天化対紂王・・・で次回。



第172回 黄家の血③―天化封神―
あーわかりやすいなー。
そっかー天化さんが紂王を封神するんだネ!
ケガのハンデがあったって天化さんが負けるはずないもんネ。


紂王「来い!」
 「聞仲仕込みの剣技を見せてくれる!!」
黄天化「それが何さっ!!」
 「こっちにゃあ武成王黄飛虎の血が流れてらぁっ!!!」
怪物化はできなくても、身のこなしはまだ黄飛虎と戦ったとき程度には動ける紂王。
黄天化「絶対負けねぇさっ!!!」
紂王「やってみよ武成王の子よ!!!」
紂王、なんとなく楽しそうだなぁ・・・。

そして決着の時は訪れる。
紂王「勝敗など戦いの前から決していたのだ・・・」
 「予には・・・」
 「予にはもう戦ってまで守るものがないのだから・・・」
紂王・・・


黄天化「感謝するさ紂王・・・」
 「俺っちの最後の相手になってくれてよ・・・」
 「――でもあーたの首を切るのは俺っちじゃねーのさ・・・」
 「後はスースに・・・」
 「太公望師叔に全部任せるよ・・・」
紂王でなくとも聞きたくなる、それでいいのか黄天化。

黄天化「いいさ・・・」
 「俺っちにももう戦う理由がねぇから・・・」
・・・・・・







殷の兵士「わわ・・・我が家は代々いいいい・・・殷王家に仕え・・・・・・」
 「ゆえにちゅ紂王様に・・・はは反逆するもももも者は・・・・・・」
なん・・・だと・・・


四不象「あっ!!御主人あそこっス!!!」
太公望「!!」
 「天化!!!」



嘘だッ!!!



第173回 殷王朝滅亡

武王「朝歌のみなさーーーーーん!!!」
 「武王デーーっす!!!」
 「誰か聞いてたら開けてくんねーでしょーか!?」
武王及び周軍、朝歌へ突入。


楊戩「いました!」
 「四不象の下です!!」

 「太公望師叔!天化くんは・・・」
 「!」
・・・周りへの配慮、武王が男前過ぎる。

武王と紂王は民の前に姿を現す。
武王「悪ぃな」
 「最後に望みはねぇか」
(首を振る紂王)
紂王 最後に会いたい者たちはみんないなくなった
 姜氏わが子たち聞仲・・・・・・
 そして・・・・・・
 誰も信じはすまいが
 誘惑が切れた今でも・・・
 予は妲己を・・・・・・

武王「戦は終わったぜ!!!」
 「周の勝利だ!!!」
太公望「終わった・・・」
 「わしも真っ白になりそうだ・・・」

王天君「クククク・・・」

ナレーション こうして700年30代続いた殷は滅亡した
 紀元前11世紀後半春――――周の時代のはじまりである
そしてここからが真の封神計画・・・!で次回。



第174回 歴史の道標三―予兆―

申公豹「黒点虎から聞いて驚きましたよ太上老君」
 「あなたが目覚めるとは・・・何か事件でも?」
太上老君「夢が・・・・・・」
 「なくなったんだよ・・・・・・」
【衝撃】太上老君は寝るのも仕事の内だった!!


さて、革命が無事終わった朝歌では・・・
邑姜「武王!王の仕事とはかようにジミなものがほとんど・・・」
 「華々しいものは極めてわずか0.1%ぐらいのものなのです!!」
 「それをご理解なさって下さいませ!!」
周公旦「その通りです小兄様!」
武王「はっ!!!」
周公旦「生前の父上も毎日雑務をこなしておりましたよ!!」
武王「旦!!」
せめて、せめて腹の傷が治るまでは加減してあげて・・・!

それでも人間の人間による人間のための国造りが始まったことは間違いない。
太公望「もう人間界に仙道は必要ない」

四不象 その日のうちに全仙道に御主人から通達があったっス
太公望は仙道の撤収を決意・指示するのでありました。

しかし四不象には1つ気になる事が・・・
四不象「でも御主人・・・」
 「天祥くんはどうする気っスか?」
・・・天祥だって?

四不象 天祥くんはお父さんもお母さんも叔母さんもお兄さんも亡くしたっス
 そのショックで自閉ぎみになってるっスよ
うーむ・・・ことごとく身内を亡くしてるなぁ。

そんな天祥に声をかけたのは哪吒。
哪吒「安心しろ」
 「オレがおまえを育ててやる」
天祥「どーせ・・・」
 「どーせみんな死んじゃうんだ」
 「どーせ哪吒にーちゃんもたいこーぼーもみんなみんなボクを置いて死んじゃうくせに!!!」
 「だったら誰もいらないよっ!!!」
哪吒「オレは死なん!!!

 「足がもげても歳をとっても死なんからな」
 「そうだろう?」
これは・・・カッコよすぎるやろー。
死亡フラグ・・・?
ああ、そんなものクラッシャー・哪吒には関係無いね!


朝歌にいた仙道たちは武王たちとお別れの挨拶。
武王「でもよ!」
 「これが今生の別れってわけでもねぇよな!」
太公望「うむ!」

うーん爽やかなシーンだなー・・・


韋護「うっ!!」
蟬玉「あらどーしたの韋護?」
韋護「な・・・何かが・・・恐ろしい何かが来る!!!」
なぬっ!?
一体なにごt

雲霄「太公望さまーーっ!!!」
みんな「ギャアア!!!」

太公望「な・・・何事だビーナス・・・」
雲霄「太公望さま」
 「重大な秘密が判明したので飛んできましたの・・・」
 「あなたのもとへ!!!」
VOOOOMで次回。



第175回 歴史の道標四―BLACK BOX―

雲霄 金鰲島と崑崙山の落下地点・・・
 そこから私たちはある重要なブツを発見いたしました
 頑丈なまっ黒い箱・・・
 それは金鰲島の全データが入ったブラックボックスだったのです!!
そこから雲霄たちが得た重大な秘密・・・
仙界大戦のとき、聞仲が向かっていた場所とは!?

雲霄「それすなわち金鰲島・崑崙山に続く・・・・・・」
 「第三の島の存在ですわっ!!」
ナ、ナンダッテー!?

同刻、羌族の村で話していた申公豹と太上老君。
申公豹「そこには確実に女媧もいますね」
太上老君「キミも行くつもりかい申公豹?」
申公豹「勿論です」
 「女媧のやっている事は私の美学に反しますからね」
集え仙道たち・・・目標は第三の島だ!



第176回 歴史の道標五―第三の島・蓬莱島―

妲己「あらん・・・」
 「お久しぶりですわん♡」
 「女媧さまん♡」

 「現在の状況をお知らせしますわん♡」
第三の島の内部にて妲己ちゃんは仙道の様子を女媧に報告。


女媧「おまえ達でけちらせ・・・」
 「私が手を下すまでもない・・・」
 「ただしそのための力は与えておく」
ほうほう。
何してくれるんです?

女媧「妖怪数体におまえ達と「同等の力」を与えた」

 「では・・・」
 「何かあったらまた呼べ」
妲己ちゃんと『同等の力』・・・だと・・・。
本気で驚く妲己ちゃんが見れたからgjと言っておこう。
女媧よ、ほめてつかわす。


一方、第三の島に向けて出発の準備を進める太公望たち。
太公望「よいか皆の者」
 「敵は妲己と歴史の道標・女媧だ!」
 「今回は今まで以上に激しい戦いとなろう」
 「ゆえに強制はせぬ!」
 「腕に自信のある者だけ夜明けまでに崑崙山2に乗り込め!!」
ま、いつものメンツは参加っしょ・・・


竜吉公主「・・・・・・元始天尊」
 「おぬしは行けぬか・・・」
元始天尊「聞仲との戦いで傷ついたわしに出る幕はない・・・」
む、ジジイは不参加か。
なんだよ無責任だなー、
せめてついてきて見守るって考えはないのかね・・・


竜吉公主「ならば」
 「おぬしが代わりに私が盤古幡を使い太公望の力となろう」
元始天尊「・・・・・・・・・」
 「たのむ!」

竜吉公主「う・・・・・・」
元始天尊「盤古幡もおぬしを主と認めたようじゃ」
 「純血の仙女よ」
・・・・・・ジジイ、gj!
おk、そういうことか!
うんうん、よくわかった!
ついてこなくていいよジジイ!


太公望「この戦いは勝ち負け以上に重大な何かをわしにもたらす気がする」
 「運命的な何かを・・・」
太公望「行くぞみんな!!」
 「崑崙山2発進!!!」
何かが起こりそうな予感とともに、第三の島を目指し発進!!!・・・で次回。



閑話02 崑崙山2 爆裂4連発!!!

四不象「・・・・・・・・・・・・」
 「太乙さん大丈夫っスか?」
太乙「な・・・なんとか・・・」
 「この崑崙山2は扱いが難しいから私にしかコントロールできない・・・」
 「がんばらないと・・・」
太乙、あんたこの頃仕事しすぎやで。
生き残った「十ニ仙」として、責任を感じてるんだろうなぁ・・・
どっかの赤ん坊と違って

そんな太乙を襲う数々の『悲劇』の結末は・・・
太公望「太乙!!!」
 「どうしたというのだ!!?」
四不象「御主人大変っス!!!」
 「太乙さんが・・・・・・・・・」
太公望・竜吉公主「!!!」
李靖・神鷹・碧霄・・・まったくおまえら!
gj!!!



第177回 歴史の道標六―ワープゾーン―

太乙「あれは目に見えるバリアさ」
 「中にあるモノを護っている薄いカラにすぎない」
 「中には・・・ちょっと待って・・・」
 「空間の歪み・・・ワープゾーンがあるみたいだね」
第三の島の正体はワープゾーンか。

そいじゃサクッと通天砲でバリアをぶっ壊してワープしようず・・・
太乙「はっ・・・はじいた!!!」
太公望「何と・・・」
ええっ!?
通天砲が通用しないんじゃバリアは壊せないじゃないっスか!


申公豹「パワーが足りないのですよ」
雷公鞭ktkr!
まともに使うのは1巻以来(他は3巻あたりで使いかけたくらい)。

あっさりバリアを粉砕。
太乙「信じられない」
 「通天砲の倍以上の力を出しなお余裕がある」
やはり最強か・・・!


そしてみんなで「妲己ちゃん島(仮)」にワープ!
太乙「たっ・・・太公望っ!!!」
 「私たちは来た事ないトコにいるぞ!!!」
太公望「何を当たり前な・・・おぬしついにイカ・・・・・・」
太乙「私は正常だっ!!!」
 「ここは・・・」
 「ここは・・・」
 「宇宙かもしんない」
21巻では宇宙戦争編に突入!・・・嘘です。





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